「みんな楽しそうに生きているのに、どうして自分はこんなに毎日が面白くないんだろう...」といった悩みを抱えながら日々を過ごしている人は意外に多いものです。
「怒られるとすぐ落ち込むし、なかなか立ち直れない。メンタルが弱すぎる自分をどうにかしたい...」そんな風に感じている人もいるでしょう。
そこで今回は、メンタルが弱すぎる・どうしても生きづらいと感じてしまう自分を変える方法について、いろいろな角度から解説していきます。
目次
どうして強くなれない?メンタルが弱すぎる理由
「メンタルが弱すぎるのは自分のせいではない...」「気がついたらこうなっていたんだから仕方がない」と思うかもしれません。
しかし、実はメンタルが弱い自分を作ったのは、他でもない自分自身なのです。では、なぜメンタルが弱すぎる自分になってしまったのか、その理由を探っていくことにしましょう。
人に合わせてばかりで自分の意見がない
メンタルが弱いのは周りのせいでも、環境のせいでもありません。自分で自分自身を導いてきた結果です。
人間関係に波風を立てるのを嫌って人に合わせてばかり、自分の意見を主張しないことも、「メンタルが弱すぎる自分」を形づくる大きな要素になっています。
人に流されてばかりいるからこそ、いざという時にどうすれば良いか分からなくなってパニックに陥り、失敗してさらに大きく自己評価を下げ、ますますメンタルの弱体化をまねくのです。
考えているばかりで実際に行動しない
どれだけ悩んでも、解決策を見出そうとして考え抜いても、実際に行動しなければ物事は良い方にも悪い方にも変わることはありません。
メンタルが弱すぎる人は悩むのは得意ですが、行動するのは不得意ですから、どこかで行動を起こして悩みを断ち切らない限り、永遠に悩み続けることになります。
また、悩むことが生活の一部のようになってしまっている場合もあります。メンタルが弱すぎる理由のひとつは、自分の「悩みグセ」にあるのだということを理解しておきましょう。
「自分にはできない」とすぐにあきらめる
メンタルが弱すぎる人は失敗することを極度に怖がる傾向があります。うまくいかなかったら恥ずかしい・笑われるかもしれない・立ち直れないかもしれないといった気持ちが働くのでしょう。
こうした消極的な姿勢は、メンタルをどんどん弱くしていきます。「自分にはできない」と、チャレンジする前からあきらめてしまうことによって、自分で弱すぎるメンタルを作り上げていくのです。
失敗することで初めて分かることもあります。向き・不向きを知るきっかけにもなります。自分はメンタルが弱すぎると感じている人は、もっとチャレンジ精神を養っていく必要があるのかもしれません。
自分を変えたい!弱すぎるメンタルを鍛える方法
すぐに落ち込む、何かあるとすぐに傷ついて立ち直るまでに時間がかかってしまう...それが悪いことではないと分かっていても、「そんな自分を変えたい」と、強く思うことがあるでしょう。
では次に、弱すぎるメンタルを鍛える方法について、考えていきましょう。
他人と自分を比べても無意味だと知る
「自分のメンタルは弱すぎる」と感じる人のほとんどは、他人と自分を比較して、ますます落ち込み・自分を嫌いになっていく傾向があります。
しかし本来、他人と自分を比べることに意味はありません。なぜなら、他人と自分では生い立ちから生きてきた過程に至るまで、すべてが異なっているからです。
ですから、本当の比較対象は「他人」ではなく「自分」であるべきなのです。昔に比べて自分はどう変化したかを比較することで、メンタルが弱すぎることの原因が明らかになるかもしれません。
まずは、弱すぎるメンタルを鍛える第一歩として、「過去の自分を振り返り、今の自分と照らし合わせてみる」ということを実践してみましょう。
自分を自分で「認める・褒める」習慣をつける
メンタルが弱すぎる人は、「どうせ」「ダメだ」「自分なんて」といった、自分を否定するような言葉ばかり使いたがります。自分のことを信じていないし、信じても意味がないと思っているのです。
しかし、メンタルの弱さを克服するためには、自分自身をもっと好きになる・認めてあげる必要があります。どんな小さなことでも構いません。何かを達成したら自分を思いきり褒めてあげましょう。
今日はいつもより早起きができた、仕事がとてもはかどった、勉強中に集中力が途切れなかった、料理が上手に作れたなど、どんなことでもOKです。
自分を褒める=自己肯定の気持ちが大きくなればなるほど、弱すぎるメンタルから卒業できる日は近づきます。慣れなくて最初は少し難しく感じるかもしれませんが、ぜひトライしてみてください。
「ま、いっか」を口ぐせにする
メンタルが弱すぎることでいつまでも物事をクヨクヨと悩み、「問題が解決しない限りぜったいに前に進めない」と、考えてしまう場合は、「考えすぎない」クセをつけましょう。
またモヤモヤしているな、同じことを何度も考えては悩んで...をくり返しているなと感じたら、「ま、いっか」と、口に出して言ってみましょう。
あなたが「とても重要だ」と思っている悩みは、実は生きていくうえで大した問題ではないことも多いのです。悩みを「解決しなければ」と自分を追いつめるのではなく、悩みを手放すことを考えてみましょう。
メンタルが弱すぎるのは悪いことではない
一般的に、メンタルが弱いというと、打たれ弱い・すぐに挫折する・成功しないといった印象を抱くことが多いかもしれません。
しかし、少し考え方・見方を変えてみると、メンタルが弱すぎることは決して悪い面ばかりではないのだということに気がつきます。
感受性が豊かである証拠
「引っ込み思案でメンタルが弱すぎると感じてしまう」この部分だけを切り取って見ると、とてもマイナスの印象を受けてしまいます。
しかし、メンタルが弱すぎるということは、外からの刺激をたくさん自分の中に受け入れて、感じ取る能力に優れているということが言えます。
物事をいろいろな角度から捉えることができるため、人にはない独自のセンスを発揮して芸術面で能力を開花させる人が多いのも特徴です。
他人の気持ちに敏感で人に優しくできる
メンタルが弱すぎるということは、自分の気持ちと同じかそれ以上に他人の気持ちに敏感であるということのあらわれです。人に優しくすることで、自分自身にも優しくすることができます。
ですから、メンタルが弱すぎるからといって必ずしも「自分はダメだ」「他人より劣っている」と、つらく感じる必要はないのです。
メンタルは人よりも少し弱いかもしれないけれど、自分には「人の気持ちに寄り添える温かい心があるんだ」ということを忘れないでください。
自分の心を守るためのセンサーがしっかり機能している
「自分の心が壊れてしまわないように、自分の心を守るためのセンサーがきちんと機能している」というのも、メンタルが弱すぎる人によくある特徴です。
人から傷つけられたとき、自信を失うような出来事が起きたとき、人はどうにかして自分の心を守ろうとします。メンタルが弱い人は、傷がこれ以上大きくならないように、いち早く危険を察知して対処できるのです。
それは「逃避」ではないのかと言う人がいるかもしれませんが、メンタルが弱すぎる人にとってそれは自己防衛策以外の何物でもありません。
自分の心を守るため、これからも一生懸命に生きていくために必要不可欠な能力と言っても良いのです。
弱すぎるメンタルを鍛えて生きづらい人生から脱出しよう!
メンタルが弱すぎる・どうしても生きづらいと感じてしまう自分を変える方法について、いろいろな角度から解説してきました。
弱すぎるメンタルは、自分の心がけ次第でいくらでも改善することができます。ぜひ自分の「心のクセ」を知り、弱すぎるメンタルを少しずつ強化していきましょう。