人にものを上げる心理とは?プレゼント好きな人に困った時の対処法。

友人や知人などから物をもらって困ってしまったことはありませんか?欲しい物ならよいですが、使わない物を無理やりあげようとしてこられるとありがた迷惑ですよね。

相手に何と言って断ればよいのかわからずあいまいなままにしていると、相手はエスカレートし、あれもこれもといらない物ばかり押し付けられるようになってしまいます。そんなことになる前に早めの対策が必要なのです。

そこで今回は、人に物をあげる心理とその対処法についてご紹介します。現在困っている方はぜひ参考にしてみてください。

人に物をあげる心理とは?

人に物をあげる心理にはどのような物があるのでしょうか。人に物をあげるというのは、相手が欲しい物をプレゼントし相手を喜ばせたいという気持ちがあるというのが一般的でしょう。

しかし、世の中には相手が迷惑に思う物をあげる人がいます。欲しいと言っていないのにいいものをくれる人もおり、断り方やお返しの仕方に困ってしまうということは少なくありません。

また、賞味期限が近い食料、手作りのお菓子や手料理、古着、使わなくなった子供用品など、なぜ処分しないのかという物を善意であげようとしてくる人もいるのです。

このような人には独特の心理があります。今回は、このように迷惑な物をくれる人特有の心理についてご紹介していきます。

相手に気に入られたい

グループ内で地位の低い人が自分より地位の高い人に物をあげる場合は、相手に気に入られたいという心理が働いていると考えられます。

物をあげて相手に気に入られることで、グループ内での自分の地位を高めようという狙いがあるのです。また、グループ内で自分が何か失敗をしてしまったとき、かばってくれる人がほしいという気持ちもあります。

仕事ができない人は一生懸命仕事に打ち込むことで汚名返上したいと考えるのが普通でしょう。しかし、お菓子などを職場で定期的に配ることにより同僚や上司に認められようとする人もいるのです。

このような人は物をあげるということが気に入られる方法だと思っているので、相手も物をもらって嬉しいはずと思い込んでいます。さらに、このような人から物をもらい続けると、相手は「自分は気に入られた」と誤解してしまいますので注意が必要です。

コミュニケーション方法のひとつとして

コミュニケーション方法のひとつとして物をあげるということもあります。物をあげることがきっかけで相手との会話が生まれ、その後もその相手と付き合いができるのではないかという心理です。

例えば、近所の人たちにやたらと物をくれる人がいます。食べきれない果物、野菜などを近所に配ったことがあるという人は少なくないと思われますし、そのようなことであれば迷惑行為にはならないでしょう。

しかし、明らかな不用品を度々押し付けてくるという人は、このように会話の糸口として物をあげようとしていると考えられます。

物をあげると、後日「どうだった?」「試してみた?」「気に入ったのならまたあげるよ」などと言えますし、その人にとっては物をあげることこそがコミュニケーション方法なのです。

また、物をくれる人というイメージをつけることで周りから頼られたり、話しかけられたりするだろうと期待もしています。そのため、このような人が物をくれようとしたときに断ると怒ってしまうケースが多いと考えられるでしょう。

余り物を処分したい

子供服のお古や賞味期限がぎりぎりの食料など、家にある余り物を処分したいとき、人にあげようと考える人もいます。

物を捨てることに罪悪感を抱く人は多いと思われますが「こんな物をあげても迷惑だろう」と感じ、そのまま捨ててしまうのが普通です。しかし、このような人は余計な物を処分したいという気持ちしかないので相手への迷惑など考えません。

特に家電製品など捨てるのにお金がかかりそうな物であれば、なおさら相手に押し付けて捨てる手間を省こうとしてくるでしょう。

相手が迷惑がるどころかありがたがると思い込んでいる人もおり「人に譲ればお金もかからず相手も喜ぶので一石二鳥だ」と考えていることもあるため、このような人も断られると怒るタイプであると言えるでしょう。

物をあげる自分が好き

「感謝される自分が好き」「優しい自分が好き」という気持ちがあり、そんな気持ちから物をあげることが好きな人もいます。

「人の役に立っている自分」に酔っている状態であり、相手に物をあげることをボランティアのように感じていると考えられます。

相手のことを「生活に困っている」「寂しい人だ」などと思い込み、自分がその人を支援しているという錯覚に陥っていると言えるでしょう。

しかし、実際には人の役に立っているということ自体が勘違いであるため、相手にとっては迷惑以外の何物でもありません。

このような人は奉仕して感謝されたいという欲求が強いと考えられ、物をあげること以外にも話を聞いたりアドバイスをしたりするのが好きな可能性もあります。私生活にどんどん干渉してくる恐れがありますので、あまり親密な付き合いはしないことをおすすめします。

お返しに期待している

物をもらったら、いくらそれが欲しくない物でもお返しをしなければならないと考えるのが普通でしょう。それを利用し、自分があげた物と同等、もしくはそれ以上のお返しを期待して物をあげるという人もいます。

例えば、千円相当の品物をあなたにプレゼントし、千円かそれ以上の値段のお返しを期待しているということです。

また、相手から以前有名なスイーツや高価な特産品などをもらったことがあり、それが気に入ったのでまた同じ物をくれないか期待して、物をあげて様子をうかがうということをする人もいます。

気に入ったのなら自分で買えばよいですが、そこまでお金を使いたくないという心理があるのです。

安めの物や、自分が人からタダでもらった物をあげてどうにか相手からいいお返しが来ないか期待していると考えられます。このような人は相手からのお返しにこだわっているため、かなりの頻度で物をあげようとしてくる可能性があるでしょう。

「これだけ物をあげているのにお返しをくれない」と怒り出す可能性も考えられ、相手のことを「ケチ」「恩知らず」などと攻撃し始める恐れもありますので、このようなタイプには特に注意が必要です。

人に物をあげる人への対処法は?

ここまで、人に物をあげる心理についてご説明してきました。それでは、このような人に対してはどのように対処すればよいのでしょうか。

やりたいようにやらせる

あまりおすすめできませんが、絶対に波風を立てたくないと思っている方にはやりたいようにやらせておくという方法しかないかもしれません。

人の物をあげたがる人というのは、先に述べたように自分の欲求を満たすために物をあげているわけですので、いわばあなたは一時期にターゲットになっているにすぎません。

相手の欲求が満たされたり、またはあなた以上に欲求を満たすことができる相手を見つけたりすることができれば、あっさりあなたへ物をあげることをやめるでしょう。

ただ、その日がいつになるのかが問題です。すぐかもしれませんし、その日は来ないということも考えられます。また、あなたが自分の思うとおりに喜んだり、お返しをしてこなかったりすることにより、あなたへ人格攻撃をしてくる恐れもあります。

それでもいいから波風を立てたくないというのであればよいのかもしれませんが、できれば以下に紹介する方法を選ぶのがよいと思われます。

いらないと断る

「断れる物ならとっくに断っている」「断れないから困っている」と思う方もいるかもしれません。しかし、迷惑な人に対してはこちら側から断るという意思表示をしておかないとあとから話がこじれてしまう可能性がありますので、まずは断るようにしてください。

断らずにやりたいようにやらせておくと、あとであなたが我慢の限界を迎えて相手に抗議したときに「断らなかった方が悪い」ということにされてしまいます。

また、あなたが断らなかったことにより「喜んでいたからあげた」「欲しいと言われたからあげた」というように話を捏造されてしまう恐れもあるでしょう。

自分を守るという意味で、必ず断るようにしてください。断り方としては「食べきれないのでもらえません」「同じ物を持っているのでもらえません」「置く場所がないのでもらえません」といったように「事情があってもらえない」という理由にするのがよいでしょう。

それでも無理やり押し付けてくる人もいますが、一度断ることで「いらないと言ったのに押し付けられた」という事実を作ることができますので、まずは断るということが大切です。

お返しをしないか、安めの物でお返しをする

見返りを求めて物をあげる人は、相手から望み通りの物が返ってこないと面白くありません。

ですから、相手からいらない物を押し付けられて迷惑に感じた場合には、やめさせるためにお返しをしないということも方法の一つです。

しかし、全くお返しをしないというのも心苦しいと感じる人もいるでしょう。そのような人には「安めの物でお返しをする」ということをおすすめします。

例えば、相手が千円相当の物をくれたときに数百円相当の物でお返しをするのです。わざわざ買いにいかなくても、家にある不用品でもよいでしょう。

相手とやっていることが同じになると罪悪感を抱いてしまうかもしれませんが、相手に「あなたがやっていることはこういうことだ」とわからせることができますのでそこは気にしなくても大丈夫です。

相手の期待を下回ることを続けていくことで「この人にあげてもいいことがない」と学習させましょう。

誰かから注意してもらう

職場やママ友付き合いなどの中では、人間関係をこじらせたくないという心理のため困ってもなかなか直接的な意見は言えない物でしょう。

そのようなときには、上司、幼稚園・保育園・学校の先生、PTA役員など調整役となれる立場の人に相談するのがよいでしょう。

トラブルのもとだということで注意喚起をしてもらい、場合によっては物をあげたりもらったりすることを禁止にしてもらうことで、波風を立てずに解決することができます。

一人で相談するのもよいですが、集団内で起きていることであれば一人だけでなく複数人が同じ経験をしている可能性が高いですので、まずは周りの人に相談し、数人で相談に行くということをおすすめします。

数人で訴える方が、困っていることや今すぐやめてほしいという気持ちが伝わりやすいと考えられるからです。

姑がお嫁さんにいらない物をあげたがるというように、家庭内でも立場によって断りにくいということもあります。その場合には夫や舅などに相談し、代わりにやんわりとやめるように伝えてもらうというのがよいでしょう。

「良かった」「悪かった」と好みを伝える

相手がくれた物に対し「よかった」「悪かった」など感想を伝え、自分好みの物をもらえるように仕向けるのも方法の一つです。

欲しい物であっても人から物をもらうことに抵抗があるという方にはおすすめできませんが、どうせくれるならいい物が欲しいと思える方にはぴったりの方法だと言えます。

例えば、手作りのしょっぱいおかずをくれた人に「うちにはちょっとしょっぱかった」と伝えたり、ぶかぶかの服をくれた人には「サイズが大きかった」と伝えたりして、相手からのもらい物に駄目出しをするのです。

「もらっておいて偉そうに」などと怒り出す人もいると思われますが、そのように怒る人は勝手な善意で迷惑行為をしているだけなのです。これを機に付き合いをやめることができるのであれば、多少怒らせてしまっても仕方ないと言えるのではないでしょうか。

しかし、物をあげたがる人というのは多くの場合相手に取り入りたいという心理があると考えられますので、駄目出しをすればムッとしながらも次第にあなた好みの物をくれるようになる可能性もあります。

自分を大切にしよう

今回は、人に物をあげる心理とそのような人への対処法をお伝えしました。

いらない物を押し付けられ、ときには感謝しないことで責められるということは、あなたが相手からぞんざいな扱いを受けているということだと言えます。いわば被害に遭っているということですので、あなたが迷惑に思うという気持ちは当然のことなのです。

せっかく物をくれたのに嫌だなと思うことは失礼ではないかと自分を責める必要はありません。

あなたをぞんざいに扱ってくる人に対して何もしないでいることは、あなたが自分を大切にできていないということになります。嫌な物は嫌だという気持ちを持って、あなたを人として尊重し大切に扱ってくれる人たちと関わっていくようにしてください。

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