ワキのムダ毛が生えていても気にならないし処理もしない、なんて女性はほとんどいないのではないでしょうか。
もともと毛がないワキをお持ちの方ならいざ知らず、ワキに毛が生えているのに放置するなんて女性としてあり得ないこと。
女性のみなさんはワキのムダ毛処理に日々励んでいるはずです。
では、ワキのムダ毛はどの方法で処理するのがいいのでしょうか。
何気なくやっているその自己処理方法、実は間違っているかっもしれませんよ。
そこで今回は、ワキのムダ毛を自己処理する方法についてベストな選択肢を検証します。
目次
ワキのムダ毛、どの方法で自己処理する？
ワキのムダ毛を処理するには、いくつかの選択肢があります。
以下は、主に考えられるワキのムダ毛処理アイテムです。
- カミソリ
- 電気シェーバー
- 除毛クリーム
- 毛抜き（ピンセット）
- ブラジリアンワックス他、脱毛ワックス、クリーム
- 家庭用脱毛器
次項からは、それぞれの方法別にメリットデメリットを確認していきます。
カミソリでワキを自己処理する
多くの女性が利用している人気の方法はカミソリで剃ることです。
ワキのムダ毛処理で使うカミソリは主にT字タイプのもので、ワキを剃りやすいようにしたワキ専用のものもあります。
I字タイプは剃りにくく、肌を傷つけてしまう可能性がありますのでワキ剃りには不向きです。
カミソリのメリット
カミソリでワキを処理するメリットは何といっても手軽さです。
カミソリはドラッグストアなどで簡単に手に入れられますし、数百円で購入できるため費用もそうかかりません。
ワキは範囲も狭いので、数分で処理が済む方もいるでしょう。
しっかり剃ることができ、それなりに仕上がりもいいです。
カミソリのデメリット
カミソリ負けをする、赤いプツプツができるなど、肌を傷つけたり肌トラブルができたりするリスクがあります。
傷や摩擦による刺激が色素沈着を引き起こし、肌全体が黒っぽく見えます。
肌表面にでている毛を剃るだけなので、数日で生えてきてしまうのもデメリットです。
剃ると毛の断面が太く見えるため、濃くなったように感じることもあります。
カミソリによる黒ずみは治りにくい
カミソリを繰り返し使うことでできてしまった黒ずみは、保湿や美白化粧水、サプリメントなどで治ることはあります。
しかし、時間がかかりますし、その間にもカミソリ処理していれば意味がありませんので、処理をやめる必要もでてしまいます。
黒ずみがひどくなると、皮膚科で治療しないときれいにならないこともあるため、早いうちにカミソリ処理をやめておいた方がいいでしょう。
電気シェーバーでワキを自己処理する
見た目はカミソリと似ていますが、電動式なのが大きな違いです。
シェーバーを少しずつ動かしていけば、力を入れなくても毛が剃れていきます。
電気シェーバーのメリット
電気シェーバーのメリットは安全性が高く、微振動によって優しく剃っていくため肌を傷つけないところです。
脱毛サロンやクリニックに行く際の自己処理方法としても推奨されることから、肌への優しさはピカイチです。
電気シェーバーのデメリット
刃が肌に触れる面積が少ないため肌あたりがソフトな電気シェーバーですが、深剃りできないため仕上がりにはやや不満が残る場合があります。
剃った後はチクチクしてしまうなど、手触りもあまりよくありません。
また、本体が1,000～3,000円で、電池を交換したり、刃を1～2年で替えたりするため、カミソリに比べるとやや費用がかかります。
除毛クリームでワキを自己処理する
除毛クリームとは、専用クリームを塗って10分ほど放置した後、拭き取るだけで毛を除去できるクリームです。
脱毛クリームと呼ばれることもありますが、脱毛はできませんので効果は除毛のみです。
除毛クリームのメリット
カーブしたワキでもクリームなので塗りやすく、ワックスのように引き剥がすときにコツがいりません。
タオルで拭き取るだけなので比較的処理が簡単です。
剃ったときのチクチクした感じになりにくく、保湿成分が配合されているため肌がツルツルすることもあります。
除毛クリームのデメリット
毛が多い人だと、除毛クリームだけで除去しききれず、カミソリやシェーバーと併用することになります。
たんぱく質を溶かす強い成分が含まれているため、肌が赤くなる、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。
肌に優しいようで、実はかなり刺激が強いということです。
また、除毛クリームは1本2,000～3,000円が相場で、脚や腕なども同時に処理する場合は1本まるまる使ってしまうこともあるため、それなりに費用がかかります。
肌が強い人でもヒリヒリすることがある
カミソリのように肌を傷つけることがない除毛クリームですが、肌への刺激が強いということを忘れはなりません。
肌がもともと弱い人はもちろん、普段は強いと思っている人でさえ、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。
どうしても使いたい場合はパッチテストで問題ないかを確認すること、口コミなどで評価が高いものを選ぶようにしましょう。
毛抜きでワキを自己処理する
毛抜き（ピンセット）で1本ずつ抜いていく方法です。
カミソリと並んで人気の自己処理方法で、抜くこと自体が病みつきになると言う人もいます。
毛抜きのメリット
毛を根本から引き抜くため、剃る方法に比べてしっかり処理できます。
剃ったときのチクチクした感じもありません。
毛抜きさえあれば処理できるため、費用もかからず特別な準備も不要です。
毛抜きのデメリット
毛穴やその周りが炎症を起こしやすく、毛嚢炎や埋没毛などの肌トラブルがよく発生します。
毛嚢炎がひどい場合は痕に残って黒くなってしまいますし、埋没毛は皮膚の中に毛が埋もれてしまうため、毛抜きでも抜くことができません。
毛穴をほじくり無理に抜こうとすると皮膚が傷ついてしまいます。
引き抜くときに毛穴がふくらみ、鳥肌のようにぷくぷくして見えることもあります。
毛がなかったとしても、ツルスベのお肌とはいかず、とにかく肌トラブルが多い処理方法です。
ワキを毛抜きで処理すると首を痛める？
ワキを毛抜きで処理するには、首を曲げた状態で長時間を過ごすため、首を痛める危険性もあります。
ただでさえ現代人はスマホやパソコンで姿勢が悪く、首によくない生活習慣があるのに、ワキの自己処理で追い打ちをかけるのは、やめておいた方がいいでしょう。
数本程度の毛しか生えていない人ならまだいいのですが、剛毛の方が処理を終わらせるには相当時間もかかります。
ワックスでワキを自己処理する
ワックスやクリームを塗り固め、引き剥がすときに毛を抜く仕組みで、テープタイプも基本的には同じです。
近年は特にブラジリアンワックスが人気となっており、ワックスを一気に引き剥がすことが快感だと言う人もいます。
ワックスのメリット
毛抜きのように1本ずつ抜く必要がなく、広範囲で処理できるため、ワキを処理するには短時間で終わります。
毛を根本から抜くためしっかり処理でき、次に処理するまでに間隔をあけることができます。
剃ったときのようなチクチク感や、すぐに生えてきてしまうという悩みが少ないです。
ワックスのデメリット
皮膚全体を無理に引っ張るため、痛みが強く肌への負担が大きいです。
肌が炎症し、赤くプツプツして見せられないワキになることも多々あります。
自分でする場合は意外とコツが必要で、痛みが怖くて勢いよく引っ張ることができない人もいます。
最初はうまくいかずにワックスを無駄にしてしまったといった声をよく聞きますよ。
ブラジリアンワックスの場合はセットで4,000～5,000円ほどかかるので、それほど安いものではない点にも注意です。
ブラジリアンワックスは専用サロンもある
自分でブラジリアンワックスを上手に扱えない人は、専用サロンに行く方法もあります。
東京を中心に近年店舗数が増えていますので、都会にお住まいなら探すのに苦労はしません。
サロンならスタッフがいるので上手に処理してくれます。
ただし、1回で数千円はかかってしまうのでとても高くつきますし、お金をかけても永久脱毛ではありませんので、頻繁に処理する必要もあります。
上手に処理してもらったとしても、肌トラブルの可能性は十分にあります。
家庭用脱毛器でワキを自己処理する
光脱毛やレーザー脱毛を家庭で安全に処理できるように作られた、家庭用脱毛器について触れます。
主にはネット通販で購入できますが、商品によっては電気量販店で販売されているものもあります。
家庭用脱毛器のメリット
家庭用脱毛器を使い続けることで、脱毛サロンやクリニックで脱毛したときのような脱毛効果が得られ、次第に自己処理が不要になっていきます。
自己処理方法の中で唯一、本格的な脱毛ができる方法で、自宅にいながら誰に見られるわけでもなく処理できることが大きなメリットです。
ワキを人に見られるのが恥ずかしい、脱毛に通う時間がない方などから人気となっています。
家庭用脱毛器のデメリット
他の自己処理方法に比べて一時的にかかる費用がもっとも高いです。
人気の家庭用脱毛器だと、本体価格で50,000～70,000円ほどかかり、カートリッジなども必要になります。
長い目で見ると自己処理が不要なのでコスパはいいのですが、今すぐ費用を捻出できない人にとっては選びにくい方法です。
家庭用であることから照射パワーが低いため、何回も処理しなくてはならず、面倒になって途中でやめてしまう人もいます。
すぐに効果がでなくても、地道にコツコツとしたケアができる人に向いています。
自己処理でおすすめなのはこの方法
ここまで、ワキのムダ毛を処理する方法別にメリットデメリットを紹介しました。
安全性や肌への影響を考えると、ワキの自己処理でおすすめなのは電気シェーバーと家庭用脱毛器になります。
電気シェーバー
電気シェーバーは肌トラブルのリスクが少ないため、自分で処理するならおすすめできる方法です。
人気の電気シェーバーには以下の共通点があります。
- コンパクトで持ち運びできる
- 見た目がシンプルで化粧ポーチの中に入れておける
- 価格が手頃
- 水洗い可能などメンテナンスが楽
ワキや腕などのボディ専用タイプと、顔や指に使えるヘッドの小さなタイプなどがあります。
ワキを剃るにはボディ専用が剃りやすいですが、範囲が狭いため顔用でも代用できます。
深剃りできないことが弱点ですが、間違った自己処理で肌が汚くなってしまえば無意味です。
自己処理にこだわるなら電気シェーバーにとどめておき、肌を守るようにしたいところです。
家庭用脱毛器
メーカーが指定した使用方法をしっかり守ることを前提に、家庭用脱毛器もおすすめです。
脱毛効果に期待できるため、面倒な自己処理が不要になっていくのは大きな魅力です。
家庭用脱毛器とひとくちに言ってもさまざまなタイプがありますが、光やレーザーで脱毛できる本格的なものを選びましょう。
巻き取り式の脱毛器は毛を引き抜くだけなので、毛抜き同様の肌トラブルが起こります。
サーミコンタイプは毛を焼き切る仕組みなので、脱毛効果は期待できません。
どんな仕組みの家庭用脱毛器なのかを調べてから選ぶようにすることが大切です。
家庭用脱毛器で人気なのは？
家庭用脱毛器の中で特に人気が高いのは、光で処理する「ケノン」とレーザータイプの「トリア」です。
「ケノン」はコスパのよさと機能性の高さなどトータルで優れていると人気が高く、「ケノン」は唯一のレーザータイプであることから脱毛効果の高さに評価が集まっています。
どちらも家庭用脱毛器の中で人気を二分しており、口コミ数が多いため、気になる点を確認してから購入したい方にも向いています。
条件つきでカミソリも。正しい処理方法は？
正しく処理することと、ごくたまに使う程度の頻度であれば、カミソリを使うことも方法です。
肌トラブルのリスクは否定できませんが、日常的に使うことを避け、イベントのときにだけ使用するのであれば、肌トラブルを極力減らすことができます。
カミソリで剃る正しい方法を紹介しますので、慎重に処理するようにしてください。
（使うもの）
- T字カミソリまたはワキ専用カミソリ
- シェービングクリーム
- タオル2枚
- 保湿液
（手順）
1.蒸しタオルをワキにあてる
2.シェービングクリームを厚めに塗る
3.毛の流れにそって剃る
4.クリームを洗い流し、冷やしたタオルで患部を冷やす
5.保湿液をたっぷり塗って完了
カミソリ処理のポイントは？
ポイントは、カミソリで処理する前に蒸しタオルを使い、肌を柔らかくしてからおこなうことです。
お風呂上がりなら角質が柔らかくなっているのでそれでいいでしょう。
ただし、入浴中は毛穴や傷から雑菌が入りやすく不衛生なのでやめておきたいところ。
また、石鹸やボディソープは洗浄成分が多く肌が乾燥しますし、赤みなどの原因となりますので、シェービングクリームの代用品にはなりません。
シェービングクリームを使うようにしましょう。
もちろん、何も塗らずに乾燥した肌に直接カミソリをあてることはNGです。
カミソリ処理の注意点
カミソリで剃るときはムダ毛がきれいになるまで何回も剃ってしまいがちですが、同じ箇所はできるだけ剃らないようにしましょう。
同じ箇所にカミソリを繰り返しあてることで、肌トラブルが起こりやすくなります。
また、カミソリは定期的に交換する必要があります。
替刃がついているやや高めのものを選ぶか、安いものを選ぶなら数回で使い捨てるつもりでいましょう。
保管方法も大切です。
お風呂場で処理する人はそのままカミソリを置いておくことがありますが、湿気で雑菌が繁殖しやすいお風呂場はカミソリの保管場所には不向き。
使った後はきちんと毛や汚れをふき取り、湿気のない場所で保管してください。
ワキ毛の自己処理を避けるべき時期
ワキのムダ毛処理でもいくつかおすすめできるものがありましたが、処理自体をしない方がいい時期もあります。
たとえば、生理中や体調不良のときはできるだけ避けるべきです。
体調やホルモンバランスの変化によって肌がいつもより敏感になっており、思わぬ肌トラブルを引き起こしかねないからです。
ほかにも、疲れているときや睡眠不足のときなど、いつもと違う状態になっているときは自己処理せず、体調が万全のときにおこなうようにしましょう。
妊娠中はいたるところに黒ずみができることもある
妊娠中は妊娠状態を継続するために、ホルモンバランスが普段と全く異なる状態になります。
女性ホルモンの分泌によりメラニン色素が刺激されていくため、ワキだけでなく、乳首やデリケートゾーンに黒ずみができる、シミやそばかすが増えるといったことも起こります。
出産して授乳が終わる頃になると自然と元に戻ることも多いので、妊娠中の黒ずみは気にしすぎないようにすることが大切です。
精神的にも疲れやすい時期なので、「そういうもの」と気楽に捉えておく方がいいです。
授乳が終わっても戻らず、どうしても気になる場合は皮膚科などに相談してみましょう。
ワキは自己処理より脱毛がベストな理由
ワキは電気シェーバーや家庭用脱毛器を使うなら自己処理もアリですが、仕上がりに不満が残ったり、時間がかかったりといったデメリットは消えません。
やはりワキは脱毛がベスト。
脱毛サロンやクリニックでしっかり脱毛してもらう方が、結局はお金や時間の節約になります。
ここからは、ワキは自己処理より脱毛をおすすめする理由を解説します。
ワキは自己処理するほど汚くなる
無理な自己処理を続けていると、たとえ処理後に毛がなくても、皮膚が黒ずむ、赤いポツポツができるなどで肌が汚くなってしまいます。
実はワキは毛の有無だけでなく、皮膚の黒ずみや赤みも引かれてしまう要素です。
結局は人に見せられないワキなので、自己処理する意味がなくなってしまうのです。
本格的に脱毛では肌トラブルが減って白い肌になるだけでなく、毛穴がきゅっと引き締まっていくためツルスベの手触りになります。
ワキ脱毛はとにかく低価格
ワキ脱毛をしない方の話を聞くと、費用面を気にされる方が非常に多いです。
近年の脱毛業界は低価格化が進んでおり、ワキに関しては特に安いのが特徴です。
もっとも人気の高いパーツであるワキで脱毛の良さを実感してもらおうと、各サロンやクリニックが格安で展開しており、破格的な価格のキャンペーンも実施されます。
大手サロンでは数百円でワキ脱毛ができるキャンペーンもありますし、そうでなくても10,000円以内で完了するワキ脱毛は珍しくありません。
ワキ脱毛は時間がかからず通いやすい
どんなに忙しい方でも、自宅で自己処理をする時間があるのなら、脱毛して自己処理の手間がなくなった方が結局時短です。
ワキ脱毛1回あたりにかかる時間は、両ワキで10～15分ほどが目安です。
脱毛サロンやクリニックは夜9～10時頃まで営業している店舗も多いので、仕事帰りに通うこともできます。
一般的には、これを2～3ヶ月に1回のペースで、1～3年ほど続け、その後は自己処理がほとんど必要ありません。
ワキがきれいだと自信をもてる！
ツルスベで白いワキなら、ノースリーブやフレンチスリーブも自信を持って着ることができ、ファッションも楽しめるようになります。
海やプールで水着になるとき、彼氏と温泉旅行に行くときも安心です。
ワキの自己処理にかかっていた時間を他の美容にかけることができるため、さらに美しくなっていくでしょう。
精神的に自信をもてるようになるのが何よりのメリットかもしれませんね。
最後に
いかがでしたか？今回はワキの自己処理について、おすすめの処理方法を検証しました。
ワキは女性がもっとも気になる場所であるがゆえに、自己処理方法にも注意が必要です。
間違った自己処理で汚いワキになってしまうことだけは避けるようにしたいですね。