「脱毛に通うなら友達と一緒の方が安心だし続きそう...。」
こんな理由で、友達と一緒に脱毛したいと考える方もいますよね。
脱毛サロンやクリニックでは友達と一緒にカウンセリングが受けられたり、お友達紹介キャンペーンが実施されていたりと、友達と通う人を想定したサービスを展開しています。
とはいえ、友達と脱毛に通うのはメリットだけでなくデメリットも存在しています。
友達を誘おうか迷っている方は、メリットデメリットを比較したうえで検討しましょう。
友達と脱毛に通うメリット
せっかく友達と脱毛に通うなら、自分にとっても友達にとってもメリットがあると嬉しいですよね。
まずは、友達と脱毛に通うメリットを紹介します。
1.脱毛通いのモチベーションを保てる
脱毛は、脱毛方法や毛質、パーツなどによって1年~3年半ほどかけて通うことになります。
どんなに毛が薄い人でも1、2回で終わることほとんどないため、長期間通うことが前提のサービス。
脱毛は日焼けに気をつけたり、毛抜きなどの自己処理ができなかったりと、いろいろと制限があるため、途中で少し面倒になってしまうこともあります。
しっかり通い続けるには、美容へのモチベーションも必要となるわけです。
自分ひとりで通っていると、段々通うのが億劫になって脱毛間隔があいてしまうことも考えられますが、友達と一緒なら頑張れます。
友達が面倒になってしまったときも、自分が励ましてあげることもできますね。
脱毛にある程度の期間が必要な理由
ここで、脱毛の基礎知識として「毛周期」について少し触れておきます。
脱毛通いに数年かかってしまうなんて面倒だと思った方は、毛周期の仕組みを知っておくと納得できるかもしれません。
脱毛サロンやクリニックでおこなわれる一般的な脱毛は、毛のメラニン色素へ熱を反応させ、毛母細胞を破壊していきます。
このときすべての毛に対して脱毛できるわけではなく、主に「成長期」と呼ばれる毛に対して効果があります。
成長期にある毛は全体の20~30%と言われており、残りの毛は成長期がくるのを待って脱毛します。
成長期の毛が生えそろうまでには2ヶ月ほどの期間が必要になるため、脱毛と脱毛の間隔を2~3ヶ月ほどあけて、施術の効率性を高めていくことに。
このサイクルを繰り返していくことで、毛の全体量が減っていき、最終的にはほとんど毛が気にならない状態になるのです。
2.勧誘されても断りやすい
「脱毛に通っている間に追加プランを提案されたり、化粧品をすすめられたりしたらどうしよう。」
勧誘への不安を持つ方も、友達と一緒なら安心です。
脱毛プランはカウンセリングの段階でしっかり固めておくのが理想ですが、脱毛に通う途中で追加や変更をすることも可能です。
スタッフが無理にすすめてくることはないものの、「よかったら別のパーツもどうですか?」といった軽い提案でさえ、人によってはなかなか断れないケースがあるでしょう。
迷った場合でも友達が一緒なら相談できますし、断りにくいときでもしっかり伝えることができます。
脱毛業界の勧誘について
とにかく勧誘されるのが不安だと言う方に向けて、脱毛業界の勧誘事情に言及します。
結論から言えば、脱毛業界では無理な勧誘をされることは少ないです。
確かにかなり前の脱毛業界では強引な勧誘や、個室にスタッフ数人で説得にあたるといったことも一部見られたようです。
しかし、利用者からのクレームや相談が相次いだことで、脱毛業界全体でイメージ改善に努めました。
特に大手脱毛サロンやクリニックでは無理な勧誘が一切しないことをうたっており、スタッフへの教育も徹底されています。
多少の提案については「けっこうです。」と断れば大丈夫。
スタッフは嫌な顔ひとつせず納得してくれることがほとんどなので安心です。
3.金銭的なメリット
脱毛サロンやクリニックによっては、お友達紹介キャンペーンや、友達と同時に契約した場合に割引される仕組みを設けているケースがあります。
キャンペーンはサロンやクリニックごとに異なりますが、自分と友達の脱毛料金が安くなる、商品券をもらえるといったサービスは珍しくありません。
浮いたお金で友達と食事や買い物に行くのもいいでしょう。
友達が同じサロンやクリニックに通っていることで、お得情報を得やすくなるメリットも。
サロンやクリニックでは定期的にキャンペーンを実施していることも多いため、こまめに情報チェックすることで、通っている間でもお得になることがあります。
ひとりでチェックするよりも友達と一緒の方が、情報交換ができますよね。
友達と通うことでこうした金銭的なメリットがあるため、少しでもお得に脱毛したい方には向いています。
4.友達と一緒にきれいになれて楽しい
仲のいい友達同士で一緒にきれいになるのは楽しいものです。
お互い脱毛回数を重ねるたびに毛が薄くなり、自己処理でボロボロになった肌もきれいになっていくのを見て、よかったねと言い合うこともできるでしょう。
脱毛が終わったら一緒に水着を買いに行く、肌見せファッションをするなど、目標を立てておくのもいいですね。
友達に抜けがけして自分だけがきれいになるのもアリですが、一緒にきれいになることで、友情がより深まることも考えられます。
友達と脱毛に通うデメリット
続いては、友達と脱毛に通うデメリットを紹介します。
友達と一緒に通う気マンマンだった方でも、実際に通ってみるとなかなか思うようにいかないこともでてきます。
1.スケジュールを調整するのが大変
まず考えられるのは、脱毛のスケジュールを調整しにくい点です。
自分が脱毛を入れたい日と、友達が入れたい日は必ずしも同じとは限りません。
脱毛はただでさえ、予約の取りにくさが問題になることがあります。
友達と二人で予約を入れる場合は、いつもの二倍取りにくくなります。
脱毛は生理や体調不良のときにはしない方がいいため、二人で入れた脱毛予定日にどちらかの体調が悪くなりキャンセルするケースも考えられます。
脱毛の予約が入れにくい理由
脱毛の予約が入れにくいと言っても、たいしたことではないと思う方もいるでしょう。
ここで、脱毛の予約が入れにくい理由を紹介します。
今の脱毛は低価格化が進み、学生など若い人でも手軽に利用できるサービスです。
利用者としては嬉しいのですが、一種の薄利多売状態にあるため、サロンやクリニックは混雑しやすくなっています。
サロンやクリニック側は一日の予約をしっかり詰めて、大勢の人に施術をすることで利益につなげていきます。
脱毛の性質上、一度契約したら何回も通うことが前提なので、定期的に予約が埋まっていくことも要因です。
特に、激安の大手サロンでは予約が取りにくい傾向にあります。
生理や体調不良だとやめた方がいい理由
生理や体調不良のときはサロンやクリニックから脱毛を断られることがあります。
脱毛は体に熱ダメージが加わる行為であり、体調がいいときに受けることが大前提。
生理や体調不良のときに無理に受けることで、体調が悪化する、肌トラブルが起きるといったリスクがあるからです。
痛みも感じやすくなるため出力パワーを下げることになり、脱毛効果が下がってしまうことも考えられます。
友達と一緒に通う約束をしていても、生理や体調不良のときは無理をせず自分だけキャンセルし、体調がいいときに予約を入れ直すようにしましょう。
2.完了時期に個人差がある
さきほど毛周期について解説しましたが、毛周期は個人差もあるため、自分と友達の毛周期は全く同じではありません。
加えてもともとの毛質や肌質も異なるので、同じ時期に脱毛に通い始めても、効果実感や完了までの時間に差もあります。
友達はすっかり毛がなくなっても、自分はまだまだ生えていることがあり得るわけです。
ここを理解しておかないと、後々もめることもあります。
たとえば、脱毛完了時期を見越して友達と一緒に海に行く予定を立てる場合。
脱毛が終わっていれば一緒に楽しめますが、どちらかの脱毛が継続していると厄介です。
日焼けなどの関係で行きたくないと感じることもあります。
3.解約やプラン変更をしにくい
脱毛に通っている途中で解約したいと思ったり、別のプランに変更したいと思ったりしても、友達と同じプランを契約していると変えにくくなります。
友達の性格にもよりますが、「せっかく一緒に契約したのに...。」と言われてしまうと嫌ですよね。
友達への説明で気を使うのも面倒です。
反対に、友達が別のプランを追加すると、自分もしなくてはいけない気になることもあるでしょう。
また、そもそも契約のときに、自分にあったプランを選びにくいこともあります。
自分は部分脱毛で十分だと思っていたのに、友達が絶対に全身脱毛の方がお得だと言うので、友達に合わせる形で全身脱毛をする、といったことです。
4.友達に自分の毛質を知られてしまうのが恥ずかしい
女友達であっても、自分の毛や肌質を知られるのは恥ずかしいものです。
一緒にカウンセリングを受ける、お互いに脱毛効果を見せ合うなどする中で、毛や肌を隠すことは難しいことがあるでしょう。
体毛は女性にとってデリケートな問題なので、プライバシーを重視する方は多いです。
ただでさえスタッフに体や毛を見られるのが恥ずかしいと感じる方は多いので、友達と一緒だと余計に恥ずかしいことがあると思っておきましょう。
5.一緒に予約を入れても施術は別々で受けるのが基本
美容院やマッサージなどのサービスに友達と予約を入れると、お店側が気を使って隣同士にしてくれ、友達と会話をしながら施術が受けられるケースもよくあります。
友達と会話をしながら脱毛を受ければ、脱毛の緊張やスタッフへの人見知りも気にならずに済むかもしれませんね。
しかし、脱毛は個室やカーテンで区切られていますので、一緒に予約を入れても、施術は別々で受けるのが基本です。
個人サロンのようによほど融通が効くケースを除いては、友達とおしゃべりしながらの脱毛は難しいと思っておきましょう。
脱毛に友達を誘うときの注意点
脱毛したいけど勇気がでないなら、友達を誘うのもひとつの選択肢です。
ただし、友達を誘うときは気をつけたい点もありますよ。
キャンペーンの詳細はよく確認すること
お友達紹介や同時契約キャンペーンを利用したいと思っている方は、キャンペーンの詳細をよく確認しておきましょう。
サロンやクリニックのHPを見ると「最大で〇〇万円割引」などと書かれていますが、プランや契約金によって割引額は異なります。
自分ひとりだけが受けられる割引ではなく、「友達とあわせて〇万円引き」といった具合に、トータルでの金額が書かれていることも多いです。
HPの内容をざっくり見ると高い割引率のように思えても、実際にはたいした割引にならないこともあります。
期待が大きかった分がっかりしてしまうこともありますので、キャンペーンの詳細はスタッフにしっかり聞くようにしましょう。
自分が得しようとしつこく誘わないこと
自分ひとりより、友達と一緒に契約した方が安くなるからと言って、友達をしつこく誘わないことも大切です。
脱毛したいかどうかは友達自身が決めることなので、勧誘のようなマネをして友達関係が悪化するのだけは避けましょう。
あまりしつこく誘うことで、別の友達に噂が届き、嫌な人だと思われてしまう可能性もあります。
契約を一緒にしてもずっと一緒に通うのは難しいと思っておくこと
デメリットでお伝えした通り、友達と一緒に契約しても、期間中ずっと一緒に通い続けることは簡単ではありません。
情報交換や励まし合いなどのメリットが得られれば十分だと理解しておきましょう。
キャンペーンによる割引も、割引されたらラッキーくらいに捉えておくと、友達をしつこく誘ったり、割引額が低くてがっかりしたりもありません。
最後に
いかがでしたか?友達と一緒に脱毛に通うには、メリットとデメリットがあります。
誰にとっても向いている方法ではありませんので、友達を誘うべきかをよく考えておきましょう。
ひとりで脱毛の契約をするのは不安が大きい方は、カウンセリングだけ一緒に受けるのも方法です。
その場で契約したくない人も安心ですし、脱毛のメリットデメリットを伝え合うことができるので慎重な契約につながります。
カウンセリングでも無理に契約させられることはありませんが、友達が一緒に受けてくれることで冷静になれるのでおすすめですよ。