もし今あなたが引きこもり状態なら、
- 引きこもりの自分が、社会復帰なんてできるのだろうか
- 仕事をするなんて考えただけでも、外に出たくない
- 外に出ようと考えるだけで緊張する
- 社会復帰しても、また引きこもってしまったらどうしよう・・
と沢山の不安を持っているはずです。
家にずっと引きこもっていると、社会復帰するというのは、他の人よりもすごく勇気のいる事ですよね。しかしそれは最初だけ。社会復帰する気持ちさえあれば、徐々に外に出ていくことができるようになってきます。
そして慣れていくと、気持ちも前向きになっていきます。今回は、引きこもりになってしまった人が社会復帰する時のポイント3つと、大切にするべき事3つを紹介していきたいと思います。
目次
引きこもりから社会復帰する時のポイント3つ
社会復帰する時のポイントはたった3つ。まずはこの3つを心がけ、引きこもりの生活から以前の生活のリズムに戻すことから始めてみましょう。
- 規則正しい生活を心がける
- 毎日外出する
- 自分のやりたい仕事を探す
規則正しい生活を心がける
まず社会復帰するために大切なのは、規則正しい生活を心がけることです。
家に引きこもる期間が長くなると、つい一日の生活のリズムが不規則になりがちですよね。
特に多いのが、夜遅くまで起きて、朝起きられないというパターン。もしこの生活習慣が当てはまっているなら、まずこの生活から抜け出し、朝の光を浴びることが大切です。
なぜなら、朝の光は浴びるだけで活動的になり、気持ちが前向きになれるからです。逆に夜遅くまで起きていて、朝日を浴びれない人ほど、ネガティブ思考をよくしてしまったり、鬱になりやすくなります。
「最近、社会復帰に前向きになれないけど、これって鬱なのかな」「外に出ることが億劫」と感じていても、それは不規則な生活リズムからなっている可能性が高いです。
それくらい朝日を浴びるというのは、生活リズムを整えるために大切な事です。まずは、早寝早起きから始めてみてくださいね。
毎日外出する
毎日外出することも大切です。外出、と聞くとギョッとするかもしれません。しかし外出と言っても遠くまで行く必要はなく、少しだけ庭に出てみたり、家の近くを歩いてみたりと言ったものです。
なぜ毎日短時間でも外出が必要なのかと言うと、いきなり引きこもりの状態から、どこかで働いてみる、何かを始めてみるというのは、想像以上に疲れるからです。
毎日仕事している人でも、毎日働くのは疲れるんです。なので普段外に出ていないと、いきなり何時間も仕事をこなしていくのは難しいです。
まずは、毎日数分外に出てみることから始めてみましょう。それができれば、今度は家から離れた場所まで行けるようにしてみます。それができれば、今度はお店や喫茶店に行ってみます。最後に仕事を探します。
とても道のりは長いように感じますが、焦りは禁物。焦ってしまうと、色んな事を一度に始めようと頑張り過ぎてしまい、頑張った反動で、また引きこもりが再発してしまう事があるからです。少しずつでいいので、できることを確実にやってきましょう。
自分のやりたい事を仕事にしてみる
外に出られそうな目途が立ってきたら、仕事を探していきます。しかし、この時に大切なのは「自分のやってみたい仕事を選ぶこと」。
引きこもりから社会復帰する際、多くの人が早く家族に安心してもらいたいと、つい給料だけで仕事を選んでしまう事があります。他にも、自分に合っていない仕事を選んでしまったり、稼ぐためにハードな仕事をしてしまうことがあるんです。
しかしこれはおすすめできません。なぜならお金のためだけに合わない仕事や、ハードな仕事を選んでしまうというのは、お金が入ってくる喜び以上に、心身共に消耗させてしまうからです。
最初は給料に関係なく、自分がやってみたい事、興味のある事を探し始めましょう。もしやってみたい仕事が見つからない場合は、体に負担の少ない仕事、拘束時間が短いアルバイトからやってみるのがおすすめです。
これらを意識して実践していくことで、徐々に気持ちも前向きになり、社会復帰しやすくなります。またできる仕事があるというのは、やりがいの1つにもなります。
次では復帰した後に、大切にしたい事を紹介していきます。
引きこもりから社会復帰する時に、大切にしたい事3つ
以下は、引きこもりから社会復帰する際に、大切にしたい3つの事です。
- 自分の気持ちを表に出して生きる
- 他人がどうではなく、自分がどうしたいかを大切にする
- むりに頑張ろうとしない
これらは仕事をする上で、ストレスを溜めこまないように生きていくために必要な事です。
自分の気持ちを表に出して生きる
社会復帰した時に大切なのは、「自分の気持ちを表に出して生きる」という事です。自分の素直な気持ちを口にしていくことで、ストレスの少ない人生を生きることができるようになります。
引きこもりから社会復帰した人の中には、脱出と思った矢先、人間関係で悩み、また引きこもりになってしまうというケースがあります。この理由には様々なものがありますが、多くは相手の事をとても気に掛けてしまい、結果的に自分を犠牲にしてしまう対応をしてしまうというものです。
自分より人を優先させるため、相手の一言一句をしっかり聞いてしまい、相手の言葉で悩んでしまうことがあるのです。自分が何か発する場合でも、こんな話していいのかなと気遣ってしまい、ストレスが溜まっていきます。
しかしその状態が続くと、必ずその言いたかった気持ちが抑えられないようになってしまい、また引きこもりという手段を取ってしまう時もあるんです。
なのでぜひ「自分の気持ちを表に出して生きる」を意識してみてほしいです。相手に合わせようとするのではなく、自分はどうなのか、で考えるようにしましょう。
おすすめなのは、まず簡単な気持ちから外に出していくことです。「私は、こっちが好きです。」のような、簡単な好みの話から意見を言ってみるのがおすすめです。
他人がどうではなく、自分がどうしたいかを大切にする
他人がこう言うからではなく、どうしたいのかを大切にしましょう。なぜなら自分はどうしたいか、という気持ちがあれば、周りに流されることが無くなるからです。
逆にその思いがないと、人の価値観に合わせようとしてしまうため、結果的に自分の望んでいないものを選んでしまいます。そして徐々に時に自分の選びたくない方を選択してしまう時もあります。
自分がどうしたいかという気持ちを大切にするようにしましょう。もし自分がどうしたいのかが分からない場合は、「これはしたくない」という最低ラインを決めておくのがおすすめです。
無理に頑張ろうとしない
引きこもりから復帰する際、「頑張らないと」と、強く自分を奮い立たせてしまう人が多くいます。しかし最初から全力を出してしまうと、あっという間に燃料は尽きてしまいます。
せっかく仕事を始めても、短期間で燃料が切れてしまっては勿体ないですよね。ですので、完璧じゃなきゃだめだ、もっと頑張らないと、という気持ちは捨てて、自分のペースで物事を進めていくことが大事です。
引きこもりから脱却し社会復帰ができるよう、できることから始めていくようにしましょう。