「ラグビー」と「アメフト」は、ともにチームでの球技で、楕円形のボールを抱えて走り、タックルが許可され、ボールをゴールに入れる競技であるという共通点もありますが、異なる球技です。
まずチームの人数が、ラグビーは15人、アメフトは11人です。
肩当(ショルダーパッド)やヘルメットなどの防具を着用しているのがアメフトで、着用していないのがラグビーです。
「ラグビー」の意味
「ラグビー」とは、正式にはラグビー・フットボール(Rugby football)のことです。
日本で「フットボール」といえばラグビーを指すことが多いのですが、サッカーの盛んな国では、サッカー(association football)のことを指します。
ラグビーの発祥はイギリス(イングランド)で、ラグビー校におけるサッカーの試合の中で、ある生徒がボールを抱えたまま走り出したことが起源だと言われています。
「アメフト」の意味
「アメフト」は、アメリカン・フットボール(American football)の略です。
文字通り、アメリカで発展したフットボールであり、アメリカで「フットボール」といえば、アメフトのことを指します。
ラグビーから発展したのではなく、初期のサッカー(association football)から、主に大学で発展しました。
「ラグビー」と「アメフト」のルールの違い
「ラグビー」と「アメフト」は、プレーのスタイルは似ていますが、細かなルールに違いがあります。
例えば、試合時間はラグビーでは40分を2試合、アメフトは15分を4試合行います。
ゴールポストは、ラグビーでは「H」の形状ですが、アメフトは「Y」の形状です。
ボールを抱えた選手が前方にパスをするのは、ラグビーでは反則になりますが、アメフトでは反則になりません。
選手交替も、ラグビーでは8人までですが、アメフトは無制限に交替させることができます。
欧州などで盛んなラグビー、アメリカで盛んなアメフト
ラグビーは、ヨーロッパやオセアニアなどで盛んな球技であす。
日本やオセアニアで「フットボール」といえば、ラグビーのことです。
(ヨーロッパなどでは、フットボールといえばサッカーを指すことが多いです。)
アメリカで「フットボール」といえばアメフトを指し、アメリカでもっとも人気のあるスポーツとなっています。
日本のラグビーのリーグはトップリーグ、アメフトはXリーグといいます。