「仕事をするなら休みはしっかりほしい」「土日と祝日は必ず休みたい」そう考えている人は少なくありません。休みが少ないことを理由に転職を考える人も多いでしょう。
では、「隔週土曜休み」という働き方はどうでしょうか。毎週土日が連休になるのではなく、2週間に1度、連休がもらえるという仕組みです。
1か月のうち2週間は週6日勤務になるということですから、体力的にも精神的にも「きつい」と感じることもあるかもしれません。
そこで今回は、きつい隔週土曜休みをできる限り避けたい理由や、隔週土曜休みをきついと感じない人の考え方、さらに隔週土曜休みがきついと感じた時にモチベーションを維持する方法などについて紹介していきます。
目次
隔週土曜休みはきつい！できれば避けたい理由
仕事は大変でも「毎週土日が休みだと分かっているから頑張れる」ということはないでしょうか。休みの日に何をしようか考えてワクワクすることもあります。
しかし、隔週土曜休みということになると、「今週は連休だけど来週の休みは1日だけ...ちょっときついな」と、少し暗い気持ちになってしまいます。
隔週土曜休みであることに納得して入社したはずなのに、どうしても気持ちが晴れないということもあるのではないでしょうか。
では、きついと感じることが多い隔週土曜休みをできるだけ避けたい理由について掘り下げて考えていくことにしましょう。
最初は良くても...次第にストレスが溜まる
「隔週土曜日の休みでも、休みがゼロになるわけではないし、それほど大変ではない」そう思っていたのに、いつの間にか「きつい...」と感じはじめることがあります。
完全週休2日制の職場で働いている友達のことをうらやましく思ったり、どうして入社する時に「隔週土曜日はきつい」ということを考えなかったのだろうと後悔したりすることもあるようです。
「大丈夫、そのうち慣れるはずだから」と、自分をごまかしていくにも限界があります。「今週は1日多く働かなければいけないのか...」などと考えて過ごすのはきついでしょう。
土曜出勤がある週は月曜日から憂鬱な気分になったり、仕事に対する熱意が持てなくなったりするなど、次第にストレスを溜めていくことになります。
連休が取れない！家族や友達とスケジュールが合わなくなる
隔週土曜休みということは、毎週連休というわけではありませんから、家族や友達とスケジュールを合わせることが難しくなることもあります。
家族も友達も土日祝日が休みなのに、自分だけ隔週土曜休みなのですから仕方がありません。みんなに申し訳ないという気持ちになってしまうこともあるでしょう。
また、隔週土曜日が休みの場合、旅行に出かける計画も立てづらくなります。有給休暇を上手に使って連休を取得するという方法もありますが、希望の日に休みがもらえるかどうかは分かりません。
自分ひとりであれば、隔週土曜休みでも多少は我慢できるかもしれませんが、家族や友達と一緒に何かをしたいと思った時には「限りなくきつい」と感じられるでしょう。
体力が回復しない・思いきり遊べない
隔週土曜休みがきついと誰からも敬遠される理由のなかに、「休みが1日だけでは十分に体力を回復させることができない」「思いきり遊べない」というものがあります。
確かに土日が休み・土曜日の次の日も休み（連休）だと思うからこそ、全力で遊ぶことができるのかもしれません。しかし、隔週土曜休みの場合は違います。
1日休んだらもう次の日は会社に行かなくてはいけません。6日勤務したあとに体を少し休めたら、またすぐに5日間の連続勤務のスタートです。
このような状況では、「心と体を完全に休めることができた・リフレッシュできた」とは言い難いでしょう。勤め先として考えている会社が「隔週土曜休み」の場合には、本当にその会社に決めて良いのか熟考することが大切です。
きついだけじゃない！隔週土曜休みが苦にならない人もいる
隔週土曜休み・隔週土曜出勤はきついという人はたくさんいますが、その一方で「隔週土曜出勤をそれほどきついと思わない」「むしろ週6勤務でも構わない」という人も存在します。
隔週土曜休みであることに特に不満を持たず、毎日を楽しく過ごしているというから驚きです。なぜそのように「隔週土曜休み」を受け入れられるのでしょうか。
では、隔週土曜日休みを「きついと感じない」人によく見られる思考・行動パターンについて見ていくことにしましょう。
休んでいるより働きたい・仕事が好き
根っからの仕事好き、休んでいる暇があったらバリバリ働きたい、会社でやりがいのある仕事をしている時間が何より好きだという人は、隔週土曜休みでもきついと思うことがありません。
むしろ休みの日は仕事以外にやることがなくて、「逆にきつい」と感じることさえあるようです。できるだけ仕事に行く日数を減らしたい・好きなことに時間を使いたいと思う人には到底たどりつけない考え方でしょう。
そうした人は休みの日も頭の片隅で仕事のことについてあれこれ思いを巡らせ、新たなアイディアはないか考え続けているものです。
いくら仕事が大好きとはいえ、「隔週土曜休みでも何の問題もない」「まったくきついと思わない」という精神力の強さは見習いたいものです。
考え方次第！時間の使い方がうまくなる
隔週土曜休みというと、「人よりも休日数が少ない」「疲れが取れくてきつい...」と悲観的に考えてしまうことがほとんどです。
また、「毎週土日が休みであれば、もっと家族や友人たちと過ごすことができるのに、それができなくてつらい」と思ってしまうのも無理はありません。
しかし考え方次第では、隔週土曜休みであることによって、時間を今まで以上に有効に使えるようになる可能性があります。
というのも、隔週土曜休みということで、「限られた時間の中でどれだけ楽しめるか」ということに思考を向けるようになり、ダラダラと無駄に休日を過ごしまうことがなくなると考えられるからです。
平日より静かな環境で仕事ができる
会社は一般的に土日祝日は休みであることが多いです。土曜日は平日のような騒がしさとはほぼ無縁、オフィスビルやその周辺も静まり返っていることが多いのではないでしょうか。
隔週土曜出勤について、「他の人が休んでいる間に自分は仕事をしなければいけない」と考えると、どうしてもきついと感じてしまいますが、逆に他の人が休んでいる間だからこそ、静かな環境で仕事ができるとも言えます。
平日に比べて何かに追い立てられるような空気もなく、穏やかな気持ちでリラックスして仕事に取り組むことができるかもしれません。
休みが通常の週より1日少ない隔週土曜出勤は確かにきついものですが、見方を変えればそれほど「悪くない」部分もあるのです。
隔週土曜休みがきついと感じた時にモチベーションを維持する方法
「今週は休みが1日しかない」「隔週土曜休みがこんなにきついとは思わなかった...」と、残念な気持ちで月曜日を迎えることもあるでしょう。
さらに「隔週土曜出勤のことを承知して会社に入社したとはいえ、精神的にきついから辞めたい」とつい漏らしてしまう人も少なくないようです。
会社を辞めたいと思っても、すぐに転職先が見つからないという現実もあります。ではここからは、隔週土曜休みがきついと感じた時に、モチベーションを維持する方法について考えていくことにしましょう。
土曜日はラッシュに巻き込まれることがない
土曜日というのは学校も会社も休みのことが多く、通勤時間帯の電車はガラガラ、もしくはとても空いていることが多いです。
平日はぎゅうぎゅう詰めの電車に揺られて会社に向かわなければいけませんが、土曜日はラッシュの時間帯でもゆったりとシートに腰かけて出勤することができます。
このように、隔週土曜出勤は確かにきつい部分もありますが、「のんびり座って会社に行くことができる」というメリットもあるのです。
普段は見られない車窓からの景色を眺めたり、本や新聞を読んだりすることもできます。気持ちに余裕を持って出勤できることで、その後の仕事のはかどり方も違ってくるのではないでしょうか。
隔週土曜出勤の日は「頑張らない」と決めてしまう
平日5日を全力で駆け抜けて、さらにもう1日全力で頑張るというのは、さすがに無理があるというものです。大半の会社やサラリーマンが休みを取っている中で仕事をするというのも、精神的にきついところでしょう。
だからこそ、仕事のモチベーションを維持するためにも、隔週土曜出勤の日は最初から「頑張らない」と決めてしまうのはいかがでしょうか。
「今日は肩の力を抜いて、のんびり仕事をする日！」と、あらかじめ自分で決めてしまうことによって、気持ちに少しゆとりが出てくるはずです。
仕事が終わったあとの「ご褒美」を用意する
隔週土曜出勤の次の日は日曜日、ようやくお休みです。一般的なサラリーマンが休みを満喫している土曜日に自分は会社で仕事をしていたなんて...と、悲観的な気持ちになるのはよくありません。
それよりも、頑張ってきつい隔週土曜出勤を乗り越えた自分に「ご褒美」を用意しましょう。仕事帰りに映画を見たり、美味しいと評判のケーキや高級なデパ地下のお惣菜を購入したりするのもおすすめです。
きつい隔週土曜出勤を乗り越えた自分が「頑張った甲斐があった！」と、心から感じられるようなご褒美をぜひ、見つけてみてください。
隔週土曜休みが「精神的にきつい」と思い始めたら別の職場に移る準備を！
きつい隔週土曜休みをできる限り避けたい理由や、隔週土曜休みをきついと感じない人の考え方、さらに隔週土曜休みがきついと感じた時にモチベーションを維持する方法などについて紹介してきました。
友人たちが休日を満喫しているなか、自分だけ仕事をしているというのは、とてもきついものです。「こんなにいい天気なのに仕事をしているなんて...」と、どんよりした気持ちになってしまうこともあります。
どれだけモチベーションアップを図ってみても、うまくいかないこともあるでしょう。ですから、隔週土曜休みが「精神的にきつい・限界だ」と思うようになったら、別の職場に移る準備を始めましょう。
「勤務条件として最低限これだけは譲れない」というラインを明確にしたうえで転職活動を続けていけば、きっとあなたにピッタリの職場を見つけることができるはずです。