旦那のことが嫌いで仕方がないと悩んでいませんか。
ママ友や職場の人なら、嫌いな相手とわざわざ顔を合わさない方法がありますが、一緒に暮らす旦那となればそうはいきません。
毎日気分が悪くなったり、怒れたりすることもあるでしょう。
しかし、生活をともにする以上、旦那が嫌いな状況を改善できればよいですよね。
今回は、旦那が嫌いな方に向けて、気楽に過ごすポイントを紹介します。
目次
ある日突然旦那を嫌いになることがある
お互い好き同士で結婚したなら、相手を嫌いになることはない…?
そんなことはありません。
日々の積み重ねが原因で、あるいはある日起きたたった一つの出来事が原因で、旦那を嫌いになることはあります。
理由は人それぞれですが、よく聞かれる「きっかけ」としては次のようなものがあります。
- 小さい子供に対して怒鳴りつけた
- 子供が病気になったのにいつまでも寝ていて病院についてこない
- 自分は出産でヘトヘトなのに旦那は毎日飲み歩く
- 旦那の借金が発覚した
- 旦那が暴力をふるう
- 旦那が浮気をする
旦那を嫌いと感じたときに整理したい点
旦那が嫌いでもう一緒に生活することなんてできないと感じることがあるかもしれません。
世の中の夫婦が皆仲良しに見えてしまい、どうして自分たち夫婦だけこんなことになったのか、辛くなることもあるでしょう。
では、旦那を嫌いになった状況で、今後どうすればよいのでしょうか。
「旦那が嫌い」と思ったことのある妻は6割?
自分だけが旦那嫌いになってしまい、自分を責めたり、自分が情けなくなったりすることもあるでしょう。
なぜこんな旦那と結婚したのか?と後悔したり、旦那に騙されたりした気持ちになることがあるかもしれません。
しかし、そのように感じる女性は自分だけではないことを知ってください。
あるデータによると、「旦那が嫌い」と思ったことのある妻は6割とも言われています。
6割もの女性が思うということは、ごく一般的にある感情ということです。
結婚して家事を主に妻が担うようになるほか、女性は出産によってホルモンバランスの乱れ、睡眠不足などさまざまな変化が起きます。
育児に関してもやはり母親が悪戦苦闘しながら主導権を握ることがほとんどでしょう。
一方、旦那の側はこれまで通り毎日の仕事をこなし、手があいたときにだけ手伝いや子供の世話をするだけ。
基本的には今までと変わらないことが多くなりますし、妻のように生活が180度変わることや、何かを犠牲にすることはありません。
両者の間において、時間の進み方や周辺の変化、中心となるものには雲泥の差が生じるわけです。
よほど「察する」能力に長けた旦那でない限り、妻の状況を分かってくれることはありません。
旦那を嫌いになることは、ある程度無理もないことなのです。
「嫌い」が気にならなくなることはある
では、旦那が嫌いと思ったことのある妻たちが全員離婚を選択しているのかといえば、決してそうではありません。
「旦那を嫌いになったことはあるけれど、今はけっこう幸せに過ごしている」と話す妻は多くいます。
また、完全に嫌いになったのかと聞けば、「いいところもあるんだけど、わたしのことを一切考えてくれないから腹が立つ」と、嫌いになったとまでは言えないケースも多々あります。
「嫌い」を「大好き」にすることは、そう簡単ではありません。
しかし、「嫌い」という感情を気にならなくすることは十分可能です。
「旦那を嫌いになってしまったこれからどう生きていこう」と不安に感じている方は、もう少し肩の力を抜いてみましょう。
旦那を恋人時代のように好きになる必要はないのです。
でも「嫌いではないかも」「そこそこ好きかも」程度には思える日が来ることを知っておいてください。
現時点で離婚を即決していないのであれば、まだ旦那のことを完全に嫌いになっていない可能性もあります。
ならば、旦那を「嫌いではないかも」にもっていく努力をした方が建設的だと思いませんか。
仮に「完全に嫌いになったから別れたい」と言い切れるのであれば、自立のために仕事を始める、資格を取る、家を探すなどの具体的な行動ができるはずです。
行動に移さないのなら、嫌でも我慢するしか方法はないことになります。
嫌いな旦那と生活する覚悟はある?
旦那のことが嫌い過ぎて限界がきている妻は、一旦旦那と物理的な距離をとってみてから、冷静に考えてみましょう。
距離をとるため、具体的には、子供を連れて実家に帰る、アパートを借りて別居するなどの方法があります。
旦那への負の感情が気にならなくなるときは来ますが、これは全員に当てはまるものではありません。
嫌いになった原因によっては、もはや取り返しのつかない状況になっており、離婚や別居に踏み切った方が幸せになれることもあるのです。
- 嫌いな旦那と一生生活をともにする覚悟はありますか?
- 一人になって子供を育てる覚悟はありますか?
- どんなに嫌なことがあっても我慢し続ける覚悟はありますか?
これまで通りの生活を続けるにしろ、離婚するにしろ、いずれかの「覚悟」は必要です。
あらゆる事態を想定したうえで慎重に検討してください。
子供自身の幸せは?
旦那が嫌いで家の中でも口を聞きたくないし、一緒に外出もしたくない。
それは自分自身の気持ちです。
子供がいないご家庭なら、ご自身の気持ちを最優先に考えて今後のことを考えてみてもよいでしょう。
しかし、子供がいる場合は話が別です。
これは、必ずしも子供のためには離婚しない方がよいということではありません。
- お父さんのことを嫌っているお母さん
- お父さんの悪口ばかり言うお母さん
- いつも喧嘩ばかりしているお父さん、お母さん
- お父さんが嫌いと言いながら毎日イライラしているお母さん
このような状況で、子供は幸せでしょうか。
旦那と生活をともにするなら、子供の前での衝突を避ける努力をするべきですし、それができないなら別居した方が、子供が幸せに感じることがあるかもしれません。
子供にも考え方があります。
子供にとって何が一番よいのかは、ご家庭によって異なります。
しかし、少なくとも子供の気持ちを置いてきぼりにして、「旦那が嫌い」というご自身の気持ちだけで行動していないのか、考えてみる必要はあります。
旦那が嫌いでも一緒にやっていこうと思うなら心がけるべきこと
旦那が嫌いでも、本音をいえば、できれば何とかやっていきたいと感じる方は多いのではないでしょうか。
旦那が、自分の思うように変わってくれれば一番ですが、そこはあまり期待できません。
妻側が心がけるべき点をお伝えします。
旦那という生き物に期待しないこと
世の中にはとても仲良しの夫婦もいますが、それなりにお互いが我慢や譲り合いをして、うまくバランスをとっているだけです。
それなのに「〇〇さんの家の旦那はできるのだから…」と、旦那という生き物全般にどこか期待をしてしまうことがあります。
残念かもしれませんが、旦那という生き物に期待してはいけません。
それを分かっているからこそうまくやれている夫婦は大勢います。
期待しても、それを上回る結果にはならないため、どこかショックを受けてしまいます。
一つ一つは小さなことでも、積み重ねとなれば大きいでしょう。
- 言わなくてもやってほしい
- あれだけ言ったのだからできて当たり前
- こんなに疲れている妻に気づかないはずはない
これらは、まず旦那は気づいていないと思っておきましょう。
小さな子供だと思えば怒りも収まるというものです。
いつの時代でも、旦那と妻が分かりあえないことで起きる抗争はなくなることがありません。
男女は根本的に違う生き物ですし、いくら情報が多い世の中でも、旦那には女性の気持ちを理解する能力がありませんので、ずっと平行線のままです。
女性には生まれつき母性本能が備わっていることで、言葉を話せない赤ちゃんの様子を「察する」能力に長けているのだそう。
男性にはそれがありませんので、妻の様子を見て敏感に感情や変化を感じ取ることができないのです。
人の振り見て我が振り直す
家事育児に仕事にと、寝る間もないほど忙しい妻の事情も考えずに、旦那があれこれ文句を言ってくる…。
こんな不満から旦那嫌いになる方は多いようです。
たとえば、次のような文句はよくあることです。
- 見た目への文句(太った、髪がボサボサ、毛が生えているなど)
- 食事の文句(味付け、品数、献立の種類など)
- 育児への文句(子供が騒ぐ、宿題しない、病弱などを妻のせいにする)
そんなに文句を言うなら自分が家事育児をやって時間を作ってくれればよいのにと、口だけで何もやらない旦那には本当にあきれ果てるでしょう。
一方で、言い訳ばかりしている部分は、自分自身にないでしょうか。
本当は少しだけ努力すれば改善できるところなのに、忙しさを言い訳に見てみぬフリをしていないでしょうか。
相手に何か不満を感じたとき、同時に、それは自分自身もできていることなのかを振り返る必要があります。
そうでなければ、その不満は相手にとって理不尽なものになりますし、自分にとってはどこかで後ろめたさを感じる要因にもなってしまうからです。
これ以上頑張れというのではありません。
相手に不満を感じたときは、まさに自分が同じことをしていないのかを考えることで、不必要な衝突を避けられるということです。
とにかく口角を上げて過ごす
旦那が嫌いだから笑顔で過ごすことなんてできない。
その気持ち、よく分かります。
理不尽で自分勝手なことばかり押し付けてくる旦那に対して笑うことは難しいでしょう。
しかし、笑顔には現実をも変える力があります。
まずは、心からの笑顔でなくて大丈夫。
作り笑顔でもよいので笑ってみましょう。
「笑顔を作ろう」と思うと、気持ちありきで考えがちですが、「口角を上げよう」ならどうでしょうか。
手や足を意識的に動かすことと同じで、口角を機械的でよいので上げてみましょう。
「目が死んでいる」状態でも構いません。
最初のうちはぎこちなく感じるかもしれませんが、口角が上がっているそれだけで、心がすっと軽くなることがあります。
旦那が嫌い、イライラする、許せない…。
そんなふうに思ったときこそ、機械的に口角を上げてみましょう。
心が楽になり、旦那のことが気にならなくなってくることがあります。
「旦那」ではなく「自分」にフォーカスする
学生時代や職場などのさまざまなコミュニティにおいて、毎日のように人の悪口ばかり言っている人を見ることがあります。
そんな姿を見て、「嫌いなら放っておけばよいのに」と思ったことはないでしょうか。
嫌いなはずの相手のことを四六時中考え、自分の貴重な時間を無駄にしているその人を、何だか可哀想に思った経験があるかもしれません。
旦那と自分の関係性においても同じことが言えます。
嫌いな人の悪口ばかり言っている人は、「嫌いな相手にフォーカスしている状態」です。
相手のことばかり考えるから、相手の悪いところばかりが目につき、ますます嫌いになっていくのです。
「旦那が嫌い」と毎日のようにイライラしていても、状況は改善しません。
でも旦那を好きになれと言われても難しいでしょう。
対処法としては、フォーカスする相手を「嫌いな人」ではなく「自分」にすること。
旦那を変えようと思っても変えることができない以上、考えるのは自分自身のことにするのです。
- わたしはどんな見た目になりたいの?
- わたしはどんな態度で毎日過ごしたいの?
- わたしはどんなふうに生きたいの?
自分自身にスポットライトをあてることで、「旦那が嫌い」という事実が気にならないほど忙しくなります。
旦那の嫌なところを探しているほど暇ではなくなるため、失われていた活力も戻ってきます。
そのうち、楽しそうなあなたを見て旦那が協力的になることがあるかもしれません。
言いたいことを我慢しない
旦那に気を使った結果、我慢が積み重なり、「嫌い」という感情にいたるケースは珍しくありません。
確かに、言いたいことを言うとケンカになることもあり、心身ともに疲れてしまいます。
だからこそ、空気を読む妻は我慢し、旦那を立ててきたのです。
しかし、我慢し続けた結果、結局は旦那嫌いになって疲れ果ててしまうなら同じことです。
旦那への不満は、本人へ口にだして言うことも覚えましょう。
案外、旦那は言われなければ気がつかなかっただけかもしれません。
言ってみると想像以上に頑張ってくれることがありますよ。
無理して家事をやらない
旦那が嫌いと思う原因の一つに、「自分ばかり頑張っているのに旦那は何一つ家事をやってくれない」というものがあります。
これには、家事をやらずにダラダラしている旦那のことが「うらやましい」という側面があります。
- 自分だって家の中ではゆっくり過ごしたい
- 疲れて帰ってきたときに食事の支度ができていたらいいのに
- たまには夜中一度も起きずに眠りたい
こんなふうに思うからこそ、それを何の気兼ねもなくやってしまう旦那にイライラするし、腹が立つのです。
きっと、いつもの家事を頑張り過ぎているのかもしれません。
育児に手を抜くことはなかなか難しいことがありますが、家事なら手抜きしても全然OK。
そのように気楽に考え、実際にも手を抜くことを覚えてみましょう。
「また旦那がダラダラしてる…でも自分も手抜きだからいっか!」と、自由気ままな旦那にイライラすることも減りますよ。
一時的なものと考えて期限を決める
妊娠、出産の過程で、女性は心身ともにさまざまな変化があります。
もし今小さな子供の育児に奮闘中の時期であれば、出産にともなうホルモンバランスの乱れ、育児による疲労、睡眠不足による自律神経の乱れが起きていると考えられます。
40代以降になれば更年期が近づき、心身が乱れがちになることもあるでしょう。
旦那が嫌いどころか、誰に対してもイライラしてしまっておかしくない時期がある、ということです。
たまたま一番近くにいるのが旦那だから、旦那だけを嫌だと思ってしまうこともあるでしょう。
こうした心身のバランスは、時間の経過とともに収まっていくことがあります。
今は大変かもしれませんが、そのときの心理状態を根拠に離婚を早まることは考えもの。
あくまでも一時的なものと捉え、「もう少し様子を見ようかな」と落ち着いてみてください。
「あと3年だけ頑張ってみる」など、期限を決めることもよいでしょう。
永遠に続く悩みだと思うと辛くなりますが、時限つきなら何とか乗り切れるものです。
旦那と出会ってよかった出来事を思い出す
嫌いと思っても旦那と何とかやっていこうと思うのなら、旦那のよいところを見ることから始めましょう。
「何一つとしてよいところがない」と思っても、過去にはよかったことや楽しかった出来事があったのではないでしょうか。
それらを思い出し、できれば紙に書き出してみてください。
子供がいる方は、旦那の存在で子供に恵まれたことが、何よりよかった出来事ではないでしょうか。
旦那がいなければ、大好きな子供に出会うこともありませんでした。
そう考えると、旦那という存在は必要だったと思えてきます。
旦那の嫌いなところを探していけば、いくらでもでてくるでしょう。
誰かに聞いてもらうことで、多少のストレス発散にはなるかもしれません。
しかし、それをしたからといって、現状を変えることはできません。
旦那が嫌いで辛い今を変えるなら、旦那のよいところを探すことが大切です。
旦那が嫌いで体調不良になっているなら
夫源病と呼ばれるように、旦那が家にいることで吐き気や胃痛などの体調不良になる、旦那が家にいないと途端に晴れやかな気持ちになる症状があります。
原因の典型例とされているのは、旦那が家事育児に協力的でないことや、亭主関白で何でも妻にやらせることなどがあります。
また、完璧な良妻賢母を目指している我慢強い妻がなりやすい要因をもっているともいわれます。
ただし、ご家庭によって事情は異なるため一概にはいえません。
一ついえるのは、一種のメンタルヘルスの問題ですから、我慢は根本的な解決にはならないということです。
この場合、心療内科やカウンセラーなど専門家に相談されることが大切です。
そのうえで、一時的に別居するのか、家族を交えて旦那に改善を求めるのか、最適な方法を考えるようにしましょう。
最後に
いかがでしたか?今回は、旦那が嫌いな感情との向き合い方、気楽になれる方法を紹介しました。
旦那が嫌いという感情は、世の中の多くの女性がもっているものです。
あまり特異な感情と捉えず、できる対処法があると知っておきましょう。
本当に辛い場合にも、専門家を頼るなどの方法があります。
一人で我慢することだけはやめて、できることから始めてみてはいかがでしょうか。