脱毛の月額制はカラクリがある?2つの月額制の違いや注意点を比較

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脱毛を契約する前に気になるのがお金の問題です。

脱毛サロンやクリニックの公式HPをチェックして、脱毛費用を比較検討されている方も多いのではないでしょうか。

公式HPでよく見るのは「月額○○円」という、月額制の支払方法です。

一見するとお小遣い程度の金額で脱毛できそうに見えますが、カラクリもありますよ。

今回は、脱毛の月額制に着目し、2つの月額制の違いや注意点を紹介します。

脱毛の月額制とは?

脱毛のいわゆる月額制とは、毎月決まった金額を支払うことで脱毛していく、脱毛料金の支払方法のことを指します。

月額制と聞いて持つイメージは人それぞれですが、一般的には習い事の月謝のような支払方法を想像する方が多いのではないでしょうか。

毎月銀行口座から決まった金額の引き落としがあり、習い事を継続している間はそれが続きますよね。

この記事では、このタイプの月額制を「習い事型月額制」と呼ぶこととし、もうひとつの月額制である「ローン型月額制」とわけて説明していきます。

どう違う?2つの月額制について

脱毛業界に存在する2つの月額制。

両者は根本的に大きく異なるため、これから脱毛をしようと考えている方は、違いを押さえておくといいでしょう。

ここからは、「習い事型月額制」と「ローン型月額制」の違いとして、それぞれのメリット、デメリットを解説します。

習い事型月額制のメリット

まずは、習い事型月額制のメリットを見ていきましょう。

どんな理由でも好きなときにやめられる

習い事型月額制の一番大きいと言える特徴が、いつでも好きなときに脱毛をやめられる点です。

  • 引越しや妊娠で通えなくなった
  • 仕事が忙しすぎて一旦やめたい
  • スタッフの対応が気に入らない
  • 脱毛効果が得られたからやめたい

など、どんな理由でもやめることができます。

スポーツジムやお花の教室などの習い事も同じですよね。

解約手続きの煩わしさがない

脱毛を自分のタイミングでやめる際、回数パックプランの途中解約のように、書類作成や返金費用を計算してもらうといった煩わしさがないのが魅力です。

習い事型月額制の解約方法は、解約したい1ヶ月ほど前までに、サロンかサポートデスクに電話をし、解約したい旨を伝えるだけ。

また、通常の途中解約で求められる解約手数料も不要ですので、余計なお金がかかることもありません。

回数パックプランやローン型月額制だと、解約手続きの手間や解約手数料がネックとなって、仕方なく通い続ける人もいます。

習い事型月額制なら解約時のデメリットを考える必要はないのは楽ですね。

ローン審査が不要

高額な脱毛契約を結ぶとき、一括で支払える余裕がなく、ローンやクレジットカードの分割を利用する方も多くいます。

ローンや分割はお金がないときでも脱毛を始められるひとつの方法ですが、そもそもフリーターや学生などでローンの審査に落ちる心配がある方もいるでしょう。

脱毛ローンは比較的審査が緩めではありますが、収入が全くない、かなり少ないなどの場合は通らないことが普通です。

その点、習い事型月額制ではローンやクレジットカード作成の審査は不要で、銀行口座さえあればそこから引き落とししてくれます。

余計な心配をしなくても、今すぐにでも脱毛を始めることができます。

あらかじめ回数を決める必要がない

回数パックプランを契約するとき、カウンセリングで毛や肌の質を見ながら、適切な回数を決めることになります。

サロンやクリニックのスタッフに相談して決めればいいため、ある程度は近い回数を定めることができるでしょう。

しかし、毛や肌状態は千差万別ですし、どこまで脱毛したいかも個人差があります。

脱毛する箇所によって毛の生え方も異なりますので、ぴったりの回数を予想するのは困難だと言えるでしょう。

少ない回数で契約しておき後で追加すると、追加料金がかさむため、多い回数で契約しておいた方がいいこともあります。

反対に多い回数で契約すると、脱毛効果に満足した後も通い続ける必要がある点が厄介です。

いつやめてもいい月額制なら、回数の設定で悩むこともなく、「もうそろそろいいかな?」と思ったタイミングでやめられます。

支払方法がシンプルで分かりやすい

習い事型月額制は非常にシンプルな支払方法で、分かりやすいのもメリットです。

金利や分割手数料を気にする必要はなく、面倒な計算をして予算を組む必要もありません。

契約時に決めたお金が毎月引き落としされるだけなので、自分のお金を計画的に使うことができます。

習い事型月額制のデメリット

多数のメリットがある習い事型月額制ですが、誰にとっても適しているわけではありません。

デメリットもあるため、納得できる支払方法なのかを考えておく必要もありますよ。

ここからは、習い事型月額制のデメリットを紹介します。

脱毛に通わない月でも支払の必要がある

習い事型月額制は、都度払いというわけではありませんので、契約期間中は毎月引き落としがなされます。

忙しくて通えない、予約日に生理が重なってキャンセルしたなど、理由があって脱毛に通わない月があっても変わりません。

脱毛に行っていない月にも支払が発生することで、損したように感じてしまう人も少なくないようです。

納得いくまで通うと割高になる

習い事型月額制は手軽に始められ、月々の支払い額も5,000~10,000円程度と多くありませんが、脱毛回数によっては安いとは限りません。

たとえば、キレイモの月額定額プランは月額9,500円で受けられ、2ヶ月に1回通います。

1年だと6回通える計算で、トータルでは114,000円かかります。

これは、同じくキレイモの6回パックプランと同じ金額なので、6回であれば経済事情にあわせて選べばいいでしょう。

しかし、脱毛サロンの光脱毛において、6回で満足できる人ばかりではありません。

一般的には12回ほどが目安で、徹底的に脱毛するなら18回かかることも普通です。

キレイモのパックプランは6回だと月額制と同じ金額ですが、12回だと212,040円となります。

月額制を2年通うと228,000円なので、15,960円割安になる計算です。

少ない回数通うならいいのですが、ムダ毛ゼロに近づけたい、納得するまで通いたいと継続した場合には割高になることがある点は覚えておきたいですね。

他のプランと比べて縛りがあることも多い

月額制は誰でも簡単に始めやすく、いつでもやめることも可能な分、他のプランと比べると縛りがあることも多いです。

たとえば、

  • シェービング代がかかる
  • 予約の優先度が低い
  • 予約の変更ができない
  • 1回に脱毛できる範囲が限られている

など、サロンやクリニックによってルールがあります。

シェービングをしっかりできるマメな人や、時間の融通がききやすい人にとっては大きなデメリットではないのですが、人によってはストレスに感じてしまうこともあります。

習い事型月額制が向いている人

ここまでの内容を元に、習い事型月額制が向いている人の特徴を挙げます。

  • 高額ローンに抵抗がある人(学生や専業主婦など)
  • 転勤などでよく引越しする人
  • 施術回数が少なめで済みそうな人
  • 以前おこなった脱毛の仕上げとして数回だけ脱毛したい人
  • 毎月脱毛に通う時間がある人
  • お小遣いの範囲でやりくりしたい人

これらの人は手軽に始められ、いつでもやめやすい習い事型が向いていますので、サロンを選ぶ際には基準のひとつとされるといいでしょう。

習い事型月額制がある脱毛サロン

習い事型月額制がある脱毛サロンには、キレイモ、脱毛ラボ、ストラッシュなどがあります。

中でもおすすめなのはキレイモです。

脱毛ラボは月額料金がかなり安いですが、全身脱毛を1回まるまるおこなうのに1年かかる仕組みです。

よほど時間に余裕がある人でない限りは、あまり現実的とは言えないでしょう。

ストラッシュは1回で全身の1/4を処理するため脱毛ラボよりは効率がよく、費用も安くて魅力が多いです。

ただし、2ヶ月に1回全身を処理するためには2週間に1回通う必要があるため、こちらも時間がある人向きです。

キレイモの場合、月額料金は一見他より高く感じますが、2ヶ月に1回の来店でよく、1回で全身を処理してもらえるため、忙しい人でも通いやすいです。

シェービング代金がかかる、予約の変更がきかないなどのデメリットはありますが、ルールに沿ってごく普通に通えばあまり気にならないことも多いです。

ちなみにクリニックでは、習い事型月額制を導入しているケースはほとんどなく、月額制であっても後述のローン型月額制が主流となります。

ローン型月額制のメリット

ここからは、ローン型月額制について解説します。

ローン型月額制とは、まとまった契約金を月額払いにすることで、月額制とうたっているタイプの月額制です。

つまり、回数パックプランをローンやクレジットカードの分割払いで支払うのと同じようなことです。

「え、そうなの?がっかり...。」と感じた方もいるかもしれませんが、この方法にもメリットがあります。

まとまったお金を用意できなくても脱毛を始められる

剛毛な方や、とことんツルツルに仕上げたい方などは、回数がかかってしまうことから、あらかじめ高額費用を払うことが想定できますよね。

しかし、まとまったお金を一度に用意するのは簡単ではなく、お金が貯まるまで待つのも時間がかかってしまいます。

ローン型月額制であれば、今すぐまとまったお金を用意できなくても、高額契約をすることができ、早い段階で脱毛を始めることができます。

手数料を抑えられる

ローン型の月額制なら、ローンやクレジットカードの分割でも同じではないかと思いますよね。

しかし、脱毛サロンやクリニックの月額制では、金利や分割手数料がかからなかったり、かなりの回数まで負担してくれたりといったサポートがついていることがあります。

もちろんすべてのサロンでこうした対応ではありませんが、単純なローンやクレジットカードの分割と比べると、余計な費用がかかりにくいこともあります。

忙しくて通えなくても無駄にならない

回数パックプランを月額払いにしたタイプの場合、習い事型のように忙しくて通えない時期を無駄にすることはありません。

月をまたいだからだめということではなく、あくまでも決められた回数を消化させてくれます。

もちろん、支払いが終わった後でも、未消化の分があれば施術できます。

払っている間しか脱毛できない習い事型との違いです。

納得いくまで脱毛できる

ローン型月額制導入サロンでは、脱毛し放題の回数無制限を取り入れているケースも多く、一度契約してしまえば納得いくまで脱毛できます。

習い事型だと、どこかのタイミングで割高になるときがきますが、ローン型の脱毛し放題なら通うほどに単価が安くなっていきます。

ローン型月額制のデメリット

ローン型月額制はローンや分割払いと同じなので、デメリットもあります。

習い事型月額制のような感覚で契約してしまうと、実態は大きく異なるため後悔しかねません。

デメリットをよく押さえておきましょう。

脱毛が終わっても払い続ける必要がある

ローン型月額制度は、習い事型と同様に月々5,000~10,000円程度の支払いで済むことが多いですが、月々の負担が少なければその分、支払期間が長くなることもあります。

たとえば月々5,000円の支払いで総額40万円かかる脱毛の場合、単純計算だと6年半以上かかってしまいます。

脱毛はすでに終わっていますが、ローンと同じなので支払は続きます。

脱毛を終えて別のことにお金を使いたくなったときでも、支払が残っていることで新しいことを始めにくくなってしまいます。

途中でやめたくなったときに面倒

ローン型月額制はプランにかかる金額を分割で払うだけなので、途中でやめにくいです。

やめる場合は途中解約となり、手続きが必要です。

途中解約には解約手数料がかかってしまうので、半ば嫌々通う人もいるほど。

脱毛を途中でやめたくなったり、他の脱毛サロンやクリニックに変えたくなったりすることはありますので、長期契約であることを自覚できるかがポイントです。

あくまでも借金なので抵抗がある

契約時の抵抗感もデメリットのひとつです。

いくら月額制だと言っても、ローンや分割払いは借金のひとつでもあるため、「本当に支払続けられるだろうか?」など不安感も残ります。

せっかくいい脱毛サロンやクリニックでも、抵抗感がネックとなり、脱毛自体を諦めてしまうことにもなりかねません。

ローンや分割払いが苦手な方は、多少割高になってでも、習い事型の方が精神的に気楽だと言えるでしょう。

ローン型月額制が向いている人

ローン型月額制が向いている人の特徴を挙げます。

たとえば以下のようなタイプの人がいいでしょう。

  • 高額契約でも毎月の支払を少なくしたい人
  • かなり回数がかかりそうな人
  • 金利や分割手数料を抑えたい人
  • 安定的な支払能力がある人
  • 引越しや妊娠などで解約する可能性がある人

ローン型月額制がある脱毛サロン

ローン型月額制を導入している脱毛サロンで有名なのは、銀座カラーやシースリーがあります。

おすすめは銀座カラーです。

銀座カラーは全身脱毛し放題のリーズナブル脱毛コースが197,650円で、回数無制限の脱毛の中ではかなり低価格です。

月額6,500円を約2年半かけて払う計算になりますが、それほど長期というわけでもありませんので負担が少なめです。

2年半なら脱毛に通っている間に支払が完了する可能性も高いでしょう。

シースリーの全身脱毛は、月額費用は安いもののトータルでは40万円前後かかってしまいます。

シースリーは高級感のある内装や永久メンテナンス保証など利点も多いのですが、費用面が気になる方は銀座カラーの方がいいでしょう。

クリニックの場合、ほとんどがローンや分割で対応しています。

月額制であっても、医療ローンを組むのとほとんど同じ。

脱毛サロンのような習い事型月額制は使えないと思っておいた方がいいでしょう。

習い事型とローン型、どちらの月額制がお得なの?

導入しているサロンやクリニックごとの基本料金が異なるため、一概に比較することは難しいですが、回数が多くなるほどローン型の方がトータルでの支払額は低くなっていきます。

また、コスパで言えば回数パックプランはかなり優遇されている内容になっています。

10万円前後のまとまったお金を用意できる方は、ローン型の月額制や回数パックプランを検討した方がいいでしょう。

習い事型月額制は、回数が少ない場合にはお得になりやすいですし、途中解約手数料も不要、ローンに抵抗がある方にもおすすめです。

どちらがいいのかはご自身の経済事情や生活環境に応じて変わってきます。

月額制が絶対お得?他のプランとあわせて検討を

月額制を導入していない脱毛サロンやクリニックでも、1回あたりの金額が安いケースは多々あります。

初期費用を投入してでも、まとめて支払いする方がぐっと安くなることは珍しくありません。

また、回数パックプランを契約しても、解約するときに未消化分を返金してくれるサロンやクリニックもあります。

月額制がなかったとしても、できるだけ利用者の負担が少なくなる仕組みを整えてくれています。

必ずしも月額制がお得だとは限りませんし、脱毛技術やアフターケア、雰囲気などによっても自分にあう脱毛は変わってきます。

脱毛で何を重視したいのかをトータルで考えてみることも大切です。

最後に

いかがでしたか?今回は脱毛の月額制について紹介しました。

2つの月額制には大きな違いがあります。

気になる脱毛サロンやクリニックではどんな支払方法なのかをよく確かめてから契約することで、後悔やストレスがなく有意義な脱毛通いができるでしょう。

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