「顔脱毛をしたいけど脱毛日のメイクはどうするの?」「すっぴんで出歩くなんて考えられないけど対処法はあるの?」など、顔脱毛とメイクの関係に疑問をもたれる人もいるでしょう。
脱毛に行くときはメイクをしても大丈夫なのか、脱毛後はどうなのかが気になりますね。
今回は、脱毛日のメイクについて、脱毛前と後にわけて、サロンの対応やすっぴん対策などを紹介します。
目次
顔脱毛をするときにメイクをしていても大丈夫?
メイクをしていいかどうかがもっとも気になるのは顔脱毛ですよね。
顔脱毛をするときのメイクについて、一般的な取り扱いを紹介します。
脱毛日のメイクは基本的にOK
結論から述べると、脱毛日のメイクは基本的にOKです。
個人サロンだと対応が分かれる可能性もありますが、大手サロンではメイク可としているケースがほとんどです。
すっぴんで外を出歩けない人や、仕事や用事の後に脱毛に行きたい人はひとまず安心ですね。
施術前にはメイクを落とす
サロンに行くまでのメイクはOKですが、施術をするときは落とします。
自分でクレンジングするケースと、スタッフがクレンジングするケースとあります。
クレンジングは持参するか、サロンにあるものを使うかのどちらかで、ほとんどのサロンではメイクを落とせるスペースが用意されています。
本当はクレンジングを持参する場合、万が一忘れてしまってもスタッフに声をかければ貸し出してくれることもあるため、慌てずに申し出てみましょう。
クレンジングを忘れたから即脱毛NGとはならないことが一般的です。
薄めメイクが推奨される理由
メイク自体は可能でも、ばっちりメイクではなく薄めメイクに抑えておくのがベターです。
なぜなら、クレンジング自体が肌へ負担がかかる行為のため、濃いメイクだと落とすときの刺激が強いからです。
しっかり落とすまでに時間がかかってしまうこともネック。
予約時間は限られているため、場合によっては脱毛時間そのものが短くなってしまう可能性もあります。
薄めメイクでも落とす
メイクが薄ければそのままでいいというわけではなく、結局は落とす必要があります。
薄めメイクがいいのは肌への刺激を軽減するためであって、もともとすっぴんの状態で行くのが一番いい方法です。
よくある「すっぴん風メイク」も薄づきに見えるだけで、メイクをしていることに変わりはありませんので、顔脱毛前には落としましょう。
カウンセリングのときはメイクをして大丈夫
脱毛の契約前にはカウンセリングをして、肌状態や最適な脱毛プランを考えていくのが一般的です。
顔脱毛をしたいと考えている人でも、カウンセリングのときはメイクしても問題ないことがほとんど。
顔脱毛ができる肌状態なのかなど、よほどすっぴんを確認してもらいたい点がない限りは、その日にすぐ施術をするわけではありませんのでメイクして行って大丈夫です。
ただし、中にはカウンセリング後にすぐ施術できるサロンもあります。
その場合は通常のケースと同じように、メイクを落とす必要があると思っておきましょう。
顔脱毛以外はメイクしても問題ないが注意点も
顔脱毛以外であれば、メイクが特に問題になることはありません。
全身脱毛のようにうつぶせの体勢になる必要があるとメイク崩れはありますが、しっかり落とすことまでは求められません。脱毛後にさっとメイク直しをすれば十分です。
ただし、日焼け止めや脚用ファンデーションなどを脱毛箇所に塗っておくことは、顔のメイクと同じことなので当然NGです。
毛穴に浸透する保湿液なども脱毛箇所には塗らないようにしましょう。
脱毛前にメイクを落とす理由
施術をしてくれるのがいくら女性スタッフでも、すっぴんを人に見られるなんて耐えられない...。
そこまで考えてしまう人もいるかもしれませんが、脱毛前にメイクを落とすにはれっきとした理由があります。
メイクによるコーティングで脱毛効果が下がる
メイクをすると、肌や毛穴がコーティングされてしまい、光やレーザーがうまく行き届かず、脱毛効果が下がってしまいます。
顔の産毛はただでさえメラニン色素が薄く、脱毛には時間がかかるのに、メイクで詰まった毛穴に施術すると、さらに効果を得るまでに時間を要することに。
脱毛機自体にメイクがついてしまい、性能を弱めてしまう可能性も考えられます。
やけどや色素沈着のリスクを防ぐ
顔脱毛を安全におこなうためにもメイクを落とす必要があります。
メイクの成分に熱が作用して、やけどや色素沈着などの肌トラブルが起こらないとも限らないからです。
肌トラブルが起きると、その日以降のメイクも満足にできなくなります。
それなら最初からしないで安全に脱毛した方がずっといいですよね。
いくらすっぴんを見せたくないからと言って、後悔することのないようにしましょう。
メイクを落とすのはどの範囲まで?
顔脱毛は顔にある産毛に対しておこなうもの。
目元や口元はメイクしてもいいのでは?と感じることがあるでしょう。
日焼け止めやパウダーなど軽めのメイクならOKなのかも気になります。
口紅やグロスも落とす
顔の産毛で気になるのは、口回りや鼻の下の毛だという方も多いはずです。
唇自体に照射するわけではありませんが、口回りの施術の際に脱毛機のヘッドを近づける必要があり、邪魔になってしまうことがあります。
おでこや眉毛のみの脱毛する場合など、脱毛箇所によっては口紅やグロスを塗ってもいいと言われることもありますが、基本的には落とした方がいいと思っておきましょう。
アイメイクは許容されることが多い
各サロンの対応では、アイメイクはしたまま施術を受けられることが多いです。
アイメイクをしているかどうかで見た目の印象が大きく変わるため、アイメイクだけは死守したいと感じる人はひと安心ですね。
ただし、目元の保護のためにゴーグルやコットンを乗せることもあるため、アイメイクが崩れてしまうことはあります。
アイメイクを落としたくない場合は一応可能ではあるものの、基本的には落とすのが一番だと言えます。
日焼け止めも落とす必要がある
顔脱毛前にメイクを落とす必要があるのは、毛穴に成分が詰まることで脱毛効果が下がる、やけどなどのリスクがあるからでした。
よって、日焼け止めも落とさなくてはなりません。
日焼け止めは肌に直接、しっかりと塗ることが多いため、毛穴に詰まりやすいもの。
メイク同様に注意が必要ですよ。
サロンでも脱毛日の日焼け止め使用は原則禁止されていることが多いです。
とはいえ、脱毛に日焼けはご法度。
日中の時間帯を利用して脱毛に通う人は、日傘や帽子、マスクなどのグッズを活用して日焼けしないようにガードしましょう。
「仕事帰りだからすっぴんは無理!」な人の対処法
顔脱毛はすっぴんで行くのがベストですが、仕事帰りだからすっぴんは絶対に無理だという人もいるでしょう。
仕事帰りに顔脱毛をする場合の対処法を紹介します。
顔脱毛は自宅から通える日に予約するのがベター
職場から近い、週末は脱毛で潰したくないなど、仕事帰りに脱毛に通う方が、都合のいい人はいるでしょう。
脱毛サロンやクリニックは平日の夜までやっていますので、仕事帰りでも十分通うことができます。
しかし、仕事でどうしても濃いメイクをする人は、自宅から通える日に顔脱毛をするのがベター。
前述したようにクレンジングによる負担や時間がかかることを考えると、仕事帰りに寄るのはあまりおすすめできません。
いつもより薄めのメイクにしておく
スケジュールの都合上、どうしても仕事帰りに寄る人もいます。
仕事中にノーメイクというわけにはいきませんが、いつもより薄めにしておくことはできます。
毛穴をしっかりカバーするリキッドファンデより、軽めのパウダーをはたく程度にしておく、伊達メガネやマスクで隠して乗り切るなどの方法もあります。
全身脱毛なら顔以外をやってもらって乗り切る
全身脱毛で予約をやりくりできず、仕方なく仕事帰りに寄る場合や、脱毛後に濃いメイクをする必要がある場合、その日は顔脱毛をしない方法もあります。
全身脱毛なら顔以外に施術するパーツが多数あるため、行って無駄になることはありません。
顔の脱毛間隔があいてしまいますが、回数無制限プランなどを使っていれば、納得いくまで脱毛することも可能です。
回数パックプランのように回数が消化されてしまうと使えないこともありますので、「今日は顔脱毛をやめておきたい」などスタッフに相談してみてはいかがでしょうか。
脱毛回数を重ねるごとに薄いメイクでよくなる
普段は濃いメイクで毛穴や吹き出物を隠していた人も、顔脱毛の回数を重ねるごとに薄いメイクでよくなってきます。
顔脱毛には美肌効果もありますので、そもそも厚塗りする必要がなくなるからです。
メイクをどうするかといった煩わしさは、脱毛を重ねるごとに減っていくと思っておき、脱毛期間前半を何とか工夫して乗り切りましょう。
薄めメイクで乗り切れるならメリットも
仕事中に薄めのメイクで乗り切れるなら、仕事帰りの夜の顔脱毛をするのはメリットもあります。
脱毛後にすっぴんで帰るときに人目につきにくいことと、日焼けしない点です。
脱毛後の敏感な肌に紫外線は危険なので、紫外線が気にならない夜の脱毛も悪くありません。
夜なら家族や恋人に迎えを頼む手もありますので、状況に応じて予約日を考えてみましょう。
脱毛後のメイクはしてもいいの?
ここからは、脱毛の施術後のメイクについて触れていきます。
脱毛前にメイクを落とすことは分かりましたが、脱毛後のメイクはどうするのがいいのでしょうか。
基本的にはいいが薄いメイクがおすすめ
顔脱毛をした後でも、基本的にはメイクが可能なケースが多いです。
サロンには化粧直しスペースがあることがほとんどなので、そこでメイクをすることができます。
ただし、顔脱毛後の肌は非常に敏感になっており、毛穴にメイクが入りこむことで肌トラブルのリスクは上がります。
どうしてもメイクをしたい理由がなければ、すっぴんで帰るのがもっとも肌にいい方法です。
肌状態によってはメイクNGの場合も
脱毛後の肌状態は個人差が大きいため、場合によってはメイクをNGとされることがあります。
肌が赤くなったり、炎症を起こしていたりすると、すっぴんで帰るように指示される可能性があります。
プロの目から見てメイクをすべきではないと判断しているため、指示には従うべき。
どうしても我慢できず駅のトイレなどでメイクをし、肌が荒れてしまっては目も当てられません。
メイク道具は持参する
脱毛後にメイクをする場合、メイク道具は持参する必要があります。
サロンではクレンジングや化粧水は用意してあることがほとんどですが、メイク道具は用意がないか、最低限のものだけというケースも珍しくありません。
パウダールームの占領はマナー違反
脱毛後にメイクができる状態だからと言って、サロン内で時間をかけてメイクをするのはマナー違反です。
サロンには他の利用客もいますし、顔脱毛以外で崩れたメイクをさっと直したいだけの人もいます。
ときどき、パウダールームを何分も占領して迷惑をかける人がいますが、大人として恥ずかしいと思われることも。
メイクをする場合でも最低限にとどめておき、早めに次の人が使えるようにしましょう。
脱毛帰りのすっぴんを何とか隠す方法
脱毛後にはすっぴんが最適とはいえ、無防備な状態で公共交通機関を利用するのはためらわれますよね。
すっぴんを何とか隠す方法はないのでしょうか。
すっぴんカバーにあるといいもの
すっぴんはメイクではなく別のアイテムを利用して隠すことができます。
すっぴんカバーに便利なアイテムとしては、以下のものがあります。
- マスク
- 伊達メガネ
- サングラス
- 帽子
- 大きめのストール(鼻から下を覆うように使う)
サングラスに帽子、マスクなどやりすぎると逆に目立ちますが、帽子と伊達メガネ程度ならファッションの範囲内で自然です。
これらのアイテムを脱毛日には持参しておくと、帰りのすっぴんもさほど気にならないで済みます。
ちなみに、マスクは脱毛サロン側で用意してくれているケースも多いので、うっかり忘れた場合は置いてあるマスクをつけることもできます。
タクシーや家族に迎えにきてもらう
公共交通機関を使って帰ると、いつ知り合いに会うか分かりませんし、大勢の人目に触れるのも嫌ですよね。
どうしてもすっぴんが恥ずかしいなら、脱毛日だけタクシーを使って帰るのもひとつ。
お金はかかってしまいますが、女心をフォローするには仕方がありません。
家族や友人、恋人などに車で迎えにきてもらえるなら、それもいいでしょう。
混雑しない時間帯に脱毛する
すっぴんを根本的にカバーする方法ではありませんが、脱毛の予約日によって人からの視線を避けることができます。
脱毛は平日の夜や週末にもっとも混みあうため、混雑時を避けて予約するのです。
たとえば会社の人にだけはすっぴんを見られたくない女性は多いですが、有休を使って平日の昼間に予約を入れれば、会社の人に会うリスクはぐっと下がります。
特に内勤の人に使いやすい方法です。
平日の昼間はサロンも混雑しませんので、サロン内の待ち合わせ室にも人が少ないです。
公共交通機関も平日の昼間は比較的すいていますので、すっぴんを見られる相手が減ります。
施術後にメイク必須な人は光脱毛を選ぶのも方法
顔脱毛の後にメイクを絶対にしたい人は、レーザー脱毛ではなく光脱毛を選んだ方がいいこともあります。
レーザー脱毛は効果が高いのですが、パワーが強くて肌ダメージが大きいため、脱毛後にメイクができないこともあるからです。
ただし、デリケートな顔の脱毛は技術力が求められ、万が一の肌トラブルには迅速な対応が必要でもあります。
脱毛後のメイク云々ではなく、安心感を重視するなら医師がいるクリニックでのレーザー脱毛の方がいいと考えることもできます。
何を重視するかによって適切な脱毛の種類が変わってきますので、脱毛選びを慎重におこなうようにしましょう。
少し面倒でも顔脱毛はメリットが多い
脱毛日のメイクを考えるのが面倒だから顔脱毛はやめておこう...。
そんなふうに考えるのはナンセンスです。
脱毛日のメイクは注意が必要ですが、脱毛日だけ乗り切れば、後々メリットが大きいのが顔脱毛ですよ。
顔脱毛のメリットは、
- 毛穴が引き締まり肌のキメが整う
- 化粧のりがよくなる
- ニキビや吹き出物ができにくくなる
- 肌がトーンアップして色白に見える
- 自己処理の手間がなくなる
- 人と対面するときに自信がもてる
など、本当にたくさんあります。
もっと早くやっておけばよかったと感じる人も多いですよ。
最後に
いかがでしたか?今回は脱毛日のメイクとすっぴん対策について紹介しました。
女性にとってメイクは欠かせないものなので、脱毛日だけとはいえ困ることがあります。
しかし、脱毛効果を高めて安全な脱毛をするためにも、少なくとも施術時には落とすことが基本となります。
アイテムを使う、予約日を調整するなどの工夫をして、顔脱毛の数回を乗り切るようにしましょう。