毛深いことに悩んでいる人の多くは、自分はどうして毛深いのかということを一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
生活習慣に原因があるのであればそれを直したいと思うものですし、もし遺伝が原因で毛深いのであれば、もうどうしようもないのではないか?と思うものですよね。
実際、毛深い原因が遺伝ということはあるのでしょうか?
もし毛深い原因が遺伝だということがあるならば、遺伝で毛深い人はどうやってムダ毛対策していけばいいのでしょうか?
ここではそんな、毛深いことと遺伝の関係や、遺伝で毛深い人のためのムダ毛対策方法を紹介します。
目次
毛深いことは遺伝する
まず遺伝で毛深いということはあるのかということから見ていきます。
結論からいうと、遺伝で毛深いということは、起こりえます。
両親のどちらかが毛深いと、子どもも100パーセント毛深くなるというわけではありませんし、実際にはまだまだ研究段階のところもありますが、それでも毛深い親を持つ子供は、毛深い体質であるという実例が多く見られるのは事実です。
だから、親が毛深くて自分も毛深いという人は、遺伝で毛深くなっていると思って概ね間違いないでしょう。
親以外からも遺伝することはある
隔世遺伝という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
隔世遺伝とは、親の一つ上の世代、つまり祖父母から、親をスルーして自分に遺伝するということ。
毛の悩みに関しては、特にこうした隔世遺伝のケースも多くみられます。
親が毛深くないのに、自分が毛深いという方は、どうして毛深いのかすごく悩むものですよね。
その場合一度、祖父母に毛深い人がいないか確認してみることをおすすめします。
もし祖父母に毛深い人がいればそこからの隔世遺伝である可能性が高くなります。
遺伝で毛深い人が毛深さを解消するには
遺伝で毛深いとなると、もう何をしてもダメなのではないかと思いますよね。
でも、遺伝で毛深い人だって、まだま出来ることはたくさんあります。
遺伝に加えて、後天的な理由で体毛が毛深くなっているということもありますから。
しっかりと睡眠時間を確保する
まずできることは、睡眠時間の確保です。
睡眠時間が少なくなってくると、ただの遺伝状態よりもさらにホルモンバランスが乱れがちになります。
ホルモンバランスが乱れることは、毛深さに影響を与えてしまうのです。
だからまずは、睡眠時間をしっかりと確保することをおすすめします。
これくらいであれば、誰でもお金をかけずに取り組むことが出来ますし、続けやすいのではないでしょうか?
体質を改善するということは、簡単にできることではありませんから、ある程度の時間をかけて継続していかないとなりません。
こうした継続しやすいことからコツコツと積み重ねていくということは、すごく効果的なことなのです。
ストレスをためないようにする
人は、ストレスを感じると、ストレスに対抗するためのホルモンとして男性ホルモンの分泌を促します。
男性ホルモンが活発になると、それによって体毛が濃くなっていきますから、ストレスが毛深い自分を作ってしまうこともあると言えるんです。
もし普段からストレスを感じやすいと思うのであれば、ストレス解消のための方法を確保しないとなりません。
ストレスを感じないような生活にシフトできればそれがいちばんいいのでしょうが、それはなかなか難しいものです。
そもそも毛深いこともストレスになるでしょうし、仕事をやめたり学校をやめたりすることにはいかないことも多いでしょう。
だから一番効果的なのは、ストレス解消の方法を持つことになります。
シェービングではなく除毛をする
遺伝で毛深い人が毛深さを解消するには、体質を改善するということが効果的になることがありますが、いろいろと生活環境を改善しようとしていても、それでもどうにもならないこともあるものです。
1年とかそれくらいの期間睡眠環境の改善に努めたり、ストレス発散の方法を持つように努力をし続けてもどうにもならない場合、遺伝だけが理由で毛深くなっているという可能性もあるでしょう。
その場合にはどうしたらいいのでしょうか。
一つ考えられるのは、シェービングで処理するのではなく、除毛クリームを使って自己処理をするという事です。
除毛クリームとシェービングの最大の違いは、毛の断面にあります。
シェービングは毛を切り落とすので、本来の毛の途中である太い部分が、次の毛の先端になります。
除毛クリームの場合は毛を溶かしていくので、次に生えてくる毛の先端も、自然な毛のような細い先端になるのです。その分、毛深さも多少中和されて見えるようになることがあります。
一番効果的なのは脱毛をすること
遺伝で毛深い人が毛深さを解消するために一番効果的なのは、脱毛でしょう。
もし本当に毛深さを解消したいと思うのであれば、脱毛してしまうのが一番手っ取り早く、確実です。
確かに脱毛するにはコストもかかりますが、これから先一生悩み続けていくストレスから解放されるのであれば、そこにかかるコストを安く感じる人もいるのではないでしょうか。
遺伝で毛深い人に脱毛がおすすめな理由
遺伝で毛深い人に脱毛がおすすめだということには、当然理由があります。
次はその理由についてみていきましょう。
遺伝で毛深い人は毛がすぐに伸びる
遺伝で毛深い人は、処理をしても処理をしても、基本的には毛がすぐに伸びてくるでしょう。
毛深いということには、毛の量が多いとか毛の太さが太いとかのほかに、毛がすぐに伸びてくるから毛深く見えるということもあります。
すぐに伸びてきてしまうのであれば、どんな自己処理の方法で処理をしたとしても、最終的には毛深く見えるようになります。朝のひと時だけ綺麗に見えても、すぐに毛深く見えるようになっていたのではあまり意味がないですよね。
だから、遺伝で毛深い人はなんとかして毛が生えないようにするしかないのです。
それができるのは、脱毛くらいになります。
遺伝で毛深い人はパワーのある処理でないと効きづらい
そもそもの遺伝で毛深いという人は、毛も頑固であることが多いです。
抑毛クリームなどで対抗しようとしても、どうしてもなかなか成果がでなかったりするんです。
遺伝で毛深い人が効果を出すためには、やっぱり脱毛サロンやクリニックでの、パワフルな施術が必要になります。
逆に言えば遺伝での頑固な毛であっても、脱毛くらいパワフルな処理であれば、しっかりと毛をなくしていくことが出来るんです。
遺伝のホルモンバランスを改善するのは難しいから
遺伝のホルモンバランスは、後天的に乱れてそうなったわけではなく、そもそも生まれた時からそうだったということになります。
ということは当然、そのバランスを改善するのは難しいということになるんです。
そのバランスが原因で毛深いということが起こっているのに、そのバランスを改善するのは難しいとなると、その状況を打破するために出来ることは、そのバランスの状態でも毛が生えないようにするということしかありません。
それが出来るのが脱毛なのです。
脱毛では、毛が生えるためのもととなる部分にダメージを与えて毛を生えなくしていくので、男性ホルモンが優位であっても毛は生えづらくなります。
遺伝で毛深いという人に脱毛がおすすめだというのは、特にこの理由が大きいです。
遺伝で毛深い人の脱毛には時間がかかる?
遺伝で毛深い人が脱毛する際に一つ気になるのが、「ふつうの人よりも毛深い分、脱毛に時間がかかるのではないか?」という点でしょう。
脱毛では、通う回数が多くなればなるほどにお金がかかる様になることがほとんどです。
つまり脱毛に時間がかかるイコールお金がかかるようになるということで、その点を心配するのも仕方ありません。
毛深い人でもそこまで時間がかかるということはない
効果の出やすさで言えば、実は毛深い人の方が毛が薄い人よりも効果がでやすいと言えるんです。
脱毛の機器というのは、毛の黒い部分に反応して光やレーザーを照射していく仕組みになっているものが多いです。
毛の黒い部分に反応するということは、毛が黒ければ黒いほどに効果を発揮するということ。
だから毛深くて毛が濃いほうが、むしろしっかりとレーザーや光を照射できるのです。
また、毛深い方が毛が減ったときの減った感を感じやすいですよね。
そういう意味でも毛深い人の方が脱毛の効果は出やすいと言えます。
ただし光脱毛だと時間がかかることもある
医療脱毛クリニックでのレーザー脱毛は、そもそもの出力が強いので、遺伝で毛深い人であっても問題なく効果を出していけることが多いです。
しかし、これが脱毛サロンの場合にはちょっと話が変ってきます。
脱毛サロンの場合には、パワーの強い脱毛機器を使うことが出来ないのです。パワーの強い脱毛機器を使うことができないとなれば、当然遺伝で毛深いという手ごわい毛に与えるダメージも少なくなります。
だから、一般的なレベルの毛の人と比べて、効果がしっかりと出るまでに回数がかかることもあるのです。
遺伝で毛深い人には脱毛クリニックがおすすめ
遺伝で毛深い人が脱毛サロンで脱毛をすると時間がかかることもあるのだから、基本的にはそういう人には脱毛クリニックで脱毛することがおすすめになります。
脱毛クリニックであれば、たとえ遺伝で毛深い人でもあっても6回通うくらいで、もうあまり自己処理をしなくても良くなることもあります。
それはつまり、毛深いことから解放されたという事です。
脱毛サロンだと15回以必要になることも
これが脱毛サロンの場合、話が違ってきます。
脱毛サロンの場合には、自己処理があまり必要ないというレベルにするだけでも、15回以上通わないといけないこともあるんです。
つるつるにするレベルであれば、20回以上必要になることもあります。
脱毛サロンでもクリニックでも、脱毛はだいたい2か月に1回の施術になることが多いので、15回通うとなると2年半かかります。
20回ともなれば、3年以上も時間がかかるんです。
それに対してクリニックであれば、1年程度で満足できるレベルに持っていけるということになります。
クリニックは1回1回の効果も大きい
6回程度であまり自己処理をしなくても良くなることがあるということは、当然脱毛サロンと比べて1回1回の施術の効果が高いということになります。
1回1回の施術の効果が高いということは、1回通った後の満足度も大きいということ。
20回も通うことになり、かつ1回1回の施術であまり効果を感じられなかったら、次第に通うのが嫌になる可能性も高いです。
クリニックであればそういう心配はありませんね。
毛深い人が脱毛サロンに通うことにもメリットはある
これだけ見ていると、遺伝で毛深い人は脱毛クリニック一択のように思えますが、遺伝で毛深い人が脱毛サロンを選択することにも、メリットがないわけではありません。
遺伝で毛深い人が脱毛サロンを選択するメリットは、痛みをあまり感じないという点。
黒さにより反応しやすい毛深い人は、脱毛の痛みをより感じやすいということでもあります。
その上パワーの強いクリニックでの脱毛となれば、1回照射されるごとに涙が出てきてしまうということもあるのです。
人によっては耐えられないということもあるかもしれません。
でも脱毛サロンであれば、そもそもの出力があまり強くない分、毛に反応しやすい毛深い人であっても、比較的に痛みは感じづらいです。
遺伝で毛深いけれど、痛みにも弱いという場合には、脱毛サロンを選ぶのもアリでしょう。
お金を出せばクリニックでも痛みを軽減できる
脱毛サロンには痛みが少ないというメリットがあり、裏を返せばそれは、脱毛クリニックには痛みがすごく強いというデメリットがあるということでもありました。
ただそんな、脱毛クリニックで毛深い人が脱毛することのデメリットは、実はお金を出せば解消できるものなのです。
というのも、脱毛クリニックでは麻酔を使うことが出来るんです。
価格はまちまちですが、平均するとだいたい10グラム3,000円くらいで麻酔を使うことが出来ます。
麻酔を使用すれば当然痛みを感じなくなったり、あるいはそのレベルが下がったりするので、痛みに弱い人でも安心です。
6回全部で麻酔をするとなると、18,000円程度余計にコストがかかることになりますが、とにかく早く悩みから解放されたいけど痛いのは嫌だという人には、こういう手を使うのもおすすめできます。
遺伝で毛深くても脱毛すれば大丈夫
遺伝で毛深いと、もう何も手を打つことは出来ないのではないか?と絶望的な思いを抱えてしまうこともあるでしょう。
でも、何も手を打てないということは全くありません。たとえ遺伝で毛深くても、脱毛してしまえばその悩みからは解放されていくのです。
もし親や祖父母が毛深くて、自分が遺伝で毛深い可能性が高いと思ったら、脱毛してみることをおすすめします。
確かにお金はかかります。でも、そのお金をかけるだけの価値が、他の人よりも高いのは間違いなく遺伝で毛深い人ですから。