子供がピアノのレッスンを受けているときに、台の上に足を置いて弾いているのを見たことはありませんか?
子供がピアノを弾くときは足台を使ってピアノを弾きます。
「そんな台が無くてもピアノって弾けそうだけど…」
そう思うかもしれませんが、ピアノの足台を使うのにはちゃんとした理由があります。
そこで今回は、ピアノの足台を使う理由やピアノの足台の種類について紹介します。
目次
ピアノの足台とは?
ピアノの足台とは子供がピアノを弾く時に足をのせる台のことです。
子供はまだ身長が小さいです。
そのため、子供ピアノを弾くときは足が下までつきません。
ピアノを弾くときは、足を下にしっかりつけて体を安定させて弾くことが大切です。
そんな時に使うのがピアノの足台です。
ピアノの前に足台を置いて、その上にのせてピアノを弾けば子供でも体を安定させることができます。
ピアノの足台が無いとどうなるのか
ピアノの足台が無くても、ピアノを弾くことは可能です。
「なら、ピアノの足台はなくてもいいのでは?」
そう思う人もいると思いますが、ピアノの足台があるほうがピアノは弾きやすくなります。
ピアノの足台の購入を迷っている人のために、ピアノの足台を使わないとどうなるかをご紹介します。
重心が安定しない
ピアノの足台を使わないと、重心が安定しません。
なぜなら、子供は足が下につかないため足で体を支えることが出来なくなるからです。
「体が安定しなくてもピアノは弾けるし」
そう思う人もいるかもせれませんが、足台を使って重心を安定させることをおススメします。
重心が安定しないということは体を安定させるために余計な力を使うことになります。
そうすると、ピアノを弾くときに余計な力を使って弾く癖がついてしまいます。
ピアノを弾くときは、余計な力を抜いてピアノを弾くことが理想です。
足台を使えば体を安定させてピアノを弾くことが出来るので、子供は足台を使うことをおススメします。
姿勢が悪くなる
ピアノの足台を使わないでピアノを弾くと、ピアノを弾く姿勢が悪くなります。
足が下につかないと体が安定しないため、体を安定させるために不自然な姿勢で弾くことになるからです。
不自然な姿勢でピアノを弾くととてもピアノが弾きにくくなります。
ピアノが弾きにくいと練習もしづらくなります。
そうすると充実した練習もやりにくくなるので、足台を使って正しい姿勢でピアノを弾くことをおススメします。
また、姿勢が悪い状態でピアノを弾き続けると体も疲れるので足台がある方が体も疲れにくいです。
ピアノの足台の種類
子供がピアノを弾くときは、ピアノの足台があることが理想です。
ピアノの足台にはどのような種類があるのでしょうか。
補助台
補助台とは、ペダルが付いていない平らな足台のことです。
高さが調整することができて比較的安価で購入することができます。
台の横についているねじを回したり、レバーを押したりして高さを調節します。
補助台にはペダルがついていません。
ピアノを始めたばかりの頃はペダルを使わない教本や曲集がほとんどなので、ピアノを始めたばかりの頃は補助台でも十分です。
もし、足が届くようになる前にペダルを踏む曲を弾かなければならないときはペダル付きの足台に買い替えることをおススメします。
台とペダルが一体型の補助ペダル
台とペダルが一体型の補助ペダルとは、ペダルが付いている足台のことです。
ペダリングを練習しなければならない時に、補助ペダルを使います。
補助ペダルはペダルがついているため補助台よりも価格が高めになります。
補助ペダルには様々なものがあるので、ピアノの先生や楽器店の店員さんに相談して買うことをおススメします。
アシストペダルのセット
アシストペダルとは、身長が130センチを超えた子共ペダがリングの練習をするためのものです。
身長が130センチくらいになると足がまだ届きませんが、台と一体型の補助ペダルでは台が大きすぎます。
アシストペダルを使うときはアシストペダル専用の台と一緒に使います。
アシストペダルのセットは台とペダルが別々になっているので、自分でペダルを取り付けなければなりません。
電子ピアノの機種やアップライトピアノの種類によっては使えない場合があるので、必ず所有しているピアノで使えるかどうかの確認が必要です。
ピアノの足台の選び方
ピアノの足台を買おうとして検索をすると、様々な足台が出てきますよね。
情報が多すぎてどの足台を選べばいいのか分からなくなることもあるのではないでしょうか。
ここでは、ピアノの足台の選び方について紹介します。
足がつくだけで十分なときは補助台を
補助台とは、ペダルが付いていない足台のことです。
足台を使うのは足がつかない子供の時だけです。
「続くかどうかも分からないからとりあえず足が付けば十分」
という場合は、ペダルが付いていない補助台で十分です。
補助台には
- ねじを回して調節するもの
- レバーを使ってワンタッチ式で高さを調節するもの
などがあります。
ねじ式は回して調節をするので好きな高さに調節できますが、回す手間がかかります。
ワンタッチ式で調節する補助台は高さの段階が決まっていますが、ワンタッチで簡単に高さを変えられます。
それぞれにいいところがあるので、楽器店などで実際に使ってみて使いやすい方を選んでください。
ペダルリングの練習をしたいときは補助ペダルを
ペダリングの練習をすることが確定しているときは、補助ペダルを使いましょう。
補助ペダルには様々な種類があります。
補助ペダルには
- 台とペダルが一体になっている補助ペダル
- アシストペダルのセット(台と一体型の補助ペダル)
があります。
選ぶときの目安として身長が130センチくらいになったらアシストペダルのセットを、それまでは台とペダルが一体になっている補助ペダルを使うことを目安にしてください。
ただ、身長は目安なので個人によって使いやすい補助ペダルは異なります。
必ずピアノの先生や楽器店の店員さんと相談し、ピアノを弾く子供が使いやすいものを選んでください。
補助ペダルはピアノの種類によっては使えないものもあるので、確認も忘れずに行いましょう。
ピアノの足台をどこで買うか
ピアノの足台を買うときは楽器店で買うのがいいのか、ネットショップで買うのがいいのか迷いますよね。
それぞれにメリットがあるので、楽器店とネットショップで足台を購入するメリットをご紹介します。
楽器店で足台を購入するメリット
足台を楽器店で購入するメリットには
- 店員さんに相談できる
- 在庫があればすぐに手に入る
- いろいろな種類を試すことができる
というものがあります。
楽器店で足台を購入するときは店員さんに相談をしながら購入することが出来るため、分からないことなどを詳しく聞くことができます。
楽器店にはいろいろな種類の足台が販売されているため、色々な種類を試しながら購入することができるので納得いく足台を選ぶことができます。
在庫があればすぐに持って帰ることが出来るのも楽器店で足台を購入するメリットです。
ネットショップで足台を購入するメリット
ネットショップで足台を購入するメリットには
- 安い値段で購入できる場合がある
- 中古品を購入できる
というものがあります。
欲しい足台の種類が決まっていて商品名称が分かっている場合は、安い値段で売っているネットショップを探してお得に買うことが出来ます。
ピアノが続くかわからなくて安く足台を手に入れたい場合は、中古の足台を販売しているネットショップを使う方法もあります。
ネットショップでは実際に商品を見て買うことが出来ないので、欲しい足台について事前のリサーチが必要です。
ネットショップで足台を買うときは、交換可能かどうかを必ず確認しましょう。
交換や返品可能化の確認ができたら、交換や返品を受け付ける条件もきちんと確認してから購入をしましょう。
ピアノの足台選びは慎重に
いかがでしたか?
ピアノの足台は子供がピアノを弾くときにあったほうが望ましいです。
子供のころしか使わないから安いものをと思うかもしれませんが、快適な練習のために慎重に選びましょう。
ピアノの先生や楽器店の店員さんはピアノの足台を使うことに慣れているので、相談して購入することをおススメします。
子供の時期の練習は大切なので、必ずお子様の使いやすいものを選んでくださいね。