子供がピアノを習いたいというから習わせたけど、まったく上達しない。
そんなとき、これからもピアノを習わせようか迷ってしまいますよね。
ピアノが上達しないときは、上達しない理由を把握して対策をとることが大切です。
そこで今回はピアノが上達しない子共の特徴と上達させる方法を紹介します。
目次
ピアノが上達しない子共の特徴とは
子供をピアノ教室に通わせるからにはピアノが上手になってほしいですよね。
せっかくピアノ教室に通っていても、ピアノが上達しない子はたくさんいます。
なぜ、ピアノ教室に通っているのにピアノが上達しないのでしょうか。
ここではピアノが上達しない子共の特徴を紹介します。
練習をしない
練習をしない子共はピアノが上達しません。
ピアノの上達のためには練習が必要不可欠だからです。
これは当然のことですね。
中には器用な子供がいて、練習をしなくても課題を弾いてしまう子供もいます。
けれど、練習する子供と比べたら上達するスピードはとても遅いです。
ピアノを練習しない子供が上達することは非常に難しいでしょう。
ピアノが好きじゃない
ピアノが好きじゃない子はピアノが上達しません。
ピアノが嫌いだと、練習を積極的にしない傾向があるからです。
好きこそものの上手なれという言葉があるように、好きだからピアノを弾くのです。
そのため、ピアノを弾くことが好きな子供は上達も早いです。
子供のピアノを上達させたいときはピアノが好きになる工夫をすることが大切です。
先生のアドバイスを聞かない
先生のアドバイスを聞かない子はピアノが上達しません。
先生は早くピアノが上達するためにいろいろなアドバイスをしているからです。
先生のアドバイスには今まで先生が生徒を教えてきた経験や、音大などで勉強した知識などがつまっています。
そんなアドバイスを無視したらどうなるかは、簡単に想像できるのではないでしょうか。
アドバイスをきかずにやみくもに練習することは、上達の妨げになるのです。
レッスンを集中して受けられない
レッスンを集中して受けられない子共はピアノが上達しません。
ピアノのレッスンの最中に遊んでしまう子供はとても多いです。
先生にとって生徒はお客様。
お客様が遊び始めてしまったら、レッスンを無理強いする先生はほとんどいません。
厳しくしてしまうと子供が辞めてしまうリスクがあるからです。
レッスンを集中して受けられない子供は、ピアノが上達する方法を教えてもらう機会を逃してしまいます。
そのため、レッスンを集中して受けられない子供はピアノが上達しないのです。
子供のピアノを上達させる方法
ピアノが上達するためには練習することが何よりも大切ですが、そのためには親の協力が必要です。
親がサポートしてあげることで、子供の上達の速度は変わってきます。
子供のピアノを上達させるためにはどのような方法があるのでしょうか。
親と先生がコミュニケーションをとる
子供がピアノを上達するために、親と先生がコミュニケーションをしっかりとりましょう。
先生とコミュニケーションをとることで、子供の得意分野や今後の課題を親が把握できるからです。
子供の状況を把握できていると、家で練習しているときにアドバイスをすることができます。
子供は自分の練習スケジュールを管理することができないことが多いです。
レッスンを子供と先生に丸投げするのではなく、親も一緒になって子供が上達するためにどうすればいいかを考えましょう。
検定試験を受ける
ピアノには大手のピアノメーカーが主催している検定試験があります。
このような検定試験を受けて、子供のモチベーションを上げることも上達させる方法の一つです。
ただ練習するだけよりも、何か目標があった方が頑張ることができますよね。
検定試験では、評価やコメントがもらえるので課題が明確になります。
また検定試験は合否が出るものなので、合格することを目標に練習をすればピアノは上達していきます。
合格するとモチベーションが上がるので、検定試験を利用してピアノを上達させてみてはいかがでしょうか。
子供の練習を親がみてあげる
ピアノの上達のために、子供の練習を親がみてあげてください。
子供だけでは練習を管理することが難しいからです。
そのためには、親もピアノの知識が必要なので勉強をしてください。
子供が練習するような曲は、音楽の授業の知識があればわかるものがほとんどです。
わからないことはネットでも検索できるため、積極的に子供の練習を見てあげましょう。
できたことを褒めてあげる
ピアノが上達するために、できたことを褒めてあげましょう。
褒めてあげることで小さな成功体験が積み重ねることができるからです。
親から見たら「何でこんなことができないの?」と思うようなことも、子供は一生懸命です。
できていないことを指摘してばかりでは、練習することが嫌いになってしまいます。
早く上達してほしくて厳しくしたい気持ちはわかりますが、子供のうちは褒めて伸ばしてあげましょう。
子供が練習をしているのに上達しない理由
レッスンを真面目に受けているし練習もしている。
それでも子供が上達している気配がない…。
そんなときは、どのような理由があるのでしょうか。
練習方法が間違っている
練習方法を間違えていると、ピアノは上達しません。
ピアノは
- 片手ずつ完璧に弾けるようになる
- 両手でゆっくり弾くことを繰り返す
というプロセスで上達していきます。
そのため、片手で完璧に弾けないうちから両手で弾いてしまうと間違える回数が多くなります。
間違えやすい個所をゆっくり弾かずに流してしまっても、間違いが修正されないため上達しません。
ピアノを練習しているのに上達している気配がない場合は、子供の練習方法を確認してください。
好きな曲だけを練習している
好きな曲だけを練習している場合も、ピアノが上達しません。
ピアノが上達するためには、レベルに合わせて課題をこなしていくことが大切だからです。
ピアノのレッスンはレベルに合わせてどんどん課題が難しくなっていきます。
レベルが高い課題は弾くことがとても難しいです。
上手く弾くことが出来ないので不満がたまるため、弾きやすい好きな曲に逃げてたくなります。
たまに好きな曲を弾くのはいいのですが、好きな曲だけを弾いているとレベルが止まってしまいます。
そうするとピアノは上達できないのです。
教本を練習しない
教本を練習しない子供はピアノが上達しにくいです。
教本はピアノを弾くテクニック鍛えるための楽譜です。
そのため、教本を練習しないと技術が向上しません。
曲だけを弾いていても、ピアノは弾けるようになるしピアノを弾くための技術は身につきます。
けれど、教本を真面目に練習する子供と比べてしまうと上達は遅くなります。
教本は退屈ですが、真面目に取り組むとピアノが上達するので頑張って練習しましょう。
ピアノの神童と比べている
最近は動画サイトやテレビなどでピアノの神童を目にすることがあります。
そんな子供と自分の子供を比べていませんか?
子供なのに大人が弾くような難しい曲を弾いている子供は
- 親が音楽家
- 英才教育を受けている
- 毎日膨大な練習をしている
など、普通の子供と違う環境で練習をしています。
そんな子供と自分の子供を比べてしまうと、ピアノが上達していないと思うかもしれません。
けれど、難しい曲はピアノを続ければ弾けるようになります。
順調に課題が進んでいれば、心配することな何もありません。
ピアノ教室の先生の教え方が悪い
ピアノ教室の先生の教え方が悪い場合、ピアノが上達しません。
ピアノが上達するためには、生徒にあった方法でピアノを教えることが大切です。
生徒にあわない教え方をしてしまうと、子供のピアノは上達しません。
また、ピアノが上達するためには的確な指導をすることが大切です。
上達するための指導を的確に出来ない先生では、ピアノが上達することは難しいでしょう。
先生が合わないときの対処法
ピアノが好きでも、先生と合わなければ上達は難しいです。
先生と合わなければレッスン自体が楽しくなくなってしまうからです。
先生と子供が合わないときはどうすればいいのでしょうか。
先生にレッスン方針をかえてもらう
先生と合わない時は、レッスン方針をかえてもらいましょう。
レッスン方針を変えてもらうことで、レッスンが楽しくなる可能性があるからです。
レッスン方針を変えてもらうときは、子供がどんなレッスンをしてほしいのか本人に確認しましょう。
そして、現在行われているレッスンと子供が希望するレッスンの違いを把握してください。
先生にとってレッスン方針変更の申し出は気分のいいものではありません。
先生にレッスン方針をかえてもらうときは、必ず下手に出てお願いしましょう。
ピアノ教室をかえる
先生と合わないときは、思い切ってピアノ教室をかえるのも一つの方法です。
子供と相性の悪い先生は必ず存在します。
ピアノの先生の中には、どうしても相性が悪い人がいます。
そんなピアノ教室に通うことはレッスン料と時間がもったいないです。
子供にピアノを習わせるなら、楽しんでレッスンを受けてもらいたいですよね。
先生との相性が改善されないときは、ピアノ教室を変えてしまいましょう。
子供は突然ピアノが上達するときがある
子供のピアノが上達しなくて悩んでいる人は多いと思います。
けれど、子供は突然何かを掴んだようにピアノが上達することがあります。
今まで練習をしなかったのに、急に自発的に練習を始める子供もいます。
そうすると、ピアノはどんどん上達していきます。
「上達しないからやめさせた方がいいのでは?」
と悩むかもしれませんが、突然ピアノが好きになって上達することがあるということを忘れないでください。
ピアノが嫌いならやめてもいいかもしれませんが、上達しないけどピアノが好きなら続けてみてはいかがでしょうか。
ピアノが上達しないと思っても子供を見守ってあげよう
いかがでしたか?
ピアノを習っているのに子供が上達しないというのは大きな悩みです。
けれど、子供には子供のペースがあります。
上達をしなくても、音楽に触れるということは芸術的な感性が磨かれるというメリットがあります。
子供のピアノが上達しないことに悩んだときは、苦手分野の課題をどうしたら楽しく弾けるかを考えてあげましょう。
課題をゆっくりでもいいのでこなしていくことが上達するためには大切です。
ある程度の実力が付くと、弾きやすい有名な曲が弾けるようになってピアノが楽しくなります。
ピアノを弾くことが楽しいと思えば、子供は自発的に練習してどんどん上手になりますよ。