「コーヒーを飲むと便通がよくなる」経験はありませんか？実はコーヒーにはお通じをよくする効果もあるのです。
そして快便はダイエットにも効果的なのです。そこでダイエット中にコーヒーを飲んで快便につなげる秘訣をご紹介します。
目次
ダイエット中に効果があるコーヒー成分
ダイエット中の基本行動はは、毎日健康的に食べて、排泄を定期的にすることです。この繰り返しであれば通常は、標準体重になります。標準体重と言っても様々な解釈がありますが、一般的には身長（㎝）から体重（㎏）を引いた数が100になると標準体重であると言われています。
しかし生活習慣や体質、加齢などの様々な原因で、食べたものを上手く消化できない人もいます。そしてカロリーや老廃物が過剰になり、余分な体重が増えてしまうのです。
そんな人にこそ、コーヒーを飲んでダイエットをすることをおすすめします。コーヒーには便通をよくする成分が多く含まれています。
消化を助けるカフェイン
コーヒーは胃腸の働きを活発にする作用があります。冒頭で述べた「コーヒーを飲むと便通がよくなる」のは、コーヒーに含まれるカフェインという成分によるものです。
カフェインは胃の中の飲食物を消化する作用があります。消化がよくなれば便通がスムーズになります。
脂肪を分解するクロロゲン酸
コーヒーには、ポリフェノールの1種、クロロゲン酸という成分が含まれています。クロロゲン酸は糖質の分解を促進して、脂肪の燃焼を促進します。
血行促進の効果も
クロロゲン酸には、全身の血の巡りがよくなる効果があります。血行がよいと体温が上がり、新陳代謝が高まります。最終的には、ダイエット中の栄養の摂取や排泄がスムーズになります。
ダイエット中のコーヒーの飲み方
ダイエットの成功のカギは、便通をよくすることとも言えます。便通がよくなるコーヒーの飲み方をご説明します。
1日に3杯まで
コーヒーを飲む上で必要なことは、空腹時に飲まないことです。空腹時にコーヒーを飲むと、胃腸が荒れる恐れがあります。
人間の胃の中の水素イオン濃度はやや濃い状態、つまり酸性です。体内トータルで弱酸性であるべきにもかかわらず、コーヒーを飲むとさらに酸性が進んでしまいます。
胃の酸性度が進むと、胃酸が過剰になり胃が荒れる原因になります。ダイエット中は食事を制限しますので、時間帯によっては空腹になることがあります。空腹時にコーヒーを飲むのを避けると、自然に1日3杯程度になるはずです。
午前中に飲む
朝食と一緒にコーヒーを飲むと便通がよくなる、というデータがあります。なぜ午前中かと言うと、活動量が多い時間帯であり体内の血の巡りがよく、その上でコーヒーによる胃腸の活発化、便通がよくなる条件が揃っています。
快便はダイエット成功のカギ、活動量が多い時間帯にコーヒーを飲みましょう。もし午後の方が活動量が多いのであれば、昼食時にコーヒーを飲んで下さい。
浅煎りがベスト
浅煎りのコーヒー豆が10としたら、最も焙煎度が高いイタリアンローストにはクロロゲン酸が1割ほどしか残っていないと言われています。
できれば浅煎りのコーヒーを飲むのがベストですが、浅煎りのコーヒーは酸味が多いものが多く味が苦手な人もいます。そんな時はミルクや砂糖を少し入れると飲みやすくなります。ただしダイエット中ですので、コーヒーカップ1杯につき、砂糖やミルクは1杯にしましょう。
コーヒーと一緒に摂る食事
前項でご紹介したコーヒーの飲み方をダイエット中に実施すると、効果が高いことが分かりました。続いては、コーヒーに合わせるおすすめの食事についてご説明します。
糖分は控えめに
コーヒーに含まれるクロロゲン酸は糖質を分解する働きがあります。そのため糖分を多めに摂ってもよいと思われがちですが、やはりダイエット中は控えましょう。
コーヒーと一緒に食べる朝食と言えば、多くの場合パン食になるのではないでしょうか。6枚切り食パン1枚には25gの糖質が含まれています。1食当たりの糖質目安は30g前後、食パン1枚とほぼ同じです。
ダイエット中ですので、なるべく糖質はカットしたいものです。パンに甘いジャムをたくさん塗ったり、コーヒーに砂糖を何杯も入れないように気を付けましょう。
野菜をたくさん食べる
コーヒーは適度に飲めば便通がよくなる酸性度が高い飲み物です。ただし食事も酸性が高いものが中心になってしまうと、体内が酸性過多になり体調を崩してしまいます。
コーヒーと合わせる食事は、酸性食品よりもアルカリ性食品の量が2倍以上になるようにしましょう。酸性食品は肉や魚、一方でアルカリ性食品は野菜やきのこ類です。
ダイエット中にコーヒーと一緒に摂る食事は、いつもより多めの野菜を食べることを心がけましょう。
食物繊維をたっぷり摂る
食物繊維には腸の蠕動運動（便を体外へ押し出す作用）があります。コーヒーだけでも便通がよくなる効果はありますが、食物繊維と合わせると毎日の便通がよくなります。
先程の「野菜を多く摂る」と話は共通しますが、コーヒーとの食事は野菜サラダを食べるようにしましょう。
ダイエット中に避けたいコーヒーの飲み方
コーヒーで体重が減ると聞くと、飲み過ぎてしまう人もいるかもしれません。そこでダイエット中にコーヒーを飲む上での注意点をご説明します。
飲み過ぎに注意
便通がよくなるのでダイエット中によいからと言って、1日に何度もコーヒーを飲むのは止めましょう。カフェインは健康によいものですが、過剰摂取は吐き気、腹痛などの体調不良の原因になります。
便通を促すために一番効果的なのは、午前中に飲むことです。午前中は朝食も食べた後で、活動量もあるので、便通のリズムが作りやすいです。
特に避けたいのは寝る前の飲み過ぎです。活動量が少ないので便通は期待できませんし、カフェインは覚醒作用があり眠気を妨げてしまいます。
若年者の飲用に注意
15歳未満の若年者がコーヒーをダイエット中に飲むのは注意が必要です。若年者は胃腸の発達が十分ではなく、刺激物であるコーヒーは胃を荒らす原因になります。
欧米では子供のコーヒー飲用量を制限する法律があるほど、規制されています。
もし15歳未満の若年者で便秘や体重管理について悩んでいるのであれば、ダイエットにコーヒーを取り入れずに、他の食事方法を取り入れましょう。
運動をプラスするとさらに効果あり
ダイエット中にコーヒー習慣を取り入れ、運動をするとさらにダイエット効果がアップします。
体温を上げると代謝がよくなる
運動をすると血行がよくなり、新陳代謝が活発になります。実はコーヒーには血行を促進する効果があります。ダイエット中にコーヒーを飲むだけで、血行促進の効果があります。
運動を取り入れると、コーヒーとの相乗効果がありさらに新陳代謝が高まります。
運動前にコーヒーを飲む
運動をする前にコーヒーを飲むと、酸素摂取量がより多くなります。コーヒーを飲んでから運動をすると新陳代謝がよりよくなり、エネルギー消費が増え、その分酸素を多く取り入れて体力をカバーするためです。
体力のカバーの他にも、酸素は脂肪燃焼のもとになります。運動前のコーヒー1杯を習慣にしましょう。この時も空腹で飲むのは避けて下さい。
毎日続ける
コーヒーを飲むと一時的に代謝がよくなりますが、最終的に体温を1℃上げることはそんなに簡単ではありません。毎日コーヒーを適量、活動量が多い時間帯に飲むことを続けてこそ、常に代謝が活発な体質になるのです。
毎日の運動が難しい人は、徒歩での通勤や散歩の前でも構いません。ダイエット中はコーヒーだけに頼ることなく、少しでも体を動かす時間を取り入れて、代謝を活発にしましょう。
相乗効果でコーヒーはダイエット中の強い味方に
ダイエット中のコーヒーの効果、飲み方をご紹介しました。
コーヒーだけでも効果が高いのはもちろん、食事との組み合わせや運動でさらにダイエット効果が期待できます。
いつまでも理想的な体型を維持するために、まずはコーヒーを習慣にしませんか？