考えさせられる映画を観て考える。自分の人生・周りの人のことについて

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アクション、ラブストーリー、ファンタジー、ホラー・・・。

映画には様々なジャンルがあります。時には、自分のことや周りのことについて考えさせられる映画もたくさんあります。

映画好きな人も、そうでない人も、ときには映画に感情を委ね、考えてみませんか。自分のこと、周りのこと・・・。

ここでは、心に響く「考えさせられる映画」を5作品ご紹介したいと思います。

「包帯クラブ」(2007年・日本)

監督:堤幸彦
主演:柳楽優弥、石原さとみ

自分が置かれている「今」という現状に嫌気がさし、リストカットを繰り返す女子高生のワラ。
ある日、病院のフェンスを乗り越えようとしたワラは、不思議な少年・ディノに出会う。
ディノは、ワラの手首からほどけた包帯を、フェンスに結びつける。
ディノとの出会いで、自分の心の変化に気がついたワラ。
この二人の出会いにより、彼の元に集った若者たちにより、人の心の傷を癒すため、依頼された場所に包帯を巻いて回る「包帯クラブ」が結成される。
普段は、飄々としながらも「戦争地帯の子どもたちの苦しみを知りたい」と、テントの中で多量のロケット花火を放ったり、時折、奇抜な行動を起こすディノ。
しかし、ディノ本人も誰にも言えない心の傷を抱えていた。

トガニ 幼き瞳の告発(2011年・韓国)

監督:ファン・ドンヒョク
主演:コン・ユ

光州のろうあ者福祉施設で、実際に行われていた入所児童に対する性的虐待の事実を描いた作品。
主人公美術教師、カン・イノは喘息を患う娘を母にあずけ、ソウル郊外のムジンという町の聴覚障がい者学校に赴任する。
初日から、その学校の異様な雰囲気に違和感を持っていたイノだったが、帰宅しようとしたその時、子どもの悲鳴を聞きつける。
この学校では、児童に対する日常的な性的虐待が行われ、施設のみならず、地域ぐるみでこのことを隠蔽していたのだ。
自身も一児の父であり、教育者であるイノは子どもたちのために戦うことを決意する。
実際、この映画の公開に伴い、事件の再検証や新たな法律が制定され、通称「トガニ法」と呼ばれている。
ちなみに、「トガニ」とは朝鮮語で「坩堝」のことである。

チョコレートドーナツ(2012年・アメリカ)

監督:トラヴィス・ファイン
主演:アラン・カミング

「1970年代、ニューヨーク・ブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話を基に製作。
脚本家・ジョージ・アーサー・ブルーム氏が友人に、この作品のモデルとなった男性を紹介され、彼がその子どもを養子にしようとどうなるかと考え、ゲイの男性が少年を養子にしようとした場合、直面する問題を調査。
後にできたのがこの作品の脚本だったという。
歌手を夢見ながら、パブでパフォーマーとして働くルディと、惹かれ合い交際を始めた検事局に勤めるポール。
時代は、1970年代。
ゲイに対する風当たりは強く、ふたりは静かに愛を育んでいた。
そんななか、ルディはアパートの隣の部屋に住むダウン症の少年・マルコの母親が薬物所持で逮捕されたことを知る。
施設にあずけられたマルコだが、事態を呑み込めず幾度となく脱走を繰り返すマルコの姿に心を痛めるルディ。
ある日、ルディはポールと共に、マルコを引き取り3人で暮らす決意をする。
はれて、マルコの監護者となった2人は、ルディとポールはマルコに沢山の愛情を注ぎ、本当の家族のような幸せな日々を過ごす。
孤独だった頃の自分たちの穴を埋めるように・・・。
しかし、2人が「同性愛者」という事実に対し、世間の理解はあまりに残酷で、ルディとポールは法の名の元にマルコとの仲を引き裂かれてしまう。
その後、マルコのたどったあまりに悲しい運命を知ったルディとポール。
この頃、歌手として認められたルディは、生きていくことへの「怒り」と「悲しみ」をマイクに叩きつけていく。

真夏の方程式(2013年・日本)

監督:西谷弘
主演:福山雅治

人気作家、東野圭吾氏の「ガリレオ」シリーズ、劇場版第2作。
大学教授の湯川は、海底鉱物資源開発の説明会にアドバイザーとして出席するため、美しい海の町、玻璃ヶ浜を訪れていた。
湯川は、宿泊している旅館・緑岩荘の親戚の子、恭平とひと夏を過ごすことになる。
そんななか、緑岩荘の宿泊客、塚原正次が変死体となって発見される。
湯川は、「ある人物の人生がねじまがるのを防ぐため」、塚原が玻璃ヶ浜にやって来た理由と事件の真相に迫っていく。
そのなかで、湯川は、緑岩荘を営む川畑家の人々が、全員がお互いをかばい合って生きていることに気がつく。
その時、湯川は・・・。

心が叫びたがってるんだ(2015年・日本)

監督:長井龍雪
主演:水瀬いのり、内山昴輝

成瀬順は、夢見がちでお喋りが大好きな女の子だった。
しかし、あることがきっかけで喋ると腹痛が起こるようになり、高校生になった現在は、メモか携帯電話のメールでしか他人とコミュニケーションが取れなくなってしまっていた。
周りからも変人扱いされていた順だったが、担任からクラスメイトの坂上拓実、佐藤菜月、田崎大樹と共に、「地域ふれあい交流会」の実行委員に指名されてしまう。
最初は、断ろうとする順だったが、担任から過去に例のない「ミュージカル」の披露を提案され一同は戸惑う。
しかし帰宅した順は、歌うと腹痛が起きないことに気がつき心が揺れる。
そして、自らの生い立ちをモチーフにした物語を作り、「自分の言葉」を歌にしてほしいと拓実に願い出る。

まとめ

いかがでしたか。

映画の世界に入り込むことで、自分のことを考えるきっかけになったり、また、自分と違う価値観を持つ人たちや、自分と違う環境に身を置く人たちに対する興味や理解を深める事に繋がると思います。

そしてそれは、今までの自分のに無かった「想い」や「考え方」を生み、あなたの人生をより豊かな物に導いてくれると思います。

これから先、あなたが出会う「映画」が、観て、感じて、考えて、そして豊かな人生に繋がっていく作品であることを心から願っています。

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