平常心ではなく、なにやら落ち着かない様子を表す「ドキドキ」と「ワクワク」と「ハラハラ」。
よく似たこれらの言葉の使われ方や違いをご存じですか?
これらの言葉は、落ち着かない原因やシチュエーションによって、意味や使われ方に違いがあります。
それぞれの感情が起こるシチュエーションや違いについてまとめてみました。
「ドキドキ」の意味
「ドキドキ」とは、動悸が早くなったり胸が高鳴ったりした時の様子を言葉に表した擬音語です。
主に、恋をした相手のことを考えたり相手が目の前に現れたりすると、胸が高鳴り心臓がドキドキすることがあります。
その他にも、激しい運動をした後や、恐怖や不安を抱いたときに心臓の動機が早くなるときにも「ドキドキ」と用います。
不安・緊張から鼓動が激しくなり、平常心ではいられない状態を表しています。
「ワクワク」の意味
「ワクワク」とは、心が落ち着かなくて胸が騒いで落ち着かないような状態を表します。
期待したり喜んだりしたときの気分の状態です。
不安や恐怖といった感情ではなく、心の中から湧き上がる「湧く」から生まれた言葉なだけに、これから起こると予想される喜びにあふれた期待から心が弾み、鼓動が高鳴り高揚感あふれる状態を表しています。
「ハラハラ」の意味
ドキドキやワクワクが自分の心の状態から起こる自分の感情を表すのに対し、「ハラハラ」は、他人の行動を見ていることで起こる心理状態や感情を表す言葉です。
相手を心配したり、相手のことや行動が不安になったりして気をもむことを表しますので、ワクワクのように期待や喜びから湧き上がる感情として使われることはありません。
他の使われ方としては、花びらが散る時や雪が舞い散る時など、軽いものが次々と落ちる様子を「ハラハラ」と表現します。
「ドキドキ」と「ワクワク」と「ハラハラ」の起こる状態
恋愛感情によって胸が高鳴ったり運動直後で心臓の鼓動が激しくなったときに表される「ドキドキ」、期待する気持ちや喜びから湧き上がる感情で胸が騒ぐ「ワクワク」、ドキドキやワクワクと違って、他人の行動を目にすることによって自分の心に現れる感情を表す「ハラハラ」。
どの言葉も上手に心の状態を表している擬音語です。
参考にして下さい。