FXの「アルゴ」の意味とは?アルゴリズム取引をするためのポイント。

FXでは様々な取引方法があり、近年新しく登場したバイナリーオプションもその一つと考えていいでしょう。

一方でFXの方も取引は時代が進むごとに進化しており、アルゴリズム取引と呼ばれる手法もその一種です。

近年話題になってきた取引方法なため、初心者だけでなく経験のあるトレーダーでも知らない方はいるでしょう。

ではFXにおけるアルゴリズム取引とはどんな取引方法でしょうか。

FXの前にアルゴリズムについて

コンピューター関連の仕事をしている方であればアルゴリズムという言葉はよく聞いているでしょう。

アルゴリズムとは何かしらの工程、手順を指します。

コンピュータであれば計算方法のことを指し、1+1で2になりますが1に1を足して2にしているアルゴリズムで成り立っているのです。

アルゴリズムがある理由は物事の最適化になります。

結果が同じであればより効率よく、短く済む手段の方がいいでしょう。

そのためアルゴリズムは物事の工程、手順を効率化させる方法と考えてもいいのです。

FXのアルゴリズム取引とは

アルゴリズムの意味を理解すればFXにおけるアルゴリズム取引にもある程度の予想は付くでしょう。

アルゴリズム取引とはコンピュータ側が相場を分析し、その中からどこで取引すればいいか判断して注文してくれる方法です。

コンピュータという名称から分かるようにトレーダー本人が取引するのではなく、自動で取引してくれるツールとなっています。

コンピュータ側で自動で判断して取引するだけであれば自動売買のツールと変わらないでしょう。

しかしアルゴリズム取引は名称の通り、自動売買ツールよりも高い精度を持って取引の判断をしてくれるのです。

単にテクニカル分析からだけでなく政治、経済の情報である経済指標や相場の動きと多種多様な情報から判断されます。

取引量からどこで注文するかもコンピュータ側が勝手に決め、1回どころか僅かな時間で人間には不可能な速さと回数の取引を繰り返すのです。

最近出てきたように錯覚しがちですが、存在自体はFXが有名になりネットで取引できる前からありました。

技術の進化により口座を提供している業者が提供できるようになり知名度が高くなったのです。

アルゴリズム取引が相場に与える影響

利用していないトレーダーからすれば別世界過ぎて縁のないものと考えてしまうでしょう。

しかしアルゴリズム取引は一般どころか全てのトレーダーに関係のある要素であり、相場に影響を及ぼしているといわれています。

FXの相場は売買されることでレートが動くため、アルゴリズム取引のような高速で考えられない回数の取引を繰り返せば当然影響は出るでしょう。

取引が普段では考えられない回数繰り返されれば、レートの動きも大きなものになりやすいです。

相場が急に大きく変動してしまうのはアルゴリズム取引が原因ともされています。

しかし「されています」と書いた通り、本当にアルゴリズム取引が原因で大きく動いたかは分かりません。

利用していない一般トレーダーからすれば「意味が分からない動きに振り回される」という状態になってしまうのです。

規制の動きがある

アルゴリズム取引は個人ではなくプロである機関投資家が利用しています。

人間では考えられない速さと回数の取引ができるため、利用すれば簡単に相場を動かせるでしょう。

言い方を変えれば機関投資家が自在に相場を操れるともいえ、個人投資家はコンピュータ相手に取引しなければいけないハンデを背負ってしまいます。

こちらは1回取引するのがやっとにも関わらず、相手は1000回も取引できると考えれば不公平さを感じられるでしょう。

他にも相場を大きく動かすため流動性が高まる一方、相場に大きな変動を与えることで悪影響をもたらす意見もあります。

そのためアルゴリズム取引は批判も多い取引方法であり、利用に対し規制の話が進んでいるのです。

現に欧州ではアルゴリズム取引を登録制にする規制を出し、登録にも条件を付けて安易に利用できなくしました。

欧州の影響を受けてか国内でも規制の話は進み、将来的には同じ登録制にし利用に様々な条件が付けられる予定です。

今後の進み次第ではアルゴリズム取引自体姿を消す可能性もあるでしょう。

アルゴリズム取引は個人でも利用できるか

機関投資家は当たり前のように利用していますが、個人でも利用不可能になっていません。

FXの世界でMT4、メタトレーダー4というツールがありますが、そちらを利用すればアルゴリズム取引ができるのです。

アルゴリズムという言葉があるように個人がプログラムを組むのは関連する職業に就いていない限り難しいでしょう。

プログラム言語の関係もあるため、例えプログラマーで該当する言語を学んでいなければ作れません。

しかしメタトレーダー4は他人が作ったプログラムをアルゴリズム取引として利用できます。

中には有料で販売されている種類もあり、仮に自分が作れれば売買するという方面で利益も得られるのです。

メタトレーダー4以外にもアルゴリズム取引できるツールはあり、有名どころとしてはアルパカアルゴがあります。

こちらはディープラーニングというシステムでチャートの範囲を指定し、アルゴリズム取引としてくれるのです。

勝てるとは限らない

高速で数え切れない取引を行い機械側が取引の判断をしてくれるアルゴリズム取引は心強く見えるでしょう。

しかしアルゴリズム取引を使えば必ず勝てるかというとそのようなことはありません。

仮にアルゴリズム取引で勝てるようになれば勝てているトレーダーの割合が増えているでしょう。

人間にはできない取引をしてくれますが、それ故に機械ならではの欠点も存在するのです。

アルゴリズム取引は様々な情報を基にどう取引するか判断してくれるようになっています。

しかし判断の仕方は機械的であり、どう影響するか判断が難しい細かな情報は適切に分析できないのです。

判断が難しい情報で代表的なものとして要人発言があるでしょう。

実際にトレーダーの目から見ても要人の発言がどう相場に影響を与えるか分析するのは難しいです。

機械側も数字であれば判断しやすいですが、言葉であれば一字一句どれが影響を与えるか判断できません。

そのため相場の動きとは見当外れの判断をしてしまう可能性もあります。

他にもプログラムを設定して動かすため、もし設定した情報が間違っていれば永遠に見当外れの取引を繰り返してしまいます。

人間ではおかしいと感じる取引も機械からすれば考える必要はなく、ただ情報通りに取引すればいいと判断するのです。

アルゴリズム取引を利用する場合はどのようなプログラムを使うか考えなければいけません。

何よりも先ほど書いたようにアルゴリズム取引は規制の話が出ている取引方法です。

将来的に使い難くなるどころか使えなくなる可能性も考えられるため、あまり頼れるものではありません。

アルゴリズム取引に対応するには

相場に影響を与えるのが分かった以上、個人のトレーダーはアルゴリズム取引の存在も考えて取引していかなければいけません。

対応する方法としては以下のようなものがあります。

ファンダメンタル分析で対応する

アルゴリズム取引に対応せず、逆に利用してしまう取引方法もあります。

利用する取引は政治、経済情報から相場がどう動くかを分析するファンダメンタル分析の時です。

先ほど書いたように機械側は個人の発言まで細かく分析できません。

経済指標が発表されると単に数字だけで判断をし、取引を行う可能性が高いのです。

アルゴリズム取引が判断した方に動きやすくなるため、トレーダーとしては便乗して取引できるでしょう。

しかし瞬間的にどちらに動くか読まないと行けないため、動きに乗るのは難易度が高いです。

アルゴリズム取引を利用する場合は便乗するのではなく動いた後になります。

情報で動く関係上、アルゴリズム取引による動きは一時的なものにしかなりません。

ファンダメンタル分析で結果が出ていれば、いずれか結果通りに相場が流れるでしょう。

そのため急激な動きが終わった後に流れに乗っかった方がいいのです。

最もアルゴリズム取引関係なしに経済指標を狙ったファンダメンタル取引としては基本となっていますが。

テクニカル分析はアルゴリズムのパターンを読む

基本的にFXの相場はテクニカル分析でどう動くかを予想し取引します。

もちろん取引する上で損切りポイントを設定するのは重要ですが、アルゴリズム取引が入ると曲者となるのです。

アルゴリズム取引の中には意図的に損切りすると思われるポイントまで動かし、誘発させる形式もあります。

単純に損切りポイントを設定してしまえば餌食になってしまうでしょう。

しかし損切りを入れなければ今度は損失が膨らんでしまい、アルゴリズム取引関係なしに大きな損失を出してしまいます。

対応するには損切りポイントを設定する前に「アルゴリズム取引であれはどう動いてくるか」を考えてみましょう。

損切りポイントへ意図的に動くとなれば、相場の動きも反対側へ動きやすくなります。

「損切りポイントを狩りつくした」と判断できる動きになった後、乗っかり順張りするといいでしょう。

規制されて影響が小さくなるまで待つ

対応とは少し変わりますが、実際に規制がされて影響が出るのを待つのも立派な戦略といえます。

しかしどのような規制がされるか分からず、長年経っても相場への影響が小さくならないケースも考えられるでしょう。

確実性はないため対応策としてはあまり期待できる手段ではありません。

経験を積み、慣れるしかない

負けているトレーダーの中にはアルゴリズムによる動きに翻弄されてしまった方もいるでしょう。

取引で勝つためにはアルゴリズム取引に対応する必要もありますが、取引する側から見えない以上は簡単に分析できません。

普段の相場による動きと同じように、アルゴリズム取引の動きをその目で確認し経験を積んでいくしかないでしょう。

アルゴリズム取引も完全ではありません。

F経験をして流れを読めれば勝ちへ繋げられます。

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