以前の仕事を辞めてから仕事をしていない期間がある人は、転職活動に不安を感じてはいませんでしょうか。
採用面接では職歴について聞かれるのは避けられませんし、ある程度の期間働いていないのは、相手先に悪い印象を与えるのではないかと考えているのでしょう。
資格の勉強をしていた、育児休暇をとっていた、親の介護をしていたなど、納得できる理由があればよいのですが、なんとなくブランクが空いてしまったという人もいると思われます。
無職の期間を悪くとられて不採用になるのを恐れて、転職活動を積極的に進められないでいる人も少なくありません。
そこで今回は、仕事に就いていない期間がある人に向けて、転職活動や面接におけるポイントを紹介したいと思います。
目次
まずは働きたいと思った理由を明確にする
転職活動をしているということは、働きたいという意思があるはずです。
まずは働きたいと思う理由を明確にしましょう。
理由が明確になれば、転職に向けてどのように取り組むべきかが見えてきます。
経済的に自立したい、将来に向けて目標がある、社会貢献がしたいなど、理由はそれぞれでよいのです。
転職へのモチベーションを高めるためにも、まずは働きたいと思った理由について考えてみましょう。
面接で嘘は厳禁
仕事に就いていない期間がある人は、悪い印象を持たれないようにと嘘をついてしまいたくなるでしょう。
ですが、面接において嘘をつくのは厳禁です。
面接官は採用に関してのプロフェッショナルですので、嘘をついている応募者は簡単に見抜かれてしまいます。
アルバイトをしていたと言えば誤魔化せると思うかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
仕事の内容や詳細を聞かれたらすぐにボロが出てしまいます。
嘘がばれれば、間違いなく不採用です。無職の期間があることよりも、嘘をつくような不誠実な行為のほうが問題なのです。
誤魔化したい気持ちは理解できますが、無職の期間があったことは正直に伝えましょう。
ただし単に開き直るのではなく、慎重に言葉を選ぶのが大切です。
「長く働ける仕事を探していた」「将来どのような方向に進みたいかを探っていた」など、前向きな雰囲気が伝わるように答えを考えておきましょう。
ブランクの理由が体調不良ならやる気をアピールする
無職の期間があった理由が、体調不良によるものであった場合も、正直に伝えるべきかを悩むでしょう。
つらい持病を抱えていたり、うつ病など精神的に追い詰められて、長いあいだ働けなかった場合もあると思います。
正直に話すと、「不調があればすぐに休まれてしまう」「ストレスに弱くて扱いにくい」と思われてしまわないかと心配になる気持ちもわかります。
ですがここでも嘘は禁物です。
正直に伝えなければ嘘をつく必要がありますし、面接官は嘘を見抜くのに長けています。
働く人の体調は、雇用する側にとって大切な情報です。面接官は、まずはあなたがどのような人物かを知りたいと思っているのです。
あなたが必要とされる人材であれば、きっと会社は採用してくれるでしょう。
また正直に答えて採用が見送られるのであれば、仮に働けたとしても何かあった場合に、会社はフォローしてくれないかもしれません。
転職活動をしているのであれば、ある程度体調は回復しているのでしょう。
その場合は、問題なく完治していること、そして働く意欲とやる気を伝えるのが大切です。
ブランクは過去のことと前向きに考えよう
どのように取り繕っても、過去を変えることはできません。
嘘をついたり誤魔化そうとして転職活動をしても、自信がなければうまくいとは思えません。
ブランクがあったのは事実なのですから、まずは自分でその事実を認めてしまいましょう。
体調を崩していたり、メンタル的に弱っていたとしても、何も悪いわけではありません。
特別な理由もなく、人生に迷ってなんとなく無為に過ごしていたとしてもよいのです。
自分が自分を認められなければ、胸をはって面接に望むことはできません。
大切なのは、これからどのようにしたいかです。
過去の自分を素直に認めたうえで、仕事に対する意欲を素直に伝えられるようにしましょう。
熱意や真摯な態度があれば、雇用してくれる会社は必ずあります。
不安を感じるなら転職エージェントを活用しよう
無職の期間が長く、転職活動に不安を感じているのであれば、転職エージェントを活用してみましょう。
ブランクが長ければ、応募書類の書き方や応募の電話の話し方など、ビジネスマナーを忘れてしまっているかもしれません。
転職活動のプロフェッショナルである転職エージェントの力を借りれば、不安を感じることも少なくなります。
また、未公開の情報を含む多くの求人情報が得られますので、あなたの希望にあった仕事が見つけられるはずです。
転職エージェントは無料で利用できますので、転職活動に不安を感じて動き出せないでいるのなら、まずは登録から始めてください。
自身を持って転職にチャレンジしよう
今回は、仕事に就いていない期間がある人に向けて、転職活動や面接におけるポイントを紹介しました。
ブランクがあっても再び働き始めて、活躍している人もたくさんいます。
転職を成功させるには、過去の成果ではなく、これからの意欲が大切です。
まずは恐れずに、自信を持って転職にチャレンジしましょう。