子どもが好きな人の心理とは?子供嫌いの人が子供好きと上手く付き合う方法

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子供好きだという人は多いでしょう。ベビーシッター、保育士、幼稚園教諭など、子供が好きだからできる仕事もあります。

また、結婚相手を選ぶ際には子供が好きかどうかを条件にしている人も少なくありません。

子供が嫌いだと思う人からすれば、なぜ子供が好きなのだろうと疑問に思うのではないでしょうか。そこで今回は、子供好きな人の心理と、子供好きな人との接し方についてご紹介します。

現在、子供が好きな人との接し方で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

また「自分は子供が好きだけれども、なぜ好きなのかわからない」という方にも参考になるのではないでしょうか。

子供が好きな人の心理とは

子供好きだという人にはどのような心理があるのでしょうか。

かわいいから

子供が好きな理由で多いのが「かわいいから」というものです。

体が小さく、全体的に丸みを帯びているなどの見た目がかわいいというものや、大人ではできない発想や話し方、表情がかわいいといったものなど、特有のかわいらしさがいいという理由です。

子供が嫌いだという人は、そのような幼い部分が嫌だと思っているかもしれません。しかし、子供が好きな人はその特有の幼い部分が好きでたまらないのです。

とは言え、子供をかわいいと思う人もなぜかわいいと感じるかわからないという人もいます。

かわいいと感じるものは人それぞれ違うため、直感としてかわいいと感じているだけなのかもしれません。

ですから、子供のことをかわいいと思えないからといって自分を責める必要はなく、価値観の違いだと思っておけばよいでしょう。

何事にも精一杯だから

子供は一生懸命話したり、遊んだり、考えたり、泣いたりしているものですが、その何事にも精一杯全力投球な様子が好きだという人もいます。

大人になるとなかなかそのようなことはできません。特に急に喜んだり、泣いたり、怒ったりするのはできなくなりますし、考え方も打算的になるため、子供の純粋なところを見て「子供っていいな」と感じるようです。

日頃、仕事などで大人の社会に揉まれていると、精一杯生きている子供と接したときに心が洗われたり癒されたりするということもあるでしょう。

そして「自分ももっと一生懸命生きなければ」と心を入れ替えられるため、そのように自分を励ましてくれる存在である子供が好きになるのだと考えられます。

何もできないかよわい存在だから

子供は自分ひとりでは何もできません。親をはじめとする大人が世話をすることで生きていける存在です。

そのような非力な存在に対して、母性本能や父性本能が働いて好きだと感じるということがあります。

自分より弱い存在を「守ってあげたい」「世話をしたい」などと思う欲を「庇護欲(ひごよく)」といいますが、庇護欲が強いタイプの人にとって、子供は最も庇護欲をかきたてる存在であると言えます。

ペットでも庇護欲を満たせることは満たせますが、子供の場合には何かしてあげると喜んでくれたり、感謝の言葉を言ってくれたりしてリアクションが返ってくるというところも庇護欲が強い人にとってはたまらないところでしょう。

社会のために必要な存在だから

子供を作る理由のひとつとして子供を作らないと「社会が回らない」「人類が滅亡する」といったものがあります。

子供は作らなければいけないものという意識が強い人もおり、そのような意識から子供は「大切な存在」「社会の財産」と感じている人は多いでしょう。

子供が嫌いな人からすれば「社会のために子供を作るなんて本気なのか」と疑問に思うかもしれません。しかし、このような考えの人は社会貢献のために子供を作りたいと考えているのです。

子供たちは現在の大人たちを支える存在であり、未来を作っていく存在です。そう思うと子供たちはかけがえのない存在であるという気持ちになり、大好きだと感じる人が多いのではないでしょうか。

理由がない

なぜ子供が好きなのか考えたことがなく「子供が好きなのは人として当然のこと」だと思っている人もいます。

このようなタイプは人として純粋であり、嫌いという感情が少ないのかもしれません。

ですから「こういう性格の子供は嫌いだ」ということもなく、全ての子供が無条件に好きで、分け隔てなくかわいがることができるのでしょう。

しかし、このように「好きなのは当然だ」と考えているために、他の人にも子供が好きで当然だという価値観を押し付けてしまうこともあります。

それだけは問題ですが、子供のことを無条件に好きだというタイプは社会に必要な存在ではないでしょうか。

子供が好きな人との接し方

ここまで、子供好きな人の心理についてご紹介してきました。子供好きな人がどのような考え方をしているか知っても、子供が嫌いな人は考え方を変えることができるわけではないでしょう。

また、子供が好きな人と接しなければならない場面になると、相手の気持ちがわかったとしてもうまく接することができないかもしれません。

そこで、子供が好きな人が、あなたも子供が好きだという前提で接してきた場合にどのように対処すればよいのか、方法をご説明していきます。

「そうですね」などと相づちを打って話を合わせる

子供好きな人からすれば、子供が嫌いな人の気持ちは理解できません。

子供が嫌いな人というのは、親子関係で辛い思いをしたり、子供のころにいじめられたりした経験があるという方が多いと思われます。

しかし、子供が好きだという人はそのような経験がないことが多く、また純粋無垢なタイプが多いため、他人がそのような過去があるということがあまり想像できないようです。

ですから、正直に「こういうことがあって子供が嫌い」と言っても「何故そんなひどいことを言うの?」といったように返されてしまい、余計に傷がえぐられてしまうという可能性もあります。

例えば「親からひどい仕打ちを受けて育ったので、子供と接していると昔の自分を思い出してしまう」と告白した場合、「子供を愛していない親はいない」「親御さんも事情があってあなたに辛く当たっただけ」といった励まし方をされてしまうでしょう。

ですから、このようにはっきりと子供が嫌いだと言ってしまうのは得策ではありません。

「子供ってかわいいよね」というように同意を求められた場合には「そうだね」「うん」などと相づちを打つことで受け流し、その場をやり過ごすことをおすすめします。

「嫌い」とは言わず、苦手だと言う

「子供が嫌い」と言ってしまうと、子供が好きな人からすれば「ひどいことを言う人」だと感じてしまいます。

どうしても相手に話を合わせられないということであれば「嫌い」ではなく「苦手」だというマイルドな表現で話しましょう。

そのときには「苦手でもやむをえない」と思われる理由を話すようにするのがいいでしょう。

例えば「子供はうるさいから苦手」だという言い方と「耳が敏感で、大きい音や声が苦手」という言い方では、相手に与える印象が全く変わってしまうからです。

あくまでも「本当は子供が好きだと思っているけれど、理由があって一緒に過ごせない」という印象を相手に与えるようにしてください。

「苦手だ」という表現でもネガティブな印象を与えがちですので、苦手だということを相手に伝えたい場合には嘘でも子供について「好きだ」「かわいいと思う」というアピールをしておいた方がよいでしょう。

「自分は子供がいないから」と言う

子供が嫌いな人が子供と接しなければならなくなってしまうことは少なくありません。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんや小さい子供を職場に連れてこられて困ったことがあるという人は少なくないでしょう。

また、親戚の集まりがあったときに親戚の子供が寄ってきたり、友人が急用などにより預かってほしいとお願いしてきたりなど、子供と接しなければならない機会は意外とあるものです。

そのようなときには「自分は子供がいないから」という理由で乗り切りましょう。

「子供と接することがない」ということを強調し「怪我をさせそうで怖い」「泣かせてしまったらどうすればいいかわからない」といった理由で、子供に対して不慣れだというアピールをするのがよいでしょう。

また、あくまでも「不慣れな自分が接したら子供が可哀想だ」というように「子供のことを思っている」ということもアピールするようにしてください。

その場から去る

ここまで、理由をつけてその場をやり過ごす方法についてご紹介してきました。しかし、どうしても自分の気持ちをごまかしてやり過ごすことが出来ないという方もいるでしょう。

また子供に対してトラウマがあり、子供の話をしたくないという方、子供と同じ空間にいられないという方もいると思われます。

このような場合には、その場を立ち去るということしかないでしょう。

しかし、あからさまに子供が嫌いだという態度で立ち去ることはやめましょう。子供に罪はありません。また、子供が好きな人があなたのことを傷付けたかもしれませんが、悪気はないからです。

例えば職場の同僚が職場に子供を連れてきたら、トイレに行くフリや別の部署に用があるフリをするなどして、立ち去っても不自然ではないように気を付けて下さい。

子育てをしている方には優しくしよう

その場から立ち去らなければならないほど辛かったりイライラしてしまったりしても、決して子供を睨んだり舌打ちをしたりしてはいけません。

また、何故自分だけが我慢して気を使わなければならないのかと思うかもしれません。しかし、子供を育てている方というのは、子供を育てるだけで心身ともに疲れてしまいますし、世間から厳しい目で見られることが多いのです。

子供が好きだという人も、実際には子育てをしている親に対し厳しい目を向けていることが少なくありません。子育てしている方に対し、優しくできるなら優しくしてあげる方がよいでしょう。

まとめ

子供好きな人の心理と、子供好きな人への対処法についてご紹介してきました。

子供が嫌いな人にとっては「なぜこちらばかり話を合わせなければならないのか」と思うかもしれません。

しかし「あちらがしないのだからこちらもしない」という態度は大人としてあまり適切だとは言えません。

相手が正しかろうが間違っていようが、自分は人に優しくするということの方がより成熟した態度であると言えるのではないでしょうか。

最近では「子供を作るのも作らないのも自由」「子供が好きな人ばかりではない」といったような意識が広がりつつあります。

「子供が嫌い」という気持ちは間違っているものではありませんので、これからさらに子供が嫌いな人も生きやすい社会になっていくのではないでしょうか。

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