二度の妊娠・出産がとても壮絶でした[私の出産体験談]

B!

埼玉県、女、30歳、専業主婦、6歳長女・1歳長男

初めての出産で子癇発作

今は6歳になる長女を妊娠中はとても順調でした。
体重の増加も注意されることもなく、血圧や血液検査、尿検査も引っかかったことはありませんでした。

しかし母方の祖母が血圧が高く、妊娠・出産がとても大変だったので気を付けるようにと母から何度も言われていました。

しかし私は普段から血圧は高くないし、妊婦検診でも一度も引っかかったことはないから大丈夫と安心していました。

しかしとても大変な出産となってしまいました。

破水から始まり内診を受けた時には、既に子宮口が6cm開いていて助産師さんから時間がかからないかもしれないねと言われ、とても嬉しかったのを覚えています。

しかし分娩台に上がってから8時間経っても産まれず、意識は朦朧とし出しました。

助産師さんから「あと少しだから頑張って」と言われ、いきもうとしたら目の前がチカチカし出して、その後は真っ暗な部屋で目を覚ますまで記憶がありません。

主人が立ち合い出産をしたのですが、いきなり白目を剥いて体が硬直し、たくさんのお医者さんと看護師さんが駆けつけ、CT等の検査が行われ、子癇発作を起こしていると言われたそうです。

目を覚ましてからも血圧がなかなか正常値に戻らず入院が長引き、血圧が高くて体も辛く、精神的に参ってしまい、ベッドの中でずっと泣いていました。

出産後1か月で血圧は正常値に戻ったのですが、脳浮腫と言って脳が浮腫んでしまったので正常に戻っているかの検査や脳波等の検査で度々病院に行かないといけないのが大変でした。

子癇発作になってしまった後遺症なのかとても体が疲れやすく、そして長女が全然寝ない子だったのでノイローゼになりました。

しかし産後1年経つ頃には、体調も回復してきました。

寝ない、おてんばな長女の子育て

長女は新生児の時からとにかく寝ない子で、6か月までまとめて30分寝れば良い方でした。

私が子癇発作になってしまったのでそれが原因でどこかおかしくなってしまい、それで眠れないのかなと心配していました。

そして眠らないだけではなく、とてもおてんばで人見知りをせず、児童館や公園ではおもちゃの取り合いで手が出てしまう事があり、どうしたら良いのか悩み、保育士をしている友人や小児科の先生に相談していました。

2~3歳の時期にはよくある事で、年齢を重ねればなくなるよと言われ安心したのを覚えています。

実際に幼稚園に入園したらとても落着き、手が出るという事もなくなりました。

そして悩んでいた睡眠の問題も幼稚園に入園したらぐっすり朝まで眠るようになりました。

私の対応の仕方が悪いのかと悩んだのですが、年齢を重ねて成長する事によって解決する事もたくさんあるんだなと実感しました。

長男の妊娠中に切迫早産で入院

長男を妊娠中は、長女の出産中に子癇発作になったので、血圧をとても気を付けていました。

しかし18週の妊婦検診で、子宮頸管が短くなっていると言われ、そのまま緊急入院になってしまったのです。

全く予想していなかったので、青天の霹靂でした。

長女の心配、お腹の中の長男の心配で気が狂いそうでした。しかし周りには私より症状が重い妊婦さんがたくさんいて、お互い励まし合っていました。

しかし24時間点滴のウテメリンの副作用が血液検査の結果で出ていると言われ、34週の時にマグセントに切り替わりました。

マグセントに切り替えたら、全身筋肉痛のような痛みに襲われ夜中にナースコールを押してしまった程でした。

体も辛く、長期入院で精神的にも参ってしまい、点滴を抜いて病院から脱走したいと本気で思っていました。

悶々とした気持ちの中、35週の時に36週4日になったら点滴を抜き、大丈夫だったら36週6日で退院しようかと言われ、とても嬉しかったのを覚えています。

無事に36週6日を迎えられ時に、家族と一緒に外に出た時は太陽の眩しさがとても嬉しく、点滴をせずに歩けて家族と一緒に食事ができることがとても幸せでした。

その後長男は39週で、とても安産で産まれてきてくれました。

二度の妊娠・出産がとても壮絶だったので三度目の妊娠は絶対にないですが、命の尊さ、健康の有りがたさを実感できたので良かったと思っています。

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