VIOラインの脱毛は珍しくない時代になり、脱毛サロンやクリニックでもVIOライン脱毛は人気のメニューです。
しかし、VIOラインをサロンやクリニックのスタッフに見られるのは恥ずかしいという理由で、どうしても自己処理がいいと感じる方も多いですよね。
そこで今回は、VIOラインの自己処理はどの方法がいいのかを、方法別のメリット・デメリットを比較しながら検証します。
おすすめの自己処理方法や具体的な手順まで紹介しますので、「VIOラインは自己処理派!」という方は参考にしてみてください。
目次
VIOラインの処理方法別メリット・デメリット
VIOラインをどの方法で処理するかは、方法別のメリット・デメリットを比較して選ぶ櫃ようがあります。
VIOラインの自己処理方法として考えられる主な選択肢として以下の方法があります。
- カミソリ
- 電気シェーバー
- ヒートカッター
- 毛抜き
- 除毛クリーム
- ブラジリアンワックス
- 家庭用脱毛器
VIOラインの自己処理にはどの方法が向いているのか、おすすめの方法はどれなのか、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
カミソリでVIOラインを処理する
ムダ毛の自己処理で人気が高い方法がカミソリで剃ることですが、デリケートなVIOラインに関してもカミソリを愛用している方はいます。
VIOラインをカミソリで剃るメリットは以下の点です。
- 1回の処理にかかるコストが低い
- 処理の手軽さ
- 他の箇所で使う機会が多く使い慣れている
カミソリは1本数百円という価格でドラッグストアや通販で購入できますし、替刃を交換するタイプや使い捨てタイプなど、用途に合わせて複数タイプが販売されています。
VIOライン以外の箇所を除毛する際にもよく使われる身近なアイテムであることから、比較的選びやすい方法だと言えます。
一方で、カミソリによるVIOラインの自己処理はさまざまなデメリットが存在し、かなり注意が必要な方法です。
VIOラインに関しては、カミソリで剃ることはおすすめできない方法だと言えるでしょう。
カミソリでVIOラインを処理するデメリットは以下のようなものがあります。
- 毛嚢炎や黒ずみなど肌トラブルを引き起こしやすい
- Iラインの処理は恐怖心がある
- きれいに処理するのが難しい
- 頻繁に処理する必要がある
- チクチクやかゆみなどの不快感が残る
カミソリは刃であることから、デリケートなVIOラインの処理には不向きです。
特に粘膜に近いIラインを傷つけると大変なので避けるべき。
危険な思いをして処理しても、仕上がりや手触りはあまりよくありません。
電気シェーバーでVIOラインを処理する
同じ剃る方法でも、カミソリとは異なるメリット・デメリットがあるのが電気シェーバーです。
1本2,000~3,000円ほどで購入できる商品も多く、VIOライン専用の電気シェーバーなども販売されています。
脱毛サロンやクリニックで脱毛する前の自己処理でも使用を推奨されていることから、おすすめできる方法となります。
電気シェーバーのメリットは、
- 肌に直接刃が当たらないため肌を傷つけない
- ヘッドが小さく小回りがきく
- 意外とコスパがいい
という点です。
デリケートな箇所だからこそ、肌を傷つけない仕様になっている電気シェーバーはメリットが大きいアイテムです。
顔の産毛用やVIOライン専用タイプを選べばヘッドが小さくて使いやすく、替刃交換タイプを選ぶとカミソリよりコスパがよくなっていきます。
とはいえ、電気シェーバーでVIOラインを処理するにもデメリットがあります。
- 深剃りできずチクチクする
- カミソリより時間がかかる
- 繰り返し処理する必要がある
など、仕上がりや処理の手間などはどうしても不満が残りやすいと言えるでしょう。
電気シェーバーも毛を根本から処理するわけではありませんので、継続した処理が必要になります。
ヒートカッターでVIOラインを自己処理する
聞き慣れない方もいるかもしれませんが、ヒートカッターはVIOラインの自己処理においてはメジャーなアイテムです。
2,000~4,000円ほどの価格帯で、電気量販店やドラッグストア、ネット通販などで購入でき、VIOライン専用タイプも販売されています。
熱で毛を焼き切るタイプのアイテムで、VIOラインの自己処理では持っておくと便利ですよ。
ヒートカッターの主なメリットは以下の点です。
- 毛の断面が丸くなるのでチクチクしない
- 比較的簡単に使える
- 肌を傷つけない
同じカットアイテムでもあるハサミとの大きな違いは、毛を焼き切ることによって毛の断面が丸くなることです。
ハサミでカットすると、毛の断面が鋭くなってショーツから毛が突き出てしまうことがありますが、ヒートカッターならカットした後のチクチクやかゆみなどを感じなくなります。
また、カミソリのように肌に直接刃をあてるわけではないため、正しく使えば肌を傷つけないで済みます。
一方、ヒートカッターのデメリットとしては、
- 毛の長さを整えるだけなので除去できない
- 毛を焼き切るときに焦げ臭いにおいがする
- 使用方法を間違えるとヤケドのリスクもある
- 数本ずつの処理で時間がかかる
といった点が挙げられます。
ヒートカッターは熱で肌がヤケドしないように、毛を肌ギリギリまでカットすることはできず、数ミリ~1センチ程度は毛を残すことが基本となります。
見た目にも毛が残ることになりますので、水着やショーツからはみ出す毛を整えたいときに向いています。
また、安全にきれいにカットするためにコームがついていますので、一度に処理できるのは数本となり、処理時間が必要となります。
毛抜きでVIOラインを自己処理する
毛抜き(ピンセット)で処理する方法は他の箇所を含めて人気がありますが、気をつけないと後悔する可能性もある危険な方法です。
毛抜きでVIOラインを処理するメリットとしては、
- 気になる毛をピンポイントで除去できる
- 次のお手入れまでに期間をあけることができる
といった点が挙げられます。
剃る、カットするといった方法と比較しても毛を根本から引き抜くため、肌表面に毛の断面が見えることがなく、次に毛が生えてくるまでに時間もかかります。
しかし、以下のデメリットがあるため、VIOラインの自己処理にはおすすめできません。
- 埋没毛のリスクがある
- 毛穴へのダメージが強い
- とにかく痛い
- 1本ずつ抜くため時間がかかる
- 場所によっては処理が難しい
毛抜きをおすすめできない大きな理由は、肌や毛穴のトラブルが起こりやすいことです。
毛抜きは毛を無理やり引っ張るため、非常に負担が大きい方法で、デリケートなVIOラインでは特に避けた方がいいでしょう。
除毛クリームでVIOラインを自己処理する
毛を除去したい部分に除毛クリームを塗布し、一定時間置いて拭き取ると毛がするりと抜けていきます。
クリーム、ジェル、ローションなどさまざまなテクスチャーがあり、1本1,000~3,000円ほどで、ドラッグストアやネット通販で購入できます。
VIOラインに除毛クリームを使うメリットは以下の通りです。
- 塗るだけなので処理しやすい
- 肌を傷つけない
- 処理後の手触りがいい
- 手軽に購入できる
VIOラインは自分では見えにくい箇所なので処理が難しいですが、除毛クリームは塗るだけなので比較的簡単にお手入れできます。
カミソリやシェーバーのように毛の断面が鋭くならず、保湿成分が配合されていることから処理後にはツルツルするのも利点でしょう。
ただし、実は刺激が強いアイテムで、以下のデメリットがあります。
- 粘膜に近い部分はリスクが高い
- 肌が弱いと肌トラブルの可能性大
- コスパが悪い
除毛クリームには毛のたんぱく質を分解する成分が含まれており、肌が弱い方だとピリピリとした痛みやかゆみを感じたり、赤くなったりしてトラブルが起こりやすくなります。
VIOラインはデリケートなので、普段は肌が強いと思っている方でも赤みやかゆみを感じやすい傾向にあります。
使うにしてもVラインのみにとどめておくことと、IOラインに垂れない固めのテクスチャーのタイプを使う、パッチテストをしっかりおこなうなどして慎重に扱う必要があります。
ブラジリアンワックスでVIOラインを自己処理する
メディアで取り上げられる機会が増えたブラジリアンワックスは、若い方を中心に人気のアイテムです。
VIOラインの脱毛でも使われることが多いので、気になっている方がいるかもしれませんね。
ブラジリアンワックスのメリットは、
- 一気に毛を抜き去ることができて時短になる
- 次の毛が生えてくるまでに期間をあけることができる
という点です。
毛を根本から引き抜きますし、毛抜きのように1本ずつ抜く必要がないため時間がかかりません。
ここまで紹介した他の自己処理方法と比較しても、毛を抜き去る範囲が広いため、面倒くさがりの方にも向いています。
ただし、デメリットとして、
- 痛みが強い
- 肌ダメージも強い
- きれいに処理するにはコツがいる
- 脱毛ではないのでいずれ生えてくる
といった点も無視できません。
広範囲にわたって一気に引き抜くことになるため、毛抜きと同じような肌トラブルが考えられますし、とにかく痛くてしっかり除去するにはコツもいります。
どうしてもブラジリアンワックスを使う場合は専用サロンに行く方がいいですが、その場合はコストがそれなりにかかってしまいます。
VIOラインをスタッフに見られる恥ずかしさを回避することはできません。
家庭用脱毛器でVIOラインを自己処理する
光脱毛やレーザー脱毛を自宅にいながらおこなえるとあって、人気が高い家庭用脱毛器。
脱毛効果がある本格的なタイプでも60,000~70,000円ほどで購入でき、カートリッジを替えれば長い間使うことができます。
サロンやクリニックでVIOラインを見られて恥ずかしさを感じることもありません。
家庭用脱毛器のメリットとしては、
- 継続的に使うと処理が不要になってくる
- サロンやクリニックの脱毛よりコストが低い
- 自宅で好きなときに本格脱毛ができる
という点が考えられます。
他の自己処理方法は基本的に毛がなくならないので処理を継続する必要がありますが、家庭用脱毛器ではサロンやクリニックの脱毛に近い効果が得られます。
最初の数年間だけ処理を頑張れば、自己処理から解放されていくのは大きなメリットですね。
ただし、家庭用脱毛器にもデメリットもあります。
- 照射パワーを上げると痛いことがある
- 処理に時間がかかる
- 効果実感までに一定期間必要
- 脱毛器によってVIOラインに使えないことがある
家庭用脱毛器は照射パワーが弱いので痛みは感じにくいですが、VIOラインの脱毛は他の箇所に比べて痛みが強いため、脱毛効果を高めるためにパワーを上げると痛いことがあります。
また、パワーが弱いことでこまめに処理する必要があり、毛が薄くなったと感じるまでに数年かかります。
じっくり時間をかけて処理できる人には向いていますが、できるだけ早く処理したい人や、せっかちな性格の方には向いていません。
脱毛器によってはVIOラインに使えないこともありますので、使用可能な箇所をしっかり確認してから購入する必要もあるでしょう。
VIOラインを自己処理するならおすすめの方法は?
ここまで自己処理方法別にメリット・デメリットを紹介してきましたが、結局どの方法がおすすめなのでしょうか。
VIOラインはデリケートな箇所で自己処理にはそれなりにリスクが伴いますので、可能な限りプロにやってもらう方がいいです。
どうしても自己処理するのであれば、電気シェーバー、ヒートカッター、家庭用脱毛器のいずれかを使うのがおすすめです。
他の方法は肌トラブルのリスクが高いため避けた方がいいでしょう。
ただし、どの方法も粘膜に近い部分は危険なので、特に慎重さが求められるということは忘れないでおきたいですね。
VIOラインの自己処理方法
ここからは、電気シェーバーを使ったVIOラインの自己処理方法の手順を解説します。
自己処理に必要なアイテムは以下のとおりです。
- 電気シェーバー
- ハサミやヒートカッター
- 立てかけるタイプの鏡
- 蒸しタオル
- 冷やしタオル
- 床に敷くバスタオルやビニール袋
- 保湿液
電気シェーバーは顔用やVIOライン用のものを選び、先が鋭くないハサミやヒートカッターなどを使って、肌を傷つけないようにしましょう。
鏡は手鏡タイプだと両手が使えなくなりますので、立てかけることができるタイプで、処理部分が見やすい大きめのものがおすすめです。
VIOラインを処理する手順
では、VIOラインを処理する具体的な手順を見ていきましょう。
1.VIOラインを清潔にする
VIOラインを処理する前に、まずは処理したい部分を清潔にすることが大切です。
不衛生な状態で処理すると雑菌による肌トラブルのリスクがあるからです。
シャワーを浴びる、赤ちゃんのおしり拭きを使うなどしてきれいにしておきましょう。
2.毛をカットする
Vラインの毛は長くてシェービングしにくいため、ハサミやヒートカッターで2センチ以下を目安にカットしておきます。
目視できない箇所は鏡を使っていきますので、よく見えるように明るい場所でおこないましょう。
床に毛が落ちても掃除しやすいように、バスタオルやビニール袋の上で処理するといいです。
また、Vラインに関しては形が重要なので、水性ペンなどで形を決めておくのも1つです。
どの形にすればいいか分からない方は、アンダーヘアのスタイルガイド(型紙)がネット通販などで売っていますので使ってみてもいいでしょう。
3.処理部分を蒸しタオルで温める
蒸しタオルで温めることで、毛が柔らかく、肌が保湿されて傷つきにくくなります。
VIOラインの毛は硬くて処理しにくいため、シェービングしやすくするためにも有効です。
蒸しタオルは、フェイスタオルを水で濡らし、レンジで30秒~40秒ほどチンすると簡単にできます。
できたての蒸しタオルは熱いので気をつけて触ってください。
4.電気シェーバーでシェービング
いよいよシェービングです。
毛の流れにそって、肌を傷つけないようにゆっくり剃っていきましょう。
このとき、皮膚を少し引っ張るようにすると剃りやすくなります。
安全性の高い電気シェーバーだからと言って、肌に強く押し当てないようにしましょう。
特にIラインは刃の部分を少し浮かせるように慎重に処理してください。
5.冷やしタオルで処理部分を冷やす
肌の炎症を防ぐために、処理した後は冷やしタオルをあてましょう。
冷やし過ぎも刺激が強いので、水で濡らしたタオルで冷やすようにし、氷や保冷材を直接当てないようにしましょう。
6.保湿
シェービング後は肌が乾燥しやすいので、十分に保湿しましょう。
刺激が少ないタイプの保湿液やワセリンなどがおすすめです。
粘膜部分には保湿液がつかないように気をつけてください。
VIOラインの自己処理をする際の注意事項
VIOラインの自己処理は失敗するとデリケートな部分に傷がついたり、色素沈着や肌荒れを引き起こしたりするリスクがあります。
こうしたリスクを十分に理解したうえで、正しい方法でおこなうことが大切です。
主な注意点は以下のとおりですので、どうしても自己処理する場合は特に気をつけましょう。
- 滑りやすく雑菌が入りやすいお風呂場での処理は避ける
- 電気シェーバーの刃を定期的に交換して衛生的に保つ
- 生理や体調不良のときは避ける
- 同じ箇所を繰り返し処理しない
- 処理頻度をできるだけ少なくする
自己処理よりサロンやクリニックの脱毛がおすすめ
VIOラインのムダ毛を繰り返しおこなうと、肌トラブルの可能性は否定できませんので、やはり脱毛サロンやクリニックでの脱毛がおすすめです。
VIOラインを他人に見られることが恥ずかしいと考える方は多いですが、専用ショーツを少しずつずらしながら施術するなど、恥ずかしさを軽減させる工夫をしてくれることがほとんど。
「思っていたよりは恥ずかしくなかった。」と言う方も多いですよ。
最近はVIOラインも格安で受けられるようになっており、自己処理の手間から解放されることを考えてもメリットが大きいものです。
サロンやクリニックの脱毛も選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
いかがでしたか?今回は、VIOラインの自己処理方法別のメリット・デメリットや自己処理の手順を紹介しました。
VIOラインは人に見られると恥ずかしい箇所なので、自己処理しかできない方もいるはずです。
その場合でも、正しい処理方法でよく気をつけながらおこなうべき。
処理頻度を抑え、海やプールに行く前などイベントのときだけにとどめておく方がいいでしょう。