虫さされがあると脱毛できない?脱毛と虫さされの関係と虫さされ予防法を解説

かゆいと思ったら虫にさされていた...。

こんな経験は夏になると多くの方がされているはずです。

虫さされはかゆいだけでなく、痕に残って色素沈着してしまうリスクもあるため、できるだけ気をつけたいもの。

特に脱毛中の方は、虫さされがあると脱毛できないケースもでてきますので、注意が必要ですよ。

今回は、脱毛中の虫さされをテーマに、脱毛できるケースとできないケース、脱毛中の虫さされ予防などについて紹介します。

こんな虫さされは脱毛を断られる可能性がある

虫さされとひとくちに言っても、軽いものから比較的重たいものまでさまざまです。

どの程度の虫さされなら脱毛を断られてしまうのかは、実際の状態や脱毛サロンやクリニックの判断基準に大きく左右されます。

とはいえ、ある程度の目安はあります。

以下のような状態になっていると脱毛を断られてしまう可能性があると思っておきましょう。

  • ぷくっと膨らんでいる
  • 患部が化膿している
  • かきむしって肌が全体的に赤くなっている
  • 色素沈着の範囲が広い

虫さされがあると脱毛できないのはナゼ?

虫に刺された痕は傷や炎症と同じ扱いです。

傷口に光やレーザーを当てれば痛みもでてしまいますし、傷を悪化させる恐れもあります。

小さな虫さされの痕でも、かきむしったことで赤みが広範囲に及ぶと同じように脱毛できません。

色素沈着がひどい場合も、光やレーザーが色素に反応してしまい、痛みや肌トラブルの元となるほか、毛に集中的に照射できずに脱毛効果が下がってしまうことも考えられます。

これらの問題があることから、虫にさされた場合に脱毛できないことがあるのです。

家庭用脱毛器を使う場合の対処法

脱毛サロンやクリニックには通わず、家庭用脱毛器を使って自分で脱毛する方もいるでしょう。

家庭用脱毛器でも、虫さされや色素沈着の部分を脱毛しない方がいいことに変わりはありません。

どうしても脱毛する場合は、傷痕を避けて照射するか、バンドエイドやシールなどを貼って対処しましょう。

虫さされがあっても脱毛できるケース

脱毛中は1度の虫さされすら許されないのかと言えば、必ずしもそうではありません。

虫さされがあっても脱毛できるケースもあり、1~2カ所のみの虫さされなら、保護シールを貼って対処することがほとんどです。

ニードル脱毛の場合も、刺された場所を避けて脱毛するため、よほど範囲が広いケースを除いては脱毛できることが多いです。

また、痕が残っていない場合や、色素沈着の範囲が狭く色も薄い状態であれば、そのまま脱毛できることもあります。

色素沈着がごく狭い範囲であれば、保護シールを貼って対処してくれますし、色素沈着が薄い場合も、その箇所は出力パワーを下げて施術してくれるケースも多いでしょう。

脱毛中は虫さされにも注意。予防方法は?

脱毛中に虫にさされてしまった場合、軽度なものであれば脱毛できることが多いですが、さされた部分は避けて脱毛することになります。

その場合、一部分だけ毛が残るという残念な結果に終わることもあるため、虫さされはないに越したことがありません。

ここからは、脱毛中に意識したい虫さされ予防方法を紹介します。

夏場でも露出は避ける

衣類は肌を守る役割があるため、露出をしないことは虫さされにも効果的です。

夏は暑いためノースリーブやショートパンツなどを履きたくなりますが、外出時には長袖やロングボトムスがおすすめです。

脱毛でNGとされる日焼けの防止にもなりますので、脱毛中はいつもと違うファッションを楽しもうと思っておくのもいいでしょう。

さされた場合でも絶対にかかない

虫にさされただけなら自然に治ることもありますが、問題はかきむしってしまうことです。

かいたことで赤みが広がり、ひどい場合は色素沈着になってしまいます。

さされても絶対にかかないこと。

脱毛中にかかわらず大切なことです。

虫さされ対策と女子力アップの2つを叶えるアロマオイル

アロマオイルは虫さされに効果的です。

アロマオイルなら自分の部屋に香らせることもできますし、女子力も高い印象です。

さらに虫さされ対策になる一石二鳥アイテムです。

アロマオイルと言っても何でもいいわけではなく、虫が寄りつきにくい香りを選ぶ必要があります。

虫が嫌うとされているアロマの香りは、以下が代表的なものです。

甘い香りより、清涼感のある柑橘系やハーブの香りが虫よけ対策になります。

  • シトロネラ
  • ラベンダー
  • ゼラニウム
  • レモングラス
  • レモンユーカリ

ドラッグストアに売っているような虫よけスプレーだとニオイが気になる方は、アロマオイルを作って代用してもいいですね。

アロマオイルを作るのが面倒...という方は、アロマオイルなどを配合した、オーガニックのお洒落な虫よけスプレーも販売されています。

オーガニックの虫よけスプレーなら、小さなお子様がいる家庭でも使ってもらえるので、夏前にもっておくと便利ですよ。

夏は白っぽい服を着る

蚊は黒っぽい色を好むと言われているため、夏場に外出する場合は黒色の服を避けた方が無難です。

夏らしく清涼感のある白やパステルカラーなどを服がおすすめです。

ただし、黒色は紫外線対策という点では優れています。

脱毛中は日焼けNGなので、虫に刺されにくい白っぽい色にするか、日焼けしにくい黒っぽい色にするか迷ってしまうこともありますね。

その場合、服の色は白にし、UVカット素材を選ぶのも1つです。

春夏になるとメーカーから多数のUVカット素材の衣類が販売されます。

また、日傘を黒にして服は白にするのもいいでしょう。

照り返しによる日焼けを避けるため、日焼け止めも併用するのがおすすめです。

夏になると虫にさされてしまう人の注意点

虫にさされるかどうかは、体質や環境によるところも大きいですが、予防できないわけではありません。

毎年夏になると必ずさされてしまうと感じる方は、ご自身がさされやすい体質や環境下にあることを自覚し、脱毛中には特に気をつけておきましょう。

刺されないように対策しておくことが大事

「体質だから仕方がない。」と諦めるのではなく、虫にさされないように事前に対策しておくことがもっとも重要です。

さきほど紹介した予防方法を参考に、できるだけのことはやっておきましょう。

秋の終わり頃から脱毛を始めておく

これから脱毛を考えている方は、急ぎでなければ秋の終わりころに始めるのも1つの方法です。

虫さされは夏~秋口にかけて発生しやすいため、虫にさされにくくなった秋の終わりに開始することで、虫さされを理由に脱毛を断られるリスクを抑えることができます。

秋から冬にかけては肌の露出も減ることで日焼け対策にもなり、自己処理も最低限に抑えることができます。

もっともムダ毛が気になる夏には毛がかなり薄くなりますので、脱毛開始時期としてはとても適しているのです。

レジャーや庭仕事を控えめにする

仕事や環境上どうしても虫にさされやすい方でない限り、そもそも虫がいる場所に近づかないことも大切です。

レジャーや庭仕事が好きな方は、脱毛期間中だけでも控えめにするか、完全防備で臨むことです。

脱毛中に万が一さされた場合の対処法は?

一日中家の中に閉じこもるわけにはいきませんので、外出時にどうしても虫にさされてしまうこともあるでしょう。

ここからは、万が一虫にさされた場合の対処法を紹介します。

患部を洗い流して清潔にする

虫にさされたことをなかったことにはできませんが、かゆみの成分を少しでも除去することで、かきむしりによる赤みや色素沈着を防止できます。

さされてしまったと思ったら、水で洗い流し、清潔なタオルで水分を拭き取りましょう。

冷やす

冷却は炎症やかゆみを抑えるのに有効です。

刺されてしまってもすぐに対処し、かきむしることがなければ、脱毛できないほどの状態にならないことも多いです。

冷やしたタオルや、保冷材を布でくるんだものを患部にあてていれば、かゆみが気にならず自然と治っていくことも多いです。

いつもよりひどい虫さされかもと思ったら

洗い流したり冷やしたりしても症状が緩和されない、やけにひどく腫れているなど、少しでもおかしいと思ったらすぐに病院を受診しましょう。

虫にさされたくらいで病院に行くなんて...と思うかもしれませんが、虫さされは馬鹿にできないものです。

世の中の多くの病気は蚊が媒介すると言われるほど、虫さされにはリスクも伴います。

放っておくと脱毛どころではなくなってしまいますので、症状をよく見て早めに対処しましょう。

虫さされの痕が色素沈着になってしまったら?

患部をかきむしったわけではないのに、色素沈着になってしまうこともあります。

これは、肌の炎症が刺激となって、肌がメラニン色素を生成することで肌を守ろうとするからだと言われています。

色素沈着になってしまっても、肌のターンオーバーが正常であれば自然と治っていきます。

しかし、ターンオーバーが乱れていたり、紫外線を浴びたりすることで、頑固な色素沈着として残ることがあります。

ターンオーバーを正常化するために、生活習慣や食べ物に気をつける、丁寧に優しく洗浄し清潔に保つ、保湿をしっかりするなどするとともに、紫外線対策を徹底的におこないましょう。

虫に刺されやすい人や状態がある?

虫さされは、なりやすい人とそうでない人もいます。

ご自身の体質や生活習慣などを把握して気をつけることで、脱毛中に虫にさされるリスクを回避することにつながります。

汗をかきやすい人

蚊などは、汗に含まれる乳酸を好む性質をもつため、汗をかきやすい人は虫に刺されやすい体質とも言えます。

汗かきでなくても、運動や入浴をした後には汗をかくことが多いため、虫に刺されやすい状態になります。

夏に汗をかくことを避けるのは難しいですが、こまめに汗を拭く、むやみに炎天下に行かないなど、できることをやっておきましょう。

体温が高い人

温かいものを好む蚊は、体温の高い人に寄ってきます。

大人より子供、痩せている人より太っている人といった具合に、体温が高い人の方が虫に刺されやすい傾向にあります。

普段から体温が高い方は脱毛期間中特に気をつけるようにしましょう。

夏場はうちわや扇子を持ち歩くようにするだけでも違います。

お酒を飲んだ後の人

お酒を飲んだ人の息は二酸化炭素量が増え、これを蚊などが好むとされています。

飲酒自体は、脱毛期間中にだめというわけではありませんが、脱毛日前後は禁止されることが多いです。

特に脱毛直後の飲酒は体温が上昇して血流がよくなることで、脱毛した場所の赤みやかゆみがでてしまったり、肌トラブルの原因になったりします。

虫に刺されやすいことも考えると、お風呂上がりにビール片手にベランダで涼む...なんてことは、脱毛期間中はやめておいた方がいいかもしれませんね。

妊婦さん

妊娠中の女性は通常より体温が高いこと、呼吸量が増えて二酸化炭素を発生しやすいことから、虫に刺されやすいとされています。

妊娠中は脱毛自体がNGだからいいというわけではなく、母体や赤ちゃんの安全のためにも、虫を媒介して菌が入らないように対策することは必要です。

出産後に脱毛を開始する予定の方は、妊娠中にできた虫さされ痕が色素沈着になっていると脱毛できないこともあるため、気をつけましょう。

最後に

いかがでしたか?

今回は、脱毛と虫さされについて紹介しました。

全く虫にさされないことは難しいかもしれませんが、あらかじめ対策しておくことで、かなり少なくすることはできます。

虫さされによって脱毛を断られてしまうことのないように、日々の生活の中でできることをやっておきましょう

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