脱毛と体調不良の関係性をレクチャー。体調不良のときの脱毛はなぜだめなのか?

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体調不良のときには脱毛をしてはいけないと言われますが、その理由がよく分からない方もいるのではないでしょうか。

人気の脱毛は予約が取りにくく、忙しい中でスケジュールを調整するのは面倒なため、多少の体調不良なら脱毛したいと考えるかもしれません。

しかし、体調不良のときに脱毛するとデメリットが大きく、困るのは自分。

脱毛の予約をキャンセルし、体調が万全なときに受けることをおすすめします。

今回は、脱毛と体調不良の関係性についてお伝えします。

体調不良のときに脱毛をして起こり得ること

なぜ体調不良のときに脱毛してはいけないのかは、脱毛後に起こり得ることを通じて理解することができます。

体調不良のときに脱毛をすると、どんなことが起こってしまうのでしょうか。

脱毛直後の体はどうなるの?

まずは脱毛直後の体や肌の状態について理解しておきましょう。

一般的な脱毛では光やレーザーを肌にあて、毛根にダメージを加えることで脱毛していく仕組みです。

毛母細胞を破壊するのに必要な熱は、70度近い温度にまで上昇することがあります。

その熱により、脱毛直後は体の水分が奪われて乾燥し、体内の免疫力が一時的に低下している状態になります。

もともと代謝が悪い方は、体内に熱がこもりやすくなることも考えられます。

もちろん脱毛は安全に配慮されて利用されている仕組みであり、脱毛後の症状も一時的なものです。

指示を守って過ごすことでほとんどが元に戻りますが、脱毛直後の状態は普通とは異なる点はご理解いただけるのではないでしょうか。

体調が悪化する

体調不良のときに考えられる第一のリスクは、体調がさらに悪化することです。

体調不良は体の免疫力が落ちていたり、ホルモンバランスが乱れたりしている状態です。

その状態で、水分が奪われ、免疫力低下が一時的に起こる脱毛をすれば、体調が悪化することは容易に想像ができます。

体調がいい状態で脱毛した人でさえ、多少の熱っぽさやだるさを感じることあります。

体調不良のときに脱毛すれば、通常感じる不調の比ではありません。

肌トラブルが起きる

続いては肌トラブルのリスクです。

免疫力が下がった肌や毛穴からは雑菌が入りこみやすく、炎症も起こりやすくなります。

やけどやヒリヒリとした痛み、毛嚢炎など肌トラブルが発生する可能性もあるでしょう。

健康な状態で脱毛すれば、多くが数日以内に治ってしまうものですが、体調不良のときは治りも遅く、場合によっては色素沈着になってしまうリスクもあります。

痛みを感じやすくなる

施術時に起こる痛みは肌に熱ダメージが加わることが原因で、健康で水分量の多い肌であれば痛みも感じにくい傾向にあります。

しかし、体調不良のときは体の内部だけでなく肌も敏感になっており、バリア機能も低下した状態なので、いつもより強く痛みを感じてしまうことがあります。

体調不良のときは気持ち的にも落ち込みやすくなるため、痛みがあると余計に嫌な気分にもなります。

脱毛効果が下がる

体調の悪化や肌トラブルが起きると言っても、誰もが必ず起きるわけではないし、少しなら我慢すればいいと思う方もいます。

もともと痛みに強く肌も丈夫であることから、たいしたことではないと思うようです。

しかし、普段なら平気な痛みも、体の免疫力が下がり代謝が悪くなることで痛みを感じやすくなるため、光やレーザーの出力パワーを下げてもらうことになります。

その結果、脱毛効果が低くなる可能性があり、納得のいく仕上がりまでに時間がかかってしまうことにつながります。

脱毛にはできるだけコストをかけたくないと思う方は多いもの。

無理に脱毛して効果が下がれば、その分コスパが悪くなっていると覚えておきましょう。

スタッフや他の利用客に迷惑をかける

体調不良での脱毛は、自分自身の問題だけにとどまらず、周りの人に迷惑をかけるリスクもあります。

体調不良の理由が風邪やインフルエンザなどの感染する症状だった場合、サロンやクリニックのスタッフ、他の利用客にうつしてしまうリスクがあるからです。

咳やくしゃみだけでなく、使った器具や施術台などから感染する可能性もあるでしょう。

単に次回の予約を取るのが面倒だったり、早く脱毛を終わらせかったりといった個人的な理由で、想像以上のトラブルに発展する可能性もあるのです。

脱毛中の服薬について

体調不良の際は、風邪薬や鎮痛剤などの市販薬を飲む方もいるでしょう。

しかし、脱毛中の服薬は何らかの副作用を招く恐れがあるため、大きな注意事項のひとつとされます。

脱毛サロンやクリニックでは、脱毛日前後の服薬を禁止していることが多いです。

どの薬がだめなのか、いつなら飲んでもいいのかは、事前に説明を受けることがほとんどです。

持病の薬を飲んでいる方は、そもそも脱毛を受けられない可能性もあるため、主治医に相談したうえで脱毛の可否を判断しなくてはなりません。

鎮痛剤や花粉症対策用など、比較的よく飲まれる薬でもNGなケースもあるため、しっかり確認しておきましょう。

薬の持続性や効果、代謝などについては個人差が大きく、何時間あけたら絶対に大丈夫という基準はありません。

一般的には、前日から服薬しないよう指示されることが多いです。

体調不良以外にも脱毛するリスクがある状態とは?

風邪や頭痛、だるさといった体調不良以外にも脱毛を避けた方がいい状態があります。

自分では体調がよくて元気だと思っても、体調悪化や肌トラブルになるリスクが高いため、脱毛はやめておくべきです。

生理の前後と生理中

生理時の脱毛は、VIOラインやヒップなどの脱毛を除いては、施術自体をしてもらえるケースが珍しくありません。

とはいえ、サロンやクリニック側も生理は「なるべく避けた方がいい時期」というスタンスをもっており、脱毛をするのに万全な状態とは言っていません。

生理の際はホルモンバランスが乱れ、肌が敏感になりやすいため、痛みや肌トラブルに発展しやすいからです。

生理は血液の循環が滞りやすい状態でもあります。

空調のきいた室内で、長時間同じ体勢で施術を受けることで、体が冷えたり血行が悪くなったりして、腹痛や腰痛につながることもあります。

睡眠不足のとき

睡眠不足は、本人が気づいていなくても体の免疫力が落ちていますので、体調不良と同じようなことが起こり得ます。

普段から規則正しい生活をして睡眠をしっかりとっておくことが大切ですが、少なくとも脱毛日前にはよく眠っておくようにしましょう。

予防接種や献血をしたとき

予防接種や献血は体調がいいときに受けるものですが、だから脱毛をしていいとはなりません。

予防接種や献血自体が脱毛の禁止事項となっていることが多く、脱毛前でなく脱毛後にも注意が必要です。

サロンやクリニックによっては、脱毛日前後1週間近くの予防接種や献血をNGとしている場合もあります。

予防接種や献血の近くにうっかり脱毛の予約を入れてしまった場合は、隠したりせず、問答無用でキャンセルしましょう。

ケガをしているとき

ケガをしているときや肌に傷があるときも、脱毛はできるだけやめておいた方がいい状態です。

同じ体勢でいることで体に負担をかけますし、傷口から雑菌が入りやすくなっていますので、主治医に相談したうえで脱毛していいかを判断すべきです。

妊娠の可能性があるとき

妊娠は女性の体が大きく変化し、ホルモンバランスが急激に乱れやすくなります。

脱毛の光やレーザーが胎児に悪影響を及ぼすわけではありませんが、痛みを感じやすく、脱毛効果も低くなりますので、妊娠の可能性があるならお休みしましょう。

ほとんどのサロンやクリニックでも妊娠中の脱毛をNGとしています。

その代わり、妊娠時の休会や、解約しても同じ条件で再契約できるといった制度を整えていることも多いので、一度スタッフに相談してみるといいですね。

脱毛ができないから別の方法で処理するのはいいの?

脱毛ができないと予約が先延ばしになってしまうから、別の方法で処理しようと考えるかもしれません。

体調不良のときにできるムダ毛処理はあるのでしょうか。

家庭用脱毛器の使用も控えるのがベスト

家庭用脱毛器は脱毛サロンやクリニックでの脱毛に比べてパワーが低いため、体調不良のときに使っても大丈夫なのでしょうか。

体調不良のときは、家庭用脱毛器であっても使用を控えるべきです。

確かにパワーが低いですが、光やレーザーで肌に負担をかけることに変わりはありませんし、万が一何か起きてもサロンやクリニックのようにアドバイスしてくれるプロもいません。

安全性が高い脱毛器であっても、体調がいいときに使うようにしましょう。

脱毛だけでなく除毛もやめておこう

カミソリで剃る、除毛クリームを使うなどの自己処理についても、体調不良のときはやめておくべきです。

いつもはカミソリ負けしない強い肌でも、体調不良のときに処理して荒れてしまうことはよくあります。

除毛クリームも肌への刺激が強いため、肌が敏感になっている体調不良のときに使うのはおすすめできません。

ワックスや毛抜きはさらにNG

毛を抜く行為はそもそも肌トラブルが多く、痛みが強いことが問題なので、体調不良のときだけでなく、基本的に避けた方がいい方法です。

通常の肌荒れに加え、埋没毛や毛嚢炎など、完治までに時間がかかるトラブルが起きる可能性もあります。

自分で抜くだけでなく、ブラジリアンワックスサロンなどに行くのもやめましょう。

脱毛に通っている間に毛を抜くと、毛周期が乱れてしまい、脱毛効果が得られなくなるリスクもあります。

体調不良のときはムダ毛を処理しないのが一番

体調不良のときは、脱毛を含め、どの方法でもムダ毛処理はしないことをおすすめします。

体調が悪化するだけでなく、肌トラブルが起きる、痛みを感じるなどいいことはありません。

ムダ毛を放っておけない気持ちは分かりますが、体調を整えることが先。

早めに医療機関を受診するとともに、不要な外出を控えたり、衣服で隠したりして乗り切るようにしましょう。

最後に

いかがでしたか?今回は体調不良と脱毛の関係について紹介しました。

脱毛と体調管理は切っても切れない関係です。

脱毛は低価格化が進み、若い方でも気軽に利用しやすくなったことで、女性にとってごく身近な存在となりました。

しかし、もともとある毛をなくしていく行為は、体や肌に一定の影響があります。

そのことをよく理解し、サロンやスタッフの指示に従って通うことが大切です。

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