「ピアノが弾けて歌が好き」
「ピアノの弾き語りをしている人って素敵」
ピアノの弾き語りができるとより音楽を楽しむ幅が広がります。
けれど、実際にピアノを弾きながら歌ってみると思ったより難しいと感じる人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ピアノの弾き語りのために必要なことや、簡単な練習方法を紹介します。
目次
ピアノ弾き語りのために必要なこと
ピアノの弾き語りが出来ると、結婚式の余興ができたりストリートライブができたりと楽しみが広がります。
弾き語りをするためには、どのようなことをしなければならないのでしょうか
メジャー・マイナーコードを覚える
コードとは和音のことです。
ピアノで弾き語りをするときは、コードを覚えましょう。
伴奏が詳しく書かれた楽譜もありますが、間違えた時に頭が真っ白になって歌が止まってしまう可能性があります。
コードを覚えていると、メロディに合わせてコードを押さえて弾くことが出来ます。
間違えそうになっても、最低限コードの一番下の音を押さえていれば激しく音が外れることはありません。
ピアノを弾く
ピアノの弾き語りをするときはピアノが弾けなければなりません。
和音や、和音を分散して弾く分散和音の練習をしましょう。
ピアノの弾き語りをするときは、ピアノは伴奏がメインになります。
弾き語りをするときのピアノは歌を支える役割であることを意識してください。
歌う
ピアノの弾き語りは歌うことがメインです。
ピアノの役割は伴奏なので、どんなに歌が上手でも歌が下手では弾き語りは台無しになってしまいます。
そのかわり、歌が上手ければ簡単なピアノの伴奏でも感動できる弾き語りになります。
歌の練習は特に力を入れて取り組んでください。
メジャーコードとマイナーコードの覚え方
弾き語りをするときは、メジャーコードとマイナーコードを覚えましょう。
コードと聞くと身構えてしまう人も多いかもしれません。
理論を覚えてしまえばメジャーコードとマイナーコードは簡単に覚えられるので、コードの苦手意識は横に置いて覚えていきましょう。
メジャーコードの覚え方
コードのルールではドレミファソラシドはCDEFGABであらわされます。
メジャーコードはアルファベット大文字1文字であらわされます。
例えば、Cと書かれていたらシーメジャー、Dと書かれていたらディーメジャーと読みます。
メジャーコードは
- 一番下のルート(アルファベットの文字の音)
- ルートから半音4つ目の第3音
- 第3音から半音3つ目の第5音
で構成されていることを覚えましょう
例えば、C(シーメジャー)の場合は、Cはドです。
そのため
- ルートはド
- 第3音はドから半音4つ目のミ
- 第5音はミから半音3つ目のソ
になるので、押さえる音は「ド・ミ・ソ」になります。
マイナーコードの覚え方
マイナーコードではアルファベット大文字1文字にmがついて表されます。
例えば、Cmと書かれていたらシーマイナー、Dmと書かれていたらディーマイナーと読みます。
マイナーコードは
- 一番下のルート(アルファベット大文字の音)
- ルートから半音3つ目の第3音
- 第3音から半音4つ目の第5音
で構成されていることを覚えましょう。
例えば、Cm(シーマイナー)の場合は、Cはドです。
そのため
- ルートはド
- 第3音はドから半音3つ目の♭ミ
- 第5音は♭ミから半音4つ目のソ
になるので、押さえる音は「ド・♭ミ・ソ」
になります。
ピアノの練習
弾き語りではピアノは歌を支えたり、前奏や間奏で歌に彩りを与える役割があります。
より上手な弾き語りのために、ピアノも練習をしましょう。
伴奏の練習をする
ピアノの弾き語りでピアノの練習する時は、伴奏の練習をしましょう。
ピアノソロと違い、伴奏は歌のサポートをするためのピアノです。
そのため、歌よりも前に出すぎない演奏をしなければなりません。
強弱をしっかりつけ、盛り上がるところは盛り上がり、歌を前に出すときは抑えめに弾くなどメリハリをつけましょう。
テクニックの練習をする
歌っている最中にピアノを弾く場合はそこまでテクニックは必要ありません。
けれど、間奏や前奏を弾くときにテクニカルなメロディやピアノソロが弾けるとかっこいい弾き語りになります。
スケールや分散和音や和音を弾く練習をしてピアノの弾き語りに色を添えましょう。
歌の練習
ピアノの弾き語りは何といっても歌が上手じゃなければいけません。
そのため、しっかりと歌の練習をしましょう。
発声練習をする
必ず、歌う前には発声練習をしてのどを開きましょう。
同時に、活舌の練習も忘れないでください。
活舌が悪いと歌詞が聞きずらくなるため、どんな歌詞で歌っているのかわからなくなります。
歌を歌う前にはきちんと発声練習をしましょう。
正しい音程で歌う練習をする
どんなにピアノが上手くても、音を外して歌ってしまえば変な弾き語りになってしまいます。
必ず、正しい音程で歌う練習をしましょう。
ボイスレコーダーなどに歌を録音し、必ずどのように自分が歌っているのか確認してください。
どうしても正しい音程で歌えない時は先生に習いましょう。
「そこまでしなきゃいけないの?」
と思うかもしれませんが、ピアノの弾き語りにとって歌は命です。
弾き語りは人に聞いてもらう機会も多いので、上手な歌を聴いてもらいましょう。
腹式呼吸で歌う
歌を歌うときは腹式呼吸で歌いましょう。
現在はマイクなどが発達していて、腹式呼吸で歌わなくても声は拾ってくれます。
けれど、腹式呼吸で歌われてた歌は響きがとても綺麗で聞きごたえがあります。
腹式呼吸で歌うことが出来ると、喉の負担が減るのも嬉しいところです。
実際に弾き語りをしよう
弾き語りが出来るようになるためには
- ピアノを弾く
- 歌う
- 楽譜があれば楽譜を見る
という動作を同時にこなさなければならないため、思う以上に難しいところがあります。
それでも、簡単ことから始めていけば弾き語りは出来るようになります。
メロディ譜を使う
ピアノの弾き語りをするときはメロディー譜を使いましょう。
メロディー譜とは、メロディーだけの楽譜にコードが書かれたものです。
弾き語り用の楽譜では複雑な伴奏が書かれたものが多いのです。
弾き語り初心者の場合は複雑なピアノを弾きながら歌うことは出来ないことが多いです。
メロディー譜では、コードを押さえたままで歌うことが出来るので、歌に集中することが出来ます。
慣れてくると、和音を分散させて弾いたり旋律を奏でながら歌うことが出来るようになるので、まずは簡単な練習から始めましょう。
歌うときはコードを押さえてから歌う
ピアノの弾き語りの練習をするときは、まずはコードを押さえてから歌いましょう。
手で鍵盤を押さえてから歌うので、手と口を同時ではなくバラバラに動かすことが出来ます。
この弾き語りの方法は簡単なのですが、ピアノの伴奏に遅れて歌が始まるのでオシャレな雰囲気が出ます。
歌いながらピアノが弾きやすくなるので、弾き語りに慣れる練習におススメです。
前奏・間奏にテクニカルなピアノを弾く
ピアノの弾き語りでは、歌に入る前に前奏があったり2番に入るときに間奏があったりします。
歌っているときはピアノは伴奏の役割なので裏方に回りますが、ここではピアノソロになります。
なので、前奏や間奏ではテクニカルなピアノを弾いてみましょう。
綺麗なスケールを弾いたり、複雑なコードを弾くなどして歌に彩りを添えましょう。
そのためにも、ピアノはしっかりと練習しましょう。
ピアノと歌が好きな人は弾き語りに挑戦しよう
いかがでしたか?
ピアノの弾き語りはピアノを弾きながら歌を歌わなければならないので、とても難しいです。
けれど、コードを覚えて弾くことができれば伴奏の楽譜を見る負担が減るので、弾き語りがしやすくなります。
また、ピアノの弾き方を工夫したり使いやすい楽譜を使えば、弾き語りがスムーズにできます。
まずはピアノを弾きながら歌うことに慣れて、少しずつピアノの弾き語りを練習していきましょう。