保健室登校や別室登校を利用すべき4つの理由と気をつけたい3つの事。

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不登校生の中には保健室登校、別室登校などを利用して少しずつ学校に通えるようになっている生徒もいます。

保健室登校とは、学校には登校するものの教室ではなく保健室で過ごすことをいいます。

一部の得意な授業だけ参加し、他は保健室で過ごすような場合も保健室登校と呼ばれます。

また、保健室ではなく図書館や相談室などで過ごすこともあり、この場合別室登校と呼ばれます。

学校によっては校長先生が校長室に招きいれ過ごすこともあります。

親御さんの中には教室に復帰できず毎日保健室登校を繰りかえしている状態では「このままで大丈夫だろうか?」と不安に思うかたも多いかもしれません。

教室に登校ではないので、授業の遅れも挽回はできません。

そこでこの記事では、保健室登校や別室登校について考えていきたいと思います。

なぜ保健室登校を利用すべきなのか?

ではまず不登校生が保健室登校を利用すべき理由について考えていきましょう。

生活リズムが整う

不登校になってしまうと昼夜逆転の生活になり自立神経の乱れや体の不調を訴えることも少なくありません。

保健室登校をすると、日中学校に行くというリズムは整います。

決まった時間に学校に行く、授業開始や終わりのチャイムがなる、決まった時間に昼食をとる、決まった時間に帰るといった規則正しい生活ができることは大きなメリットといえます。

保健室登校では勉強をしている子もいれば、本を読んで過ごす子もいるでしょう。

しかし学校のリズムに合わせてするのと、家でだらだらするのとは違いがあります。

規則正しく過ごすことで教室への復帰もしやすくなるといえます。

欠席日数が減る

学校によって取り扱いは異なりますが、現在のほとんどの小学校や中学校では保健室登校を「出欠扱い」としています。

進路や将来のことを考えると欠席日数が減ることは少し安心できることではないでしょうか。

教室へ戻るきっかけがあるかも

保健室登校は一見通常の学校生活と変わりません。

学校に行くことで、教室に復帰するきっかけを手にするかもしれません。

たとえば、行事で友人と接する機会が増えたり、部活に出ることで教室に戻る勇気が持てたり、保健室で友人が出来て学校への見方が変化する場合もあります。

そしてなんとなく学校で他の生徒の楽しそうな様子を見ていると、「授業に出てみようかな」、と思うきっかけになることもあります。

家で過ごしていれば、こんなきっかけは訪れません。

その点では保健室登校はさまざまなチャンスを含んでいるのです。

そして、もし教室に復帰してうまくいかなくても保健室登校に戻ることができます。

チャレンジする機会が多いのは子どもにとって良いことです。

学校に行くだけで安心

子どもが不登校になると子どもは一日中家で過ごすことになります。

年齢が低い場合、一人で家に置いておくのは心配ですし高学年の場合も一人で家に置いておくのは心理的に心配だと思ってしまいます。

しかし両親が共働きの場合は、仕事を休まねばならず大変ですね。

そんな場合も保健室登校=学校に行ってくれる、それだけでも親の負担は軽減されるのです。

学校に行くことだけでも自信につながる

不登校を続ける子どもたちは、学校に行けない罪悪感と自己否定を繰りかえしています。

そんな中、保健室登校だけでもできるということは、子どもにとって大きな自信となるでしょう。

「学校に行くことができた」

この行動を積み重ねることで、自分にもできるかもしれないという気持ちが沸いてきます。

自信をつける意味でも保健室登校にはメリットがあるといえます。

保健室登校時に気をつけたいこと

保健室登校を利用すると良い点についてお話してきましたが、次は反対に保健室登校時気をつけてあげたいことについて考えていきましょう。

復帰へのプレッシャーを感じる

保健室登校できるようになると、親や教師などの期待感も大きくなります。

保健室登校できるようになったんだから、次は教室に行けるのではないか?

そんなプレッシャーを感じることも多くなるでしょう。

復帰への歩幅は子どもによって違います。

子どものペースに合わせて進んでいけるように強引になりすぎないように注意しましょう。

罪悪感を持ちやすい

保健室登校や別室登校の際に気をつけておきたいのは子どもが罪悪感を感じやすいということです。

家に居れば他の生徒の様子を目にすることはありません。

しかし学校に行くことでおのずと他の生徒が目に入ります。

他の生徒が教室で授業を受けている様子を知ることで、自分だけ保健室や別室で過ごしていることに罪悪感を感じてしまうのです。

罪悪感がやがて大きくなり本人のプレッシャーや苦痛になっているようなら他の方法を考える必要があります。

他の生徒の様子が目に入るストレス

学校に行くと他の生徒や先生の目が気になってしまう場合があります。

「学校に来ているのなら教室に来たら良いのに」そんな風に思われているのではないかと思いストレスを感じてしまうのです。

上記の罪悪感同様、過剰に他人の目を気にしすぎてしまい、ストレスを感じるのです。

学校によっては、そのような生徒の気持ちに配慮し相談室など保健室登校用の別室を用意している場合もあります。

どちらにせよ、保健室登校をはじめたらそのようなストレスを感じていないか、子どもの様子を確認しながら安心して過ごせるように配慮が必要です。

保健室登校をする生徒への対応

次に保健室登校をする生徒に対する対応の仕方について解説します。

保健室登校をする生徒にはまず、その頑張りを認めてあげましょう。

頑張って学校に来ていること、保健室で元気に過ごせることは素晴らしいことです。

温かく見守る姿勢をとりましょう。

保健室では、過剰に養護教諭などがつきっきりになる必要はないでしょう。

子どもが出来そうなことを自分で決めさせて、出来ることを少しずつ積み重ねるようにしましょう。

子どもは安心したスペースで自分でできることを増やして行ったり、できる経験を繰り返すことで成長します。

そして本人が今どうしたいのかに耳を傾けてあげるようにしましょう。

ペースは少しずつかもしれませんが確実に前に進んで行くでしょう。

まとめ

保健室登校や別室登校をすると良い点や気をつけること、生徒への対応について考えてきましたが、いかがでしたか?

保健室登校を選ぶ生徒は、学校に行くことになんらかの恐怖や不安を抱えている子どもたちです。

教室に行けなくても保健室登校や別室登校をできることは素晴らしいことです。

その頑張りは大いに認めてあげましょう。

そして、保健室登校ができるのだから教室へも簡単に復帰できるだろうと思ってしまわないでください。

別室から教室への登校は子どもにとっては高いハードルといえます。

保健室や別室にいる間にクラスの子や同級生と仲良くなったり関わる機会を増やし、教室に戻った時に孤立してしまわないようにすることです。

もし教室に戻ることができたとしたら、授業時間より休み時間に居心地の悪い思いをしてしまわないように気をつけてあげましょう。

教室への復帰の際は、給食だけでもクラスの子と食べるようにするなど様子を見ながら少しずつ関わりを増やし、教室へ馴染んでいけるようにサポートが必要です。

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