【ムササビ】と【モモンガ】の意味と違い、使い分けや使い方

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ムササビとモモンガの違いは一目でわかります。

何と言っても身体の大きさが違います。

ムササビは体長27cmから48cm、尾は28cmから41cm。

一方モモンガは体長15cmから20cm,尾は10cmから14cm。

大きい方がムササビで小さい方がモモンガと覚えておけば簡単です。

ムササビの特徴

ムササビはリス科ムササビ属の動物。

夜行性で空を飛びます。

食べ物は植物が中心。

寒い時期は単独で生活します。

平地から山地まで広く生息していて真ん丸の糞をします。

青森県の三内丸山遺跡では縄文集落にシカ・イノシシを上回るムササビが出土されており
昔から多くのムササビが狩猟されていたということが考えられます。

なお現在の日本ではムササビの狩猟は不可能になっています。

モモンガの特徴

モモンガはリス科モモンガ属の動物。

夜行性で空を飛びます。

食べ物は植物が中心。

寒い時期は複数で同じ巣穴で生活をします。

山地に多く生息していて俵状の糞をします。

日本では昔、本州と北海道でモモンガの扱われ方が大きく違っていたそうで
北海道のアイヌ民族からは子守するを神として扱われていましたが
本州では妖怪扱いをされていたそうです。

ムササビとモモンガはなぜ空を飛べるのか

ムササビもモモンガも翼もないのになぜあんな上手に空を飛べるのかしら。

そんな風に思っている人もいるでしょう。

実はムササビもモモンガも詳しく言えば空を飛んでいないのです。

ムササビもモモンガも後肢から尾にかけて「皮膜」というものが発達していて
それを広げて風を受けることで遠くまで移動できているのです。

動力飛行ではなく滑空しているわけですね。

パラシュートに近いです。

木の上で生活するムササビとモモンガは
木の上の葉っぱなどのエサを食べているに
木から木へと滑空する必要があるわけですね。

ムササビとモモンガのこれから

2017年に兵庫県が発表した絶滅の恐れのある野生動植物を指定した「県版レッドリスト」に
ニホンモモンガとムササビが絶滅の可能性が最も高いAランクにそれぞれランクインしました。

森林開発などでムササビやモモンガの生息地が減少してそれにともない
生息数も減少しているというのが主な原因として挙げられています。

元はと言えば動物が生活している世界に私たち人間が入ってきました。

人間の都合だけで動物を追い出すなんてことがあってもよいのでしょうか。

人間と動物の共生。

今後、私たち人間が解決しなければならない大きな宿題になりそうです。

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