【早い】と【速い】の意味と違い、使い分けや使い方

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「早い」と「速い」はひらかなで書くと同じ文字になります。

「早い」は、「早春」や「早朝」のように、ある基準点より時間や時期が前の段階にあることを言います。

一方「速い」は「動きが早い」のようにある動作を行うにあたって普通よりも時間を要しないことを意味します。

「早い」は、時間や時期のことです。

「早朝」や「早春」という場合の「早い」は通常の意味の「朝」より早い時間、例えば「午前5時過ぎのこと」であったり、春でも「3月初旬」のように春が始まったばかりのことを言う。

「○○するにはまだ早い」の場合は、まだその時期に至っていないことを言います。

「速い」は所要時間の速さです。

「足が速い」と言えば、歩くスピードや走るスピードが他の人よりも時間を要しない、つまりスピードがあることを言い、「速い電車」といえば、「特急電車」や「急行電車」のように「普通電車」より速く走る電車のことを言います。

ちなみに「早い電車」はスピードではなく、早朝等「早い時間」に出発する電車を言います。

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「早い」と「早い」の使い分け

本来「早い」は時間や時期の差を表す言葉であり、「速い」は、その要する時間が基準よりも短いことを言います。

「時間がたつのがはやい。

」という場合は一見所要時間を表しているようですが、実は、要した時間が短いということなので「速い」が正しいといえます。

「早い」と「速い」の使い分け

例外的に「早速」という言葉があり、「早い」のか「速い」のかどちらかよくわからない言葉もありますが、時刻や時期が基準より前の場合には「早い」を、要する時間が基準より短い場合には「速い」と使い分けるのが正しいと思われます。

直感に頼らず落ち着いて使うことが大事です。

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