【ボンゴレロッソ】と【ボンゴレビアンゴ】の意味と違い、使い分けや使い方

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ボンゴレは、アサリやハマグリなどの2枚貝を使った、南イタリア発祥のパスタです。

そのパスタのソースにトマトを使った、見た目が赤いものが「ボンゴレロッソ」、白ワインや蒸したアサリのダシを使った、見た目が白いソースのものが「ボンゴレビアンゴ」です。

2つとも正式なイタリア語ではなく、日本人にわかりやすく作られた料理名です。

「ボンゴレロッソ」とは、トマトソースを使用した赤いパスタ

「ロッソ」は、イタリア語で「rosso」と書き、パスタだけではなくワインにも使われている言葉で、「赤」もしくは、「赤いもの」という意味があります。

そして、ボンゴレの赤いトマトのソースを使用したパスタ料理がボンゴレロッソです。

材料に旨み成分であるグルタミン酸やクエン酸を多く含んだアサリとトマトを使用しているので、とても味わいの深いパスタです。

「ボンゴレビアンゴ」とは、ソースにワインやアサリの旨みを使った白いパスタ

「ビアンゴ」は、イタリア語で「bianco」と書き、「白」という意味があります。

ワインでアサリを蒸し上げ、そのダシをパスタのソースに使用しているので、全体に色はついていない、見た目が白いパスタが「ボンゴレビアンゴ」です。

材料がシンプルなため他の物に邪魔されず、アサリの旨みを存分に味わう事ができます。

ショートパスタが使われる事もありますが、味がなじみやすく、相性の良いロングパスタを使用することが多いです。

「ボンゴレロッソ」と「ボンゴレビアンゴ」をよりおいしく食する方法

ボンゴレロッソのようなトマトソースのパスタは、酸味の効いた赤ワインが合い、ボンゴレビアンゴは、ソースの素材に白ワインが使われているので、潮の香りや酸味があり、ミネラル分を含んだ白ワインが合うなど、料理とワインには相性があります。

このような料理とワインの相性を「マリアージュ」という言葉で表し、お互いの個性を引き立て、よりおいしくいただく事ができます。

たくさんの人々に人気のボンゴレロッソ、ビアンゴ

イタリア料理には、今でこそ料理にトマトが多く使われている印象ですが、昔は赤色の鮮やかさから「食べると毒がある」と思われており、食用には使われず、主に観賞用であったという以外な歴史があり、その後にボンゴレロッソというソースにトマトを使ったパスタが考えられました。

ボンゴレは貝を使ったパスタ料理ですが、ソースに白ワインを使ったビアンゴなど、ソースの素材の違う、様々な種類のものがあります。

バジルを使った緑のソースのもの、イカ墨を使った黒いソースのものなどもあります。

その中でも、やはりロッソとビアンゴは、根強く人気の高いパスタです。

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