夫が家事をしてくれない!何もしない旦那を上手にコントロールする方法

私も私の友人も共働きの人がとても多いです。そんな中夫も家事をしているのかと言うとしていない人が多数です。

そもそも男性は家事が苦手な人が多いですよね。それに加えて一人暮らし経験がなければ、家事なんてやったことがないのが現状だと思います。

逆に一人暮らし経験がある男性のほとんどは自分のことぐらいは自分でやります。男性=家事をしないと言うわけでもないんですよね。では、家事をしない夫はなぜ家事をしないんでしょうか?

その辺りの原因や対処法を今回はみていきたいと思います。

家事をしない夫はなぜ家事をしないの?

世界的にみても、日本人男性は家事をしないと言われています。男性でも家事が得意な人もいるのに、なぜ家事をしないのかな?ということを少し考えてみました。

おそらくですが、昭和的な日本独特の価値観と物理的な時間のなさからきているのかなと私は感じました。

海外のように、ちゃんとした男女が対等にと言うのを目指してはいますが、まだまだ実現できていないのが現状ですよね。

では、なぜ男性が家事をしないのか。についてみてみましょう。

そもそもの家事スキルが低い

そもそもの家事スキルが低い男性は本当に多いです。例えばですが、料理が一切できない、洗濯物を取り込めるけどたためない、ゴミの日を覚えていないなどあげだしたらキリがないですが、できないからやらないと言う人が本当に多いです。

できないからやらないという単純な話ではなく、あとで詳しくお話ししますが家事スキルが低いために、妻からダメ出しをされてやる気がなくなったと言うのもよく聞きます。

家事スキルが低いからやらないというのはちょっと危険なんですよね。できないからやらないと言うのが続いていくと一生できないままですよね。もし妻が入院でもしたらどうするんでしょうか?

別に家事をやれとは言いませんが、最低限の家事ができるように練習しておく方が絶対にいいと思います。特に共働きなら家事をしない夫は妻のストレスの元ですよ。

激務で家事をする時間がない

日本人男性は働きすぎだと言われていますよね。朝9時〜夜21時や22時まで働いている人は珍しくありません。

昨今の働き方改革で、少しは改善されてきてはいると思いますが、それでも長時間労働がなくなったわけではありません。

日本人は、個人よりも集団を大切にします。そのため、周りが仕事をしていると自分だけ帰るのは気まずいなどの理由で帰りづらいんですよね。

こうした長時間労働が習慣化されていくと、家に帰って家事をする気力もなくなってしまいます。

共働きであれば、仕事をして疲れているのは女性も同じです。同じなんですが、女性と男性には役割の差があるんです。

同じ正社員でも、女性と男性が子供を理由に帰るとなると、特に年配の上司の空気感が全然違います。

仕事より家庭を優先させるのが無理

子供が熱を出したと職場に連絡が入ります。その時に、女性が仕事を中断して早退するのはごく普通の光景ですよね。

それでも風当たりといいますか、回数が多ければ多いほど「また?」という空気を感じながら帰ることになります。

それが男性だとどうかといいますと、女性の比ではないぐらいに感じるものは多いといいます。感じるだけではなく、人によっては直接小言を言われることも少なくないといいます。

これは、私の友人に2児のパパさんがいるのですが、その友人は共働き家庭なんです。奥様はパートではなくがっつり正社員で責任のあるポジションなので、子供の送り迎えや熱が出た時の対応などは分担してやっています。

それでも上司から「妻を働かせてお前が帰るのか?」や「お前が帰るせいでみんな残業確定だな」などとしょっちゅう言われると言っていました。

特に多いのが「俺の時代は子供のことは妻に任せて仕事をしたもんだ」と上司に言われることだそうです。

確かに一昔前なら、子供が熱を出した時や保育園のお迎えなどで男性が帰るなんてことはなかったです。自分の時はこうだったからと時代の変化を受け入れられない会社に問題があるのは間違い無いです。

とはいえ、そうやって仕事を早退したり残業を断ったりすることで、出世がなくなる、左遷されるというリスクがあるとなれば、なかなか育児の分担もやりづらいです。

そういう空気の中、仕事を優先していると妻から「家事をしないと」言われる辛さはとてもよくわかります。

でも、共働きなら夫にも少し家事をしてもらいたいですよね。家事をしない夫への対処法はどうしたらいいのでしょうか?

家事をしない夫への対処法は?

家事をしない夫にまず「なぜやらないのか」を確認する必要があると思います。仕事が激務なのか、そもそもできないからやらないのかですよね。それによって対処法が変わってくるとはおもいます。

ただ、私の友人のように結婚前から「俺は家事やらないけどそれでもいいの?」と言われて結婚しているパターンもあります。

そうやって納得した上で結婚していても、仕事をしながら家事負担が全部女性というのは本当にキツイと言っていました。

なんとか夫に家事をやってもらえないかな?と試行錯誤をした上でいくつかのポイントを教えてもらえたので、ここに共有しようと思います。

指示はしないでお願いしてみて

家事をしない夫をもつ女性にありがちなのが、なんでやってくれないの?とかこれやって!と夫に言ってしまうことです。

そう言われて素直にやる男性はそもそも家事を積極的に手伝ってくれるものです。

言わないとやらない時点でおそらくですが、家事が好きでは無いのでしょう。好きでは無い上になれない家事をやれて当たり前ぐらいの勢いで指示されたらますます嫌になってしまいます。

これは我が家でも実践していて効果が出ている方法なんですが、例えばゴミ出しにしても「ごめんそっちのゴミ箱のゴミ出してもらってもいい?」と聞くのと「ゴミまとめてるんだから手伝ってよ!」というのでは、印象が全く違うことがわかりますよね。

人は言い方次第で動いてくれますから、家事をしない夫に何かお願いする時には「ごめん〜してもらっていい?ありがとう」をワンセットにしてみてください。

男性は根本的に頼られるのが好きなので、意外とやってくれるかもしれませんよ。

家事の見える化をしてみよう

女性は「こんなに家事が溜まってるのに何も手伝ってくれない!」と思うでしょうが、普段やっていない男性からしてみれば、どの家事をやったらいいのかがそもそもわかっていません。

むしろなにができていて何ができていないのかも把握していない人がほとんどです。そして、女性が思ってる以上に男性はあまり気にしていないことが多いです。

例えば、女性が部屋が散らかっていると思っていても男性は散らかっているとさえ思っていないなんてことも多いです。

そうなると、散らかっていると思う側はストレスがたまりますが、思っていない側からすれば何に怒っているの?と不思議になってしまうものです。

オススメなのは家事を見える化することです。我が家もやっているのですが、ホワイトボードに今日やる家事を書いておきます。そして、終わったら消していくと夫にもあとは何が残っているかが一目でわかりますよね。

私が相談を受けた際に毎回いうことなんですが、女性がやりがちな「察して」は絶対にやめたほうがいいということです。私自身が察してが嫌いなのもあるのですが、こんなにも不毛なことはないです。

見える化しなくても察して欲しいと思うかもしれないですが、無駄なストレスが溜まるだけなので絶対にやめたほうがいいです。

ダメ出しをしない

先ほど、軽く触れましたがお願いした家事に対してのダメ出しはやめましょう。もし、夫がやった家事に対して改善して欲しいことがあれば「ありがとう。できたら次からこうして欲しいな」とお願いしてみましょう。

やりなれないことをやって、「こんなやり方して!」とダメ出しされたらもう2度とやるもんかと思ってしまいますよね。

そうなると、もう家事は妻の仕事と固定されてしまうので、多少家事が下手くそでも夫を責めてはいけません。

むしろなれないことをやってくれたことに感謝しましょう。「なんで私が下手に出ないといけないの?」と思うかもしれませんね。

でもものはいいようで下手に出ることで相手を気持ちよく動かすことができるならいいと思うんです。

そもそも家事は女性の仕事では無いのですが、普段やらない人にやってもらうならある程度の我慢や気遣いは必要ですよ。

どうしても無理なら、自分のことは自分でしてもらう

何度言ってもやってくれない、お願いしても後でと言われて全然やらない、しまいには「なんで俺がやらんといかんの?」と怒られてしまう。そんな状況でしたら家事を手伝ってもらうのは諦めましょう。

でも、家事をやらない分自分のことは自分でやってもらうことを徹底してください。よく家事をやらない夫の話になると「食べた食器も下げない」という話をする人がいますが、それは家事ではありません。

家事とマナーは違う

家事とマナーは違うという話をすると「どういうこと?」という人がいます。例えば、夫が脱いだ服をそのままにしているとします。私の解釈ですが、その脱いだ服を洗濯機に入れるところまでは、人としてのマナーです。

洗濯機に入っている服を洗濯して干してたたむのは家事です。あくまで私の方針ですが、明らかに洗濯する靴下や服であっても、洗濯機に入っていない服は絶対に洗濯しません。

料理の片付けでも、夫だけがつかう調味料がダイニングテーブルに放置されているなら、そのまま何日でも放置しておきます。

要は「人として当然のこと」をするのは、家事ではなくマナーです。結婚した当初は「なんでこれしまってくれないの?」や「洗濯するってわかるじゃん・・」と言われました。でも私は「逆に私が同じことしたら洗濯機にわざわざ入れる?」と聞いたのです。

すると夫が黙ったので「きつい言い方かもしれないけど、自分がやらないことを人に求めないで欲しい」と言いました。私も仕事をしているので、隅々まで夫のことをやってあげる余裕はありません。

最初が肝心だと色々な人から聞いていたので、徹底して自分のことは自分でやるように言ったんです。私の基準としては、子供に注意することはマナーだと思っています。

とういうことかというと、子供がお菓子を食べたゴミをその辺に放置していたり服を脱ぎっぱなしにしていたら注意しますよね?子供だと注意するのに、なぜ夫だと「家事をしない」となるんでしょうか?

大人ができて当たり前のことをやらないのは、マナー違反です。その辺りはしっかりと区別して考えて、大人として注意したほうがいいと思います。

お世話しすぎないで

一昔前なら、夫の靴下を履かせたりネクタイを絞めてあげたりする妻もいたと思います。でも、私はそれがそもそもの間違いだと思っています。

「旦那は産んだ覚えのない長男だと思え」なんて言われますけど、私はそんなの絶対に嫌だったので、結婚当初から大人としてできて当たり前のことは一切していません。

お風呂に入る時に着替えを用意したり、仕事に来ていく服を夜のうちに用意したりする意味がわからないんですよね。

旦那に「靴下どこ?」と聞かれても、「ちゃんと片付けないからでしょ?知らない」としか答えません。

実際に洗濯できた下着なども、特定の位置にポンと置くだけで、その後それをどうするかは夫次第なので私は知らないのです。

一人暮らししていた時は、自分でやっていたことです。それをなぜ結婚した途端人任せにするのかがわからないんですよね。

料理・掃除・洗濯などはもちろん私がやります。ただ、大人ならできて当たり前のことまでお世話してしまうのは、家事ができない夫を作ってしまう原因になります。

1人で自分のことさえできないのは夫のためにもなりません。

夫が家事をしないと悩んでいるのであれば、夫の世話を焼きすぎていないかを一度考えてみてください。

もし、世話を焼いているなと思ったら徐々にやめてみましょう。その際に、それは人としてやらないとおかしいよ。ということをしっかりと説明しましょう。

もし、子供がいるなら「パパもゴミすてないじゃん!」とダメなところを真似させることになりかねませんよ。

まとめ

いかがでしたか?家事をしない夫を持つと妻は大変ですよね。共働きならなおさらです。今まで色々な夫婦をみてきましたが、多くの夫婦は妻が我慢をしています。

私の友人のように、根気よくチャレンジすることで改善した夫婦もいます。

友人も「自分のことは自分で」からやったと言っていました。よくよく考えてみると、マナーでしょ・・と言いたくなるような自分のこともできない人に家事ができるわけがないですよね。

いきなり家事をお願いする前に、まずは自分のことは自分でやってもらうようにしましょう。

ちなみにですが、食べた食器を下げるのもマナーです。もし、これをみている夫側のあなたが、食べた後ソファーに直行してスマホをみているなら今日から改めてください。

妻は家政婦ではありませんから、食べた食器ぐらい片付けましょう。そして、あなたがスマホを触っている時の妻の顔をみてみてください。家事をしようという気になるかもしれませんよ。

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