習い事を辞めたいと言われたとき親はどう対応する?辞め癖はつくのか?

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子供に習い事をやらせていて順調に続けていければいいですが、やってみたもののすぐに辞めたいと言い出す可能性もあります。もちろん、やってみなければ自分に合うか合わないかはわかりません。

でも、それって大人でもあることではないですか?運動をしようかなと思った人のあるあるだと思うのですが、やる気満々でジムに入会したのに、気がつけば一回も行かずに解約できる日を待っている。

これは、私も経験があるのですが本気でやりたいと思って入会したのに、やる気がなくなってしまって行きもしないジムの会費を払いつづけるという悲しい現実と向き合わなければならないんです。

大人でもそうなのですから、子供だとなおさらです。習い事を辞めさせると本当に辞め癖は付くのでしょうか?また無理やり続けさせることはプラスになるのでしょうか?この辺りをお話ししていきます。

習い事を辞めたからといって辞め癖はつかない

子供が習い事を辞めたいといったときに、親御さんが一番気にするのが「辞め癖がついてしまう」ということだと思います。私の周りでも「一度始めたことをすぐに辞めるのはダメ」という声が大半です。

これは私の個人的な意見ですが、習い事を辞めても辞め癖はつかないと思っています。むしろ嫌な習い事を辞めさせてもらえないことの方が問題だと思っています。

その理由ですが、嫌な習い事を辞めさせてもらえないと、次になにか興味のあることに出会っても「習いたい」って言えなくなります。もし、また続かなかったら怒られるしな・・とか合わなくても1年続けろって言われたら嫌だしな・・と新しいことへのチャレンジに消極的な気持ちが出てしまうんですよね。

習い事に関しては、私たち親世代が子供の頃はそんなに種類もなかったですから、みんなやってる基本的なことさえ続けられないなんて・・という親の気持ちもわからなくはないです。

でも、今習い事と一口に言っても、種類が豊富なので興味が出たもの=自分にあったものだとは限りません。私自身が飽き性で本当に好きなもの以外は続けられない性分なんです。

それでも、好奇心は旺盛ですから色々なことを試してみたくはなるんです。試しては辞めの繰り返しが日常にあります。それでも全てのことに対して、辞めてしまうかというとそんなことはありません。

自分が好きなこと、本当に向いていることはずっと続けられていますし、辞め癖が付くという人達がいう「何事も続かない人になってしまう」なんてことはありません。

つまり、好奇心が旺盛で色々なことに興味が出てしまうので、習い事が続かない・・という印象になってしまいますが、本当に好きなことに出会えていないだけなんです。

100個の習い事があったとして、1個目で自分にあったものに出会えた子は「ずっと一つのことを続けられてて偉いね」と褒めてもらえますが、50個目で出会えた子は「本当に物事が続かない子・・。なんでなのかしら」と49個までは言われるわけです。

どの順番で向いていることに出会えるかは人それぞれですし、本当に向いているものに出会えたのに辞めちゃうなんて子はいないのです。

あなたは嫌なことをつづけれますか?

一つ、聞きたいことがあります。今この記事を読んでいただいているあなたは嫌なことを続けられますか?仕事だともちろんやらなければならないので話は別ですが、プライエートの時間に興味のない習い事をやれと言われて続けられますか?ということです。

私は正直無理です。自分の好きなことしかできない性格なので、今やっているジムも文章を書く仕事も好きだからこそ続けられています。色々なことにチャレンジしましたが、向かないものは1週間も続きませんでした。

私自身がこういう性格なので、子供が習い事を辞めたいと言っても止めません。ただ、理由は聞きます。その習い事自体が嫌なのか、人間関係でなにかあるのかなどです。理由によっては教室を変えることで続けられる可能性があるからです。

個人的に、私は日本人にありがちな我慢を美徳とする価値観が好きではありません。嫌なことから逃げているとダメな子になる。こんな風な意見をよく聞きますが、今子供のうつ病が増えていることをご存知ですか?

やったはいいけど辞めさせてもらえない習い事のせいだとは言いませんが、子供にストレスを与えているという面では十分に原因になり得えます。

大人でも嫌なことを強要されると、ストレスたまりますよね。子供も同じです。子供だから我慢する方がいいなんてことはありません。わがまま放題はダメですが、嫌な習い事に時間を割く必要は全くないのです。

経験を積むことは大切

嫌ならやめればいいと私が思う理由の一つとして、経験しなければ好きかどうかわからないからです。先ほども言いましたが「一度やったらしばらくやめられない」となれば、新しいことにチャレンジしたい気持ちも萎えてしまいますよね。

私が常に子育てにおいて気をつけていることは「子供の可能性を潰さないこと」です。私の友人にも、子供の頃何か習い事をしたいと言っても「あなたには無理」とか「どうせつづかないんでしょう?」といってやらせてもらえなかった人がいます。

これは本当にもったいないことで、親の目線から見て向いてないなとか続かんだろうと思っても、本人は「やりたい!」というならやらせてあげるべきなんです。もちろんお金かかりますから、何でもかんでも同時期にというのは無理です。

ただ、今何もしていない状態でやりたいと子供がいえばやらせてあげた方が絶対にいいです。親の価値観で子供の可能性を積んでしまうのは非常にもったいないです。その友人も親が気に入った習い事しかやらせてもらえなかったことが本当に嫌だったと言っています。

何度かチャレンジしてダメだと言われると、そのうち親に「やりたい」という事をしなくなるし、大人になってもやりたい事をやらせてもらえなかったことははっきりと記憶に残っているのです。

私の子供はまだ何も習い事はしていませんが、やりたいものができたらやらせようと思っています。私がやらせたい習い事もあるのですが、こどもがやりたいと言わないのでやらせていないです。

子供の1年は長い

小学校6年間ってものすごく長くなかったですか?でも大人になって30歳を過ぎてからの6年はあっという間です。ここから考えても、大人の1年と子供の1年は全然違うのです。

その中で一度始めた習い事は嫌でも1年は続けなさいというのはものすごい酷な話ですよね。確かに1回やってやめるというのはさすがにもう少しやってみたら?となりますが。1年猶予を見るのは長すぎます。

私の周りでは週1回の習い事だと2ヶ月が一般的です。2ヶ月だとちょうど8回あるので、8回で嫌になるならそれは向いていなかったということで、子供が辞めたいならやめればいいという考え方です。

私もこの考えには同感で、子供にとっての1年はあまりに長いので、辞めたいと言い出したら理由を聞いて、その理由が納得できるものなら辞めさせてあげてもいいのかなと感じています。

さて、次にお話していきたいのが子供の性格によって対処法が違うということです。

子供のタイプ別に対処方法をみてみましょう

例えばですが、私のように飽きっぽい子ならただ飽きたから辞めたいということは容易に想像できます。そういう飽きっぽい子であれば、そもそも習い事を始めるときに「本当にやるの?」と確認してみたり「1週間たってもやってみたいならやりましょう」と約束してみたりする方法です。

これは自分がそうだからよくわかるのですが、飽き性の人は1週間待ってみるともうどうでもよくなっているというのはよくあります。簡単に興味が薄れてしまうので、やりたいというからすぐにやらせるのはちょっと待った方がいいですね。

今までいくつも習い事をしてすぐに辞めている現実があるなら、やらせてあげるけど本当にやりたいの?という確認は大切です。そして、飽きっぽい子に1週間待たせてそれでもやりたいといえば、ある程度続けられる可能性は高いです。

そして、飽き性が辞めたいというときにはすっかり飽きているので、無理に続けさせても何も上達しませんし、お金の無駄なので始める前に慎重になりましょう。

一つのことに熱中するタイプ

赤ちゃんの頃から、気に入ったおもちゃがあればそれでしか遊ばない子はいます。そういう子は習い事にしても「本当に興味のあるもの」しかやりたいとは言いません。

そのため、もしこのタイプの子が習い事を辞めたいと言ったら、しっかりと理由を聞いてあげましょう。教えている先生と合わない、上達しないから嫌になってきた、習い事の教室で人間関係でなにかあるのかなど理由はたくさんありますよね。

その理由をしっかりと聞いてあげて、そのもの自体を辞めてしまう方がいいのか、教室を変えて続けていきたいのかを一緒に考えてあげて下さい。習い事そのものは辞めたくないけど、今の場所が嫌だということであれば、すぐにでも教室を探す必要があります。

一つのことに集中して物事を進められる子が辞めたいというのは、よっぽどのことがあったのかと考えて慎重に対応していきたいです。

親のいうことを聞くタイプ

親のいうことを聞くタイプの子は、親がやりなさいということを素直に続けていくことできます。でもそれをいい子ねと褒めるだけではダメなんです。

親のいうことを聞いて、自己主張をなかなかしないからこそ子供の様子はしっかりと観察してあげないといけません。本当は嫌なのに、辞めたいっていうと親が悲しむからいえない。なんていう子供の声は耳に入ってきます。

みていて欲しいのは、楽しそうにやっているかどうかです。もし、習い事にいくときに楽しくなさそうだったり帰ってきて疲れている様子があるのなら、一度「習い事楽しい?」と聞いてあげてもいいかもしれません。

そうやって聞いてもなかなか本音を言ってくれないかもしれません。友人の子がそうだったのですが、楽しそうな様子がなく心配していたそうなんです。

でも、友人自体がやりなさいと言った手前なかなか、辞めていいよともいえずに様子をみていたんです。そして、ある日友人は子供に「習い事どう?」と勇気を出して聞いてみました。

すると、子供から「楽しくない。辞めていいの?」と言われたそうです。もっと早く気づいてあげたかったと後悔していましたが、友人が聞かなければ子供はもっと長い間嫌々習い事を続けていたと思います。

親の言うことをきちんと聞けるいい子は、なかなか本音を言いません。そのため親が子供の様子に敏感になってあげる必要があるんですね。

必ず体験レッスンから始めよう

習い事を始めるときに、子供がやりたい!とテンションが上がっているとついそのまま入会してしまいがちですが、まず体験レッスンは必ず受けましょう。

今私がやっているトレーニングもそうですが、トレーニング自体は好きでも教えてくれるトレーナーと相性が合わないととてもじゃないけど続けていくことはできません。習い事も同じで、やる内容自体は好きでも、先生と合わなければ好きにはなれないのです。

どんな教室で、どんな内容をやっていくのかと言うことをしっかりと把握してから始めるためにも、体験レッスンに参加するのはとっても大切です。同じ内容の習い事でも、教える人が変われば別のものかのように感じかたは変わってしまいます。

そして、いやでも続けなさい!と言うのを私が否定するのは理由があります。

無理やり続けても無駄でしかない

自分がそうだからわかるのですが、嫌なことを続けても絶対に上達しないのです。習い事も月会費がかかるので、無料ではないんですよ。決して安くないお金を払って、嫌々続けてもお金がかかるだけで、本人のためにはなりません。

嫌だなと思うことをお金払って無理矢理やらせるぐらいなら、スッパリ辞めさせて別のことに目を向けていく方が懸命です。吸収の早い子供時代は有限です。興味のあることを見つけるためにも、興味がなくなれば辞めてしまってもいいのです。

親の役目というのは。いくつもの習い事を経験させてあげて、子供の本当に好きなことに出会わせてあげることなんじゃないかなと思っています。もちろん、親の視点でやった方がいいと思うことは提案しています。

でも「やってみたら?」と言って「いや」と言われたら残念ですが、そこで終了です。子供の人生は子供のものであって親が強制するものではありません。無駄な時間やお金を使うなら、理由を聞いた後に辞めさせてあげるのが一番だと思います。

中には、伸び悩んできたから本当は頑張りたいのに「辞めたい」と言う子もいます。その辺りの見極めは難しいですが、子供としっかり話し合ってみてください。

伸び悩みからの辞めたいであれば、辞める以外の方法を親子で模索するのも一つの方法です。

まとめ

いかがでしたが?子供が習い事を辞めたいと言うには必ず理由があります。ただ飽きただけからなにかトラブルがあって辞めたいと思っているまでその深刻さは様々です。

理由も聞かずに「辞めたいならはいどうぞ」と辞めさせてしまうのはダメですが、しっかりと理由を聞いた上で辞めさせてあげるのはむしろ子供の可能性を伸ばす事に繋がるのです。

すぐに辞めたからと言って辞め癖がつくとは私は思いません。本当に好きな事に出会えたら、誰でも精一杯頑張るものですから、子供の気持ちを優先してあげたいものですね。

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