気にしすぎる性格の人の4つの特徴と、性格を直すためにできる4つの事。

気にしすぎる性格で悩んでいませんか?気にしすぎる人は、自分の見た目、他人からの評価、他人の言動など気になることがたくさんあり、一度何かが気になりだすと止めることができません。

いったいなぜそのような心理になってしまうのでしょうか。

今回は、気にしすぎる性格になってしまう理由と、気にしすぎる性格を直すためにはどのような方法があるのかについてご紹介します。

なぜ気にしすぎてしまうの?

気にしすぎる性格になってしまうのには理由があります。一つ一つ説明していきましょう。

自分に自信がない

気にしすぎる性格の人の多くは自分に自信がありません。例えば「今日の服装は変じゃないかな」と自分の服装について延々と考えてしまう人は、自分の見た目やファッションセンスに自信がないのです。

職場の人がこそこそ話しているときに「自分の悪口を言っているのでは」と心配になる人も、自分の仕事ぶりに自信がないために「職場の人に迷惑をかけている」「職場の人が自分に苛ついている」という発想になっています。

自分に自信がない人は、他人からどう思われているかについて気になって仕方がありません。そのため自分の見た目、仕事の評価、恋人が自分のことをどう思っているかなどありとあらゆることが気になってしまいます。

思い込みが激しい

「この人は私のことが嫌いに決まっている」などど、根拠がないことでも思い込んでしまう人がいます。

「この人は私のことが嫌い」と意識すれば、その人のやることなすことがいちいち気になってしまうのは当然とも言えます。

自分の思い込みによって、考える必要がないことを考えてしまうという悪循環に陥っているのです。

このようなタイプの人は、今まで生きてきて身に付けた自分の価値観でがんじがらめになってしまっています。

自分の考え方の癖に気付き、新しい価値観を受け入れないことには気にしすぎる性格が直りません。

完璧主義

完璧主義の人は「○○しなければならない」という気持ちが強く、その思考に振り回され気にしなくてもいいことまでも気にしてしまいますが、完璧主義であるため気にするのは当然だと考えています。

余計なことまで気にしていることを自覚している人もいますが、気にすることをやめるが許せないため、やめることができず苦しみ続けるのです。

友人と一緒にいるときに「私と一緒にいて楽しいかな?」「今一瞬黙ったけど、何か失礼なこと言ったかな?」など相手の反応が気になって仕方がない人がいますが、これは「自分が人を楽しませなければならない」と思っているからです。

強迫性障害などの精神疾患

気にしすぎる性格になる原因にはさまざまありますが、その中でも注意しなければならないのは強迫性障害という精神疾患にかかっている可能性についてです。

強迫性障害とは精神疾患の一つで、気になることを何度も確認しないと落ち着かなかったり、「こうしなければならない」と思うことができないと不安になってしまったりして、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。

例えば、家の鍵を閉めたか気になり一度帰宅したという経験がある方は多いと思います。

しかし、強迫性障害の場合は一度確認しに戻ってもまた気になり、結局何度も家に帰ることになってしまいます。

そのため仕事に遅刻してしまうこともありますが、家の鍵をしめたか確認しないと不安でいっぱいになるため、遅刻する方を選び何度も帰宅してしまうのです。

このような場合には、自分で何とかしようとするのではなく心療内科や精神科を受診してください。治療を受けることで症状が軽くなっていきます。

気にしすぎる性格を直すには?

気にしすぎる性格のために辛い思いをしている人は多いでしょう。

気にしすぎる性格は、考え方を変えれば改善することが可能です。ではどのような方法があるでしょうか。

気にしすぎる自分を許す

気にしすぎる性格で悩んでいる人にはぜひやってみてほしいのが、気にしすぎる性格である自分を許すということです。

気にしすぎで悩んでいるのなら「なぜこんなに気にしてしまうのだろう」「こんなことを気にしてしまう自分はおかしい」と気にしてしまう自分を責めている人は多いと思われます。

気にしすぎるのが自分なのだと自分を肯定し、これが自分の個性なのだと受け入れてみましょう。それだけで少し楽になるはずです。

また、気にしすぎることをやめなければならないと考えないようにしましょう。やめなければならないと思えば思うほどやめられくなってしまいます。

気にしていることに気付いたら、そこで考えるのをやめる

気にしすぎる性格の人は、何かをきっかけとして自分では意識していなくてもいつの間にか悩み始めていたということが多いでしょう。

気付けば悩みだしてからかなりの時間が経っていたということもありえます。

自分が今何かを気にしているとわかったら、解決できていなくても気にすることをやめるということも方法の一つです。

悩みごとは一瞬で解決するわけではありません。気にしすぎる性格であるならばなおさらです。

「また今度考えることにして、今は楽しいことをしよう」と気持ちを切り替え、面白い動画を観たりおいしいものを食べたりするなどして、気になることから意識をそらすようにしてみましょう。

気になることを書き出してみる

気にしすぎる性格の人の不安というのは非現実的だったり、よく考えれば解決方法があったりする場合があります。

しかし、自分ではなかなか気付くことができません。そこでおすすめなのが、気になることを紙に書き出すという方法です。

紙に書くことで、自分の思考を客観的に見直すことができます。例えば、友人に嫌われている気がすると思い、自分が何か失礼なことをしただろうかと延々と悩んでいる人は「自分がした失礼なこと」について思いつくことを書いてみましょう。

意外と思いつかなかった場合には、自分の思い込みで悩んでいたことにびっくりするでしょう。

もし心当たりがある場合は、どうすればいいのか解決策を考え、書いていきます。そうすれば「いつまでも悩んでいても、友人を怒らせているだけだ」と気付くことができ、無意味に悩むだけの状態から脱することができます。

気にするだけで悶々としているだけでは、なかなか自分の考えはまとまらないものです。

ぜひ紙に書くということを試してみてください。

他人の長所だけ見るようにする

気になりすぎる人の多くは、ネガティブな要素を気にしています。ですから、ネガティブなことを気にするのをやめなければいつまでも気にしすぎる性格は直りません。

例えば、部下の仕事ぶりに不満があり、部下のさまざまな言動が気になってイライラしてしまう人は、部下の長所を見つけてみましょう。

長所が一切ない人はいません。その人の長所をたくさん見つけ、「悪いところもあるけれどいいところもある」と考えられるようになれば、その人にイライラする機会も減っていき、その人のことを気にしてしまう回数が減っていきます。

また、自分のことでどうしても気になることがある人も、自分の長所をたくさんリスト化してみましょう。

自分の長所を認められるようになれば自信もつき、自分のネガティブな要素について気にならなくなってくるでしょう。

自分を受け入れ、向き合っていこう

今回は気にしすぎる性格の人についてご紹介してきました。気にしすぎる性格の人は、さまざまな原因で繊細になってしまっています。

気にしすぎる自分を責めるのではなく、まずはそれを自分の個性の一つと認めることが大切です。

気にしすぎる自分を受け入れたら、次に自分はなぜ気にしすぎるのか原因を探っていきましょう。

原因がわかれば、どうすれば気にしすぎる性格を直していけるかもわかってきます。自分の性格について分析するのは辛いこともありますので、ゆっくり自分に向き合っていってください。

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