毎日仕事に追われて残業が続き、つらい思いをしているという人は少なくありません。
残業が続くと、ゆっくり休む暇がなく体力的に厳しいのはもちろん、プライベートを充実させる時間もとれないため、精神的な負担も大きくなります。
そのままではいずれ病気になってしまう可能性もあるので、状況を変えるために何か手をうなたなくてはなりません。
実はやりかた次第で、自分で残業を減らすことは可能です。
そこで今回は、仕事が溜まって残業が多くなってしまう人に、試してみるべき改善策を紹介してみたいと思います。
目次
残業を減らすためにできること
まずは能率をあげる方法を考える
仕事時間を短縮したいのであれば、まずは能率よく仕事をこなせる方法を考えましょう。
それには、仕事の内容によって作業する時間帯を見直してみるのがおすすめです。
企画を考えたり問題の解決策を探るような頭を使う仕事は、比較的脳の冴えている午前中の時間帯に行うと考えがまとまりやすいです。
昼食後の午後は眠くなりがちですので、気分がリフレッシュできる外回りや、手を動かす作業的な仕事をするとよいでしょう。
どうしても頭を使う仕事を午後にしなければならない場合は、昼食を少なめにしておくなどのちょっとした工夫で仕事の能率が上がります。
常に能率を考えて仕事をすれば、1～2時間の短縮は難しくありません。多少なりとも帰宅できる時間が早まれば、気持ちもだいぶ楽になります。
朝早めに出社する
集中して仕事をしたい場合は、早めに出社して誰もいないうちにすませてしまいましょう。
時間外に働くのなら残業と変わりないと思われるかもしれませんが、一日働いて疲れた状態で仕事をするより、能率的に処理することができます。
朝の1時間は、夜の残業の2～3時間分に相当すると思ってください。
朝早く起きるのは少々大変かもしれませんが、遅くまでダラダラと仕事をするよりも、体力的に楽です。
朝の通勤ラッシュによるストレスもありませんし、なにより朝早く動くのは気持ちのいいものです。
自分ひとりで仕事を抱え込まない
自分ひとりで仕事を処理しようと、なんでも抱え込んではいけません。
仕事を人に取られたくない、たくさんの仕事をこなして自分の評価をあげたい、人にまかせるのが心配、など理由はいろいろかもしれません。
ですが、会社は複数の人間によるチームで動いているので、自分ひとりで仕事をすればいいというものではありません。
むしろ後輩を育て、まわりの人を上手に使って成果を上げることが、人の上に立つ管理職に求められる力です。
自分が大変な時には、周りの力を借りるようにしましょう。そのかわり、他の人が困っている場合には、手を貸すのも忘れてはいけません。
会社全体を考え、協力しあいながら仕事を処理していくコミニュケーションスキルを身につければ、将来必ず役立ちます。
整理整頓を心掛ける
仕事をスムーズに進めるためには、常に整理整頓を心掛けましょう。
なにがどこにあるか分からず、必要な書類をあちこち探しまわるのは時間の無駄です。
仕事に関わるものはきちんと整理して、自分の仕事のスペースを空けておけば、時間の無駄が省けて能率がアップします。
出社は時間の余裕をもって
先に述べた早朝ではないにしても、会社には余裕をもって出社しましょう。
仕事にとりかかる前に、メールチェックや簡単な一日の予定を立てるだけで、仕事の能率は飛躍的にアップします。
ぎりぎりの駆け込み出社であわただしく仕事を始めると、とりあえず目の前の事から片づけるようになり、効率が大変悪くなります。
ほんの少し早く出社するだけであれば、それほど大変なことではないでしょう。
残業するのが当たり前ではない
定時になっても帰りづらかったり、あたり前のように残業する人が多い職場があります。
そのように、残業が常態化している会社は間違っていると言わねばなりません。
本来は、定時になれば仕事を終えるのが普通であり、どうしても仕事が残った場合にのみ、やむなく残業をするものです。
残業が常態化している職場では、残って仕事をすればいいやと、時間内に終わらせるべき仕事を先延ばしにする人が多くなります。
その結果状況は改善されずに、ますます残業が慢性化していくのです。
残業が多ければ体力的にも精神的にも負担が増えますし、健康にもよくありません。
残業するのが当たり前という考えは捨てて、仕事は就業時間内にきちんと終わらせるように心がけましょう。
どうしても残業がなくならないのなら
先にあげたいくつかの改善策を行っても残業がなくならないのであれば、職場自体に問題があるのかもしれません。
会社や上司が、ひとりあたりの適切な仕事量を把握できていない可能性があります。
また人件費を抑えるために、確信的に少ない人数で仕事をさせている場合もあります。
残業するのがあたり前、定時に帰るのは甘い考えだというような職場は、社員をないがしろにするブラック企業であると言わざるを得ません。
そのような会社では、いくら自分がきちんと仕事をしても、正当に評価されることはないと思われます。
残業によって身体を壊しても、会社はなにもしてくれないかもしれません。
将来性にも不安が残りますので、早めに転職を考えるのが賢明ではないでしょうか。
転職を考えるなら転職エージェント
どうしても状況が変えられず、転職を考えるのであれば、転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントは、一般の情報誌と比べて多くの求人を持っていますし、各会社の内情についても熟知しています。
ブラックな会社は審査の段階ではじかれていますので、安心して転職先を探すことができます。
また転職活動にあたっても、応募書類の書き方から面接のポイントまで、具体的で役に立つアドバイスが得られます。
転職エージェントは無料で利用できますので、積極的に活用しましょう。
転職に向けて動き出す
今回は、仕事が溜まって残業が多くなってしまう人に、試してみるべき改善策を紹介してみました。
努力しても残業がなくならないのであれば、前向きに転職を考えるのも間違いではありません。
無理をしていてはそのうち身体を壊してしまいます。困った状況に追い詰められてしまわないうちに、転職に向けて動き出しましょう。