スタバと言えば、誰もが憧れるバイト先として知られているコーヒーショップです。明るく元気なスタッフの笑顔に癒されるという人、スタバの新作をいつも楽しみにしているという人も多いでしょう。
華やかで働いている誰もがいきいきして見える、スタバという職場に憧れを抱いている人も少なくないはずです。スタバのコーヒーが好きすぎてバイト店員になったという人も多いと言います。
しかし、見た目は華やかそうに見えるスタバですが、スタッフとして働いてみると、実は大変な苦労がたくさん待っているということ、スタバのバイトの離職率はとても高いことを多くの人は知りません。
そこで今回は、スタバでのバイトが長続きしない理由やスタバでバイトすることによって身につけられること、さらにスタバのバイトに疲れた時に試したいリフレッシュ方法などについて解説していきます。
目次
スタバのバイトが長続きしない・辞めたい人が続出している理由
「スタバでバイトをすることになった」と人に話すと、オシャレでカッコいいというイメージを持たれることが多いでしょう。流行のカフェでバイトをすることを想像してワクワクする人もいるかもしれません。
しかし、実際にスタバでバイトを始めてみると、考えていたよりもずっと地味で大変な仕事だったという事実に直面して驚いてしまうことがあります。
そのため、バイトをスタートして間もなく「辞めたいな...」と感じる人も多いということです。では、スタバでのバイトがが長続きしない・辞めたい人が続出している理由について深掘りしていきましょう。
理想と現実のギャップに直面！「スタバが好き」だけではダメだった
「スタバでバイトをしよう！」と思う人は少なからずスタバのコーヒーが好きだったり、スタバの雰囲気が気に入っていたりすることがほとんどです。
「スタバ」というブランドに惹かれてバイト先に選んだという人も少なくないでしょう。しかし、スタバへの憧れから気軽な気持ちでバイトを始めたという人ほど、早々に「辞めたい」という気持ちが芽生えやすいのです。
スタバに「お客さん」として通うのと、スタバのバイトスタッフとして通うのとでは、まったく視点が異なってくるからです。バイトスタッフになったからには、お客様に満足してもらえるクオリティの接客スキルが必要です。
仕事が忙しすぎて「スタバの雰囲気」にひたっている暇などありませんし、スタバでゆっくりくつろぎながらコーヒーを飲む気持ち的な余裕もありません。
つまり、「スタバが大好き・スタバってオシャレ！」という気持ちだけでは、スタバでのバイトは長続きしないというわけです。しばらくして、「辞めたい」という衝動が抑えらえなくなってきます。
覚えることが膨大すぎてついていけない
スタバでバイトをしたいと思うようになったきっかけは、スタバで提供される、さまざまな魅力的なドリンクやメニューだったのではないでしょうか。
自由自在にカスタマイズできるドリンクや、ホットスナック、スイーツなど、何度も足を運びたくなるような仕掛けがたくさん詰まったスタバがとても気に入っているという人もたくさんいるはずです。
しかし、スタバでバイトを始めてみると、カスタマイズできるドリンクや毎月どんどん追加されていく新メニューの膨大さに頭がクラクラしてくる、思わず「辞めたい」とつぶやいてしまう人もたくさんいると言います。
メニューについての知識をしっかり覚えるだけでなく、オーダーが入ったらすぐに対応できるように、作り方などについてもしっかりと身につけていく必要があるため、スタバのバイトは見た目以上に大変です。
研修やミーティングが多すぎる
スタバと言えば、「店員さんがみんな笑顔」「ドリンクのカップにかわいい絵を描いてくれた」「丁寧に接客してくれるのでまた行きたいと思える」といった評判が高いところが特徴です。
そうしたスタバのイメージは、徹底した社員教育によるものであるということをご存知でしょうか。スタバではバイトも社員も関係なく、高い意識をもって日々の仕事に従事することを求められます。
シフトに入っていない日でも他店に足を運んで勉強をすることを奨励していたり、新作のコーヒーやフードの試食会への参加を促したりしていることでも有名です。
その他にも研修やミーティングが頻繁に開催され、「どうすればもっとお客様に満足してもらえるお店づくりができるか」という議論を交わすと言います。
スタバのクオリティを保つためとはい、気楽な気持ちでバイトをしたいと思っている人にとっては「少し荷が重い・辞めたい」という声が上がってもおかしくありません。
辞めたいと言う前に知っておきたい！スタバでバイトをすると身につくこと
お店に対するイメージや憧れだけでスタバでのバイトをすることを決めてしまうと、入店してから後悔するケースが多いと述べてきました。
しかし、スタバでバイトをすることで得られることもたくさんあります。そこで、「スタバのバイトを辞めたい」と感じたら思い出してほしい、スタバでバイトをするメリット・身につくことなどを紹介していきましょう。
バイトも社員も関係ないフィールドで仕事ができる
スタバにはバイトスタッフ・社員といった明確な垣根がありません。もちろん、入社してからのキャリアによって任される仕事の程度は違ってきますが、それでも基本的にバイトスタッフと社員は同じ扱いです。
それはつまり、バイトも社員も「求められる水準は同じ」であるということを意味します。自分はバイトだから大きな責任はない、すべて社員に任せておけばOKだと思っていたら大間違いなのです。
バイトスタッフも社員と同じように売り上げ目標を意識して行動することや、スタバで働くスタッフとして今後に向けての指標をしっかり意識することを求められます。
こうしたバイトスタッフも社員も分け隔てなくおこなわれる社員教育は、スタバ独特のものであると言えるでしょう。バイトも社員も関係ないフィールドで仕事ができるというのは、とても大きな経験になります。
トライ&エラーをくり返す中で着実に成長していける
スタバでのバイトは「正直に言ってきつい・辞めたいと思っている...」という感想を漏らすスタッフはたくさんいますが、辞めずに続けることによって、スタバという環境は自分を大きく成長させてくれます。
スタバにバイトとして入ったばかりの頃はもちろん初心者ですから、たくさん失敗をするでしょう。同僚に迷惑をかけてしまい、いたたまれない気持ちになることもあるはずです。
しかし、トライ＆エラーをくり返していくことによって、少しずつ自分の中に「スタバでの仕事のやり方」が身についていきます。自分なりに工夫をして仕事ができるようになることもあるでしょう。
このように、スタバという場所はバイト先として選ぶには決してハードな現場かもしれません。しかし、「継続は力なり」というように、「辞めたい」と感じてもスタバで働き続けることで精神的にも大きく成長できるのです。
高い対人スキルを身につけることができる
スタバには毎日、ビジネスマンにOL、主婦に家族連れなど、たくさんのお客様が訪れます。急いでいる人もいれば、のんびりコーヒーを飲みに来た人もいるでしょう。
お客様の満足度をアップさせるためには、こうしたお客様が「お店に求めるもの」を正確にとらえていく必要があります。スタバではそうした対人教育も徹底しています。
ですから、お客様がスタバを訪れた「目的」を察知しながら、的確な対応が取れる・高い対人スキルを身につけることができるのも、スタバでバイトをするメリットのひとつと言えます。
スタバのバイトに疲れた時に試したいリフレッシュ方法
スタバには、単にコーヒーやフードを提供するだけでなく、「お客様にとって心地よい空間も同時に提供できるカフェ」という役割があります。
ですから、スタバでバイトをするスタッフには、お客様に対する高いおもてなしの心、気遣いの気持ちを常に意識して仕事をすることが求められます。
ただ、ふだんから気遣いができて責任感のある人ほどそうしたスタバのルールに縛られすぎて疲れてしまい、辞めたい・もう無理かもしれない...と思い詰めてしまうこともあるようです。
そこで、スタバでのバイトに疲れてしまった時、辞めたいと少しでも感じてしまった時に試したいリフレッシュ方法について見ていきましょう。
何もしない・ボーっとして過ごす日を作る
スタバでバイトスタッフとして働いていると、あっという間に時間が過ぎていくのを感じるでしょう。それほど仕事はハードで、すべきことは山ほどあります。
ですから、「疲れたな・辞めたいな」と感じるような時には何もせず、ボーっとして過ごす日をあえて作ってみると良いのではないでしょうか。
ゆったりとした時間を過ごすことで、スタバのバイトで疲れた心と体を癒していきましょう。家でくつろぐのも良いですが、自然がたくさんある場所に出かけて、日光浴をするのもおすすめです。
カラオケなどで大きな声を出してストレスを解消する
お客様のため、スタバというお店のためにいつも一生懸命に働いて、それなりにやりがいを感じる瞬間は多くあっても、どうしても溜まってしまうのが「ストレス」です。
働くことは何かを辛抱したり我慢したりすることの連続です。ですから時には上手にストレスを手放すことを意識する必要があります。
特に大きな声を出すことはストレスの発散方法として有効です。時にはカラオケボックスなどで思いきり大声を出して、知らないうちに溜まっていたストレスをすべてクリアにしてみてはいかがでしょうか。
向いていないと感じたらキッパリ辞めることも大切！バイト先はスタバだけではない
スタバでのバイトが長続きしない理由やスタバでバイトすることによって身につけられること、さらにスタバでのバイトに疲れた時に試したいリフレッシュ方法などについて解説してきました。
バイトであっても、社員と同じように成長していくことが求められるのが「スタバ」という職場です。憧れだけでスタバでバイトをスタートさせてしまうと「辞めたい」という気持ちが芽生えやすくなります。
だからこそ、「どうしても自分には向いていない・辞めたい」と感じてしまう時には、キッパリとスタバのバイトを辞めることも考えましょう。
バイト先はスタバだけではありません。ぜひいろいろなバイト先でさまざまな経験を積み、将来の自分の糧にしていってくださいね。