振った側なのになぜか辛くてたまらない…罪悪感から自由になる方法。

ひとつの恋が終わると、心にポッカリと穴が開いてしまったような寂しさと悲しさが押し寄せてきます。

恋人と過ごした楽しい日々を思い返して、苦しい気持ちになることもあるでしょう。

さらに、あなたから別れを切り出した場合、「振った側なのに辛い・どうしても罪悪感がある...」という別の悩みも発生してきます。

そこで今回は、振った側なのに辛いと感じてしまう理由や、罪悪感から自由になる方法、振った側からの復縁はアリかナシか?という点について、考えていきます。

罪悪感?振った側なのに辛い理由

自分が振った側なのに辛いと感じてしまう、罪悪感から逃れられないと思うことはありませんか?相手に対して申し訳ないと思う気持ちがあるからこそ、罪悪感は生まれます。

では、恋人との別れを決意したあなたをいつまでも悩ませる罪悪感が消えない理由について、詳しく見ていくことにしましょう。

好きだった人を苦しめてしまう罪悪感

「好きだった人を苦しめてしまう」という考えが、罪悪感を生み出す理由であることがあります。

また、「振った側なのに辛い」という事実そのものが、あなたを罪悪感で支配している可能性も考えられます。

あなたは別れを選んだことを後悔していなくても、相手はあなたから突然の別れを告げられて、戸惑い苦しい思いをしたでしょう。

相手に辛い思いをさせてしまった、もしかするとトラウマになってしまうかもしれないという罪悪感が、ますますあなたを苦しめるのかもしれません。

自分の努力が足りなかったのではないかという罪悪感

もっと自分が努力していれば、恋人ともっと長く付き合えたかもしれない...という気持ちが罪悪感の源になっていることもあります。しかし、努力しても変えられない現実は確かに存在します。

また、「振った側なのに辛いなんて、なんて自分勝手な人間なのだろう...」と、あなたは思っているかもしれません。しかし、振った側も振られた側も、つらさの度合いは同じです。

振った側には、「もう恋に終止符を打つしかない」という結論に至るまで、相当な葛藤があったはずです。

ですから、「振った側なのに辛いのはおかしい」と必要以上に自分を責めることはありません。

冷静になりきれなかったという罪悪感

「もっと冷静になって、きちんと話し合うべきだったのではないか」「いっときの感情にまかせて、勢いで相手に別れを告げてしまったかもしれない...」と、後悔の念から罪悪感が消えないこともあります。

冷静になりきれなかった、もっと自分が落ち着いて状況を判断していれば...と、あとになって悩んでしまうのは、相手に対する罪悪感のあらわれです。

ただ、冷静になって話し合い、恋人関係を継続できたとしても、その後やっぱり「この人と一緒にはいられない」と感じるようになったかもしれません。

「振った側なのに...辛い」罪悪感から自由になる方法

振った側なのに辛いと感じるあなたは、きっと心のやさしい人物です。振った側は相手を「切り捨てた」ことになるのですから、振られた側から見れば「ひどい人」に見えます。

しかし振られた側にも、それなりの「欠点」があったからこそ、振られてしまったということに気がつくべきです。ですから、振られた方はもっと辛いはず...と、考えすぎるのはよくありません。

では、「振った側なのに...辛い」という罪悪感から自由になる方法について、探っていくことにしましょう。

最初から「縁がなかった」と自分を納得させる

恋人と一緒に過ごした楽しい時間がたくさんあればあるほど、別れはつらくなります。

しかも、振られたのではなく自分が振った側なのだということを考えると余計に辛さが増してくるのではないでしょうか。

しかし、どのように転んでも、2人は「別れ」という結末を避けることはできなかった可能性もあります。ですから、振った側なのに辛い...と罪悪感にさいなまれ過ぎてしまうのは問題です。

また、別れた相手とは最初から縁がなかったのだと自分に言い聞かせることも、相手を振ったことに対する罪悪感から自由になるために必要な考え方と言えるでしょう。

人生に必要な経験だったのだと割り切る

2人が出会って惹かれ合い、付き合い始めたばかりの頃には、悲しい別れが待ち受けているなどということは、少しも考えなかったでしょう。

しかし、生きていればどのようなことが起きてもおかしくありません。2人の関係が変化していくこともあれば、気持ちが冷めていくことだってあり得ます。

ですから、振った側なのに辛い・振られたことが辛いと、いつまでも悲しみに暮れていてはいけません。「起きていることはすべて、自分の人生に必要な経験なのだ」と、割りきることも大切なのです。

お互いのために最良の選択をしたと考える

振った側なのに辛い、毎日が苦しい...と、罪悪感に打ちのめされる日々を過ごしていては、いつまでも自分の人生を歩き出すことができません。

ですから、どこかの時点で、「振った側なのに辛い」「相手に対する罪悪感が消えない」という苦しい気持ちに自分なりのけじめをつけることが必要です。

「自分は恋人を振り、傷つけてしまった。しかしそれはお互いのために最良の選択をした結果なのだから、罪悪感を背負う必要はないのだ」と、無理にでも自分を納得させましょう。

やがて時間がすべてを包み込み、罪悪感も辛い気持ちもすべて洗い流してくれる時がやって来るはずです。

振った側なのに辛い!復縁したいというのはワガママ?

「自分が相手を振った側なのに...どうしても辛い気持ちが消えないから復縁したい!」と思うのはワガママな要望なのでしょうか。

振られた側から見ると、身勝手だと捉えられるかもしれません。それでも、復縁してさらに良い関係が築ける可能性が高いのであれば、振った側からの復縁要請もアリかもしれません。

ここからは、振った側から復縁を提案するためにすべきことについて見ていくことにしましょう。

振った罪悪感からの復縁はやめるべき

復縁したいと思う理由が「相手を振ったことによる罪悪感」からくるものであれば、復縁するのは絶対にやめるべきです。

それは自分の罪悪感を消すために復縁するのであって、相手のことが忘れられない・もう一度やり直したいという純粋な気持ちから願う復縁ではないからです。

まずは振った側なのに辛いという罪悪感をきちんと受け止めることが、次の恋に踏み出すための第一歩になります。

復縁を考えるのは冷却期間を置いてから

別れた直後というのは、ひとりになった寂しさに打ちひしがれるときです。いつもそばにいた恋人が今はもういない...という現実に耐えられないと思うこともあるでしょう。

しかし、寂しいからといって「復縁しよう」と告げてはいけません。ひとりではないのだという安心感を得た瞬間に、再び恋が冷めてしまうことが考えられるからです。

ですから、復縁を考えるのは一定の冷却期間を置き、冷静な判断力が戻ってからでも遅くないでしょう。

別れて相手の大切さに気付いたのなら復縁もアリ

振った側なのに辛い...そう感じるのは「別れてから相手の大切さ、素晴らしさに気づいたせいだ」と、心から感じるのであれば、復縁を望むのも良いかもしれません。

ただ、相手はあなたに振られたことで傷つき、戸惑い、混乱しています。すぐに「復縁しよう」と話をするのではなく、しばらくはお互いにひとりでいる時間を作りましょう。

そのうえで、「自分にとって相手がどれだけ大切な存在なのか気がついた。だからやり直したい」と、話をすると良いかもしれません。

罪悪感から自由になるには「振った側なのに辛い」気持ちと向き合うことが大切

振った側なのに辛いと感じてしまう理由や、罪悪感から自由になる方法、振った側からの復縁はアリかナシか?という点について、考えてきました。

振られた側はもちろん心に大きなダメージを受けますが、振った側も辛い思いをするのは同じです。そして、別れた直後は特に、罪悪感で頭と心が支配されてしまうでしょう。

しかし、その「辛い」気持ちと向かいうことこそが、罪悪感から自由になるカギなのだということをぜひ、覚えておいてください。

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