仕事できないから辞めたい。自信がなくなった時に考えて欲しい3つの事。

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「自分では精一杯、頑張って仕事をしているつもりなのに成果がついてこない」「同期入社の同僚に比べて自分は格段に仕事が遅い。もう辞めたい」と、思ったことはありませんか?

不真面目に仕事をしているわけではないのに、なぜか仕事がスムーズに進まず、「仕事ができない人だ」というレッテルを貼られてしまっている人もいるかもしれません。

また、「仕事ができないために会社に居づらい」「もう辞めたい...」そんなふうに自分を追いつめてしまう人も少なくないようです。

そこで今回は、仕事ができない・辞めたいと感じやすい人の特徴や、「自分は仕事ができない」と思ったら考えたいこと、そして仕事ができない・辞めたいと思った時の対処法などについて考えていきます。

もう限界?「仕事ができない・辞めたい」と感じやすい人の特徴

入社する時には威勢よく「頑張ります!」と言っていたのに、いざ会社に入って仕事を始めてみると、思った以上に「自分が仕事ができない」ことに驚いてしまった...という人は意外なほど多いようです。

学生時代と違い社会人になると、ミスが発覚するまで人に「怒られる」「注意される」ということがありませんから、自分の何がいけないのか・どうして仕事ができないのかを理解できずに苦しんでいる人もいます。

そのような中でまずは、特に「仕事ができない・もう限界だから辞めたい...」と感じてしまいやすい人の特徴について見ていくことにしましょう。

常に受け身・自発的に考えて行動しない

仕事ができない・一刻も早く辞めたいと感じている人の多くは、仕事に対して積極的な態度を見せることがなく、自分から考えて行動しようとすることもほとんどありません。

常に受け身のスタイルなので、「もっと効率よく仕事ができるように自分なりに工夫してみよう」「この仕事をもっと頑張ってみよう!」という考えを持たないのです。

そのため、どれだけ時間が経過しても仕事がはかどらず、「仕事ができない」「仕事を辞めたい」という極端な道を選択しようとします。

仕事というものは、最初はもちろん言われた通りにこなすことが重要ですが、少しずつ自分なりのやり方を確立していくことも大切です。

ですから、仕事ができないから辞めたいという人は、もっと積極的に仕事に関わっていく姿勢を持つことが必要だと言えます。

自分に自信がないためミスを連発する

どれだけ仕事に対する熱意があっても、自分に自信がないためにミスを連発してしまい「仕事ができない・辞めたい」という気持ちになりやすい場合もあります。

自分に自信を持つためには成功体験を積み上げることが近道ですが、「自分には能力がない」「自分は要領が悪い」と思い込んでいると、どうしてもミスが発生しやすくなってしまうのです。

自分への自信のなさがミスを誘発し、さらに「やっぱり自分は仕事ができないんだ...」という負のスパイラルに陥ってしまうのは非常にもったいないことです。

「人よりも仕事は遅いかもしれないけれど、やれるだけのことはしているのだから、自分なりに頑張ればいい」といったふうに自分を励ましながら仕事をするクセをつけられると良いでしょう。

すぐに他人と比べるクセがある

すぐに他人と比較して「やっぱり自分は仕事ができないんだ...」と、自分を自分で落ち込ませてしまうタイプも、仕事を始めて間もなく「辞めたい」とこぼしがちです。

本来、人と比べることに意味はありません。なぜなら、人はそれぞれ生まれ持った性質も違えば能力に差もあります。それをあえて比較したところで、何も生み出さないのです。

他人と自分を比べて一喜一憂するのではなく、過去の自分と今の自分を比較して、改善すべき点を洗い出していくことのほうが大切だということです。

そうすることで、かつて「仕事ができない」と言っていた自分と「多少は仕事を覚えてきた自分」を客観的に見ることができるようになり、「辞めたい」という気持ちも少しずつやわらぐでしょう。

上手な対処法は?「仕事ができない・辞めたい」と思ったら考えたいこと

誰かと比べるのをやめて、どんなに自分を変えようと頑張っても、「自分は仕事ができない・辞めたい」という思いを捨て去ることができないこともあるでしょう。

仕事ができない自分をより深く自覚することによって、「自分は会社にいても不利益しかもたらさないのではないか?」というマイナス思考に捉われてしまうこともあります。

では、どうしても「仕事ができない・辞めたい」という気持ちから逃れられなくなってしまった時に考えたいことについて見ていくことにします。

「誰でも最初は初心者」であることを思い出す

業務をスタートしたばかりの頃から仕事を完璧にこなせる人など存在しません。人は誰でも最初は初心者ですから、失敗を繰り返してしまうこともあります。

ですから、業務に入ってすぐの頃に「なぜ自分はこんなに仕事ができないんだろう...」と、思い悩むのは間違っています。それは誰もが「通る道」であることを知ってください。

1週間、1か月と月日が経過するうちに、最初できなかったことがすんなりとできていることに気がつくでしょう。数ヶ月前より自分に自信もついているはずです。

もしも「仕事ができないから辞めたい」と感じるのであれば、「今はできないかもしれないけれど、あきらめずに頑張ってみよう」という前向きな気持ちで取り組んでみましょう。

仕事を辞めたらどうなる?デメリットを見極める

「仕事ができないから、さっさと辞めたい」「別の仕事であれば活躍できるかもしれない...」そんな思いから、素早く仕事を辞めてしまおうと考える人もいるでしょう。

しかし、仕事を辞めたからといってまたすぐに別の仕事が見つかるとは限りません。また、別の仕事に運よく就職できたとしても、また「仕事ができない」と、自分の力不足に悩まされるという可能性もあります。

このように、仕事を辞めるのは簡単ですが、仕事を辞めたあとのデメリットもしっかりと考慮することが大切です。仕事を辞めずに続けていれば、いつかは仕事ができない自分から卒業できるかもしれません。

「いまは仕事ができなくてつらいかもしれないけれど、もう少し自分の力を信じてみよう」という強い気持ちを持って前進できると良いでしょう。

「仕事ができないから辞めたい」は甘えではない

「仕事ができないから辞めたい」と言うと、それは「甘えだ」と言う人がいます。確かに、仕事の効率化や仕事ができないことに対する改善の努力をせずに「辞めたい」というのは甘えかもしれません。

しかし、すべての人がそれに当てはまるわけではないのです。きちんと自分なりに頑張ってみたけれど、それでも仕事ができないという場合もあります。

努力が空回りしてしまい、かえって仕事を複雑にしてしまうことだってあり得ます。ですから、「仕事ができない=甘えである」とは一概に言い切れないのです。

また、「仕事ができないくらいで辞めたいなんて...自分は弱い人間なのだろうか」などと思い悩む必要もありません。

「仕事ができない・辞めたい」うまく退職するコツ

「仕事ができない・辞めたい」と思ったからといって、上司からすぐに「辞めてもいい」という言葉が出てくるとは限りません。むしろ、「もう少し頑張ろう」と、引き留められることの方が多いはずです。

しかし、あなたの気持ちは退職に傾いており、上司の言葉は耳に入りません。上司としても手塩にかけて育てきた部下を手放すのは惜しいでしょう。

ではここからは、「仕事ができない・辞めたい」と感じた時にうまく退職するコツについて見ていくことにします。

「体調面で不安があるため仕事を辞めたい」

本音は「仕事ができないから辞めたい」と思っていても、それを正直に伝えてしまうと、「簡単に仕事を辞めるものではない」と諭されて辞められなくなってしまいます。

ですから、「体調面で不安があるために仕事を退職したい・辞めたい」と伝えるようにしてみましょう。健康診断で精密検査を受けたところ、体に深刻な病因があると判明したのだと話してみます。

仕事を辞めたらしばらくは検査と治療を兼ねて入院するつもりであること、その後の仕事については体調を見ながら考えるつもりであることなどを、「もうこの職場で仕事ができないことがつらい」という表情で伝えると効果的です。

「親戚の事業を手伝うことになった」

自分としては、いくら仕事ができなくても今の仕事を辞めたいと思ったことはなかったし、今後も努力していくつもりであったけれど、親戚の事業を手伝うことが唐突に決まったために退職させてほしいと伝えるのも良いでしょう。

自分の力ではどうにもならないことが起きているのだということを分かってもらえるようにします。せっかくここまで仕事を教えてもらって申し訳ない気持ちはあるけれど、辞めさせてもらいたい旨をキッパリと伝えます。

「ずっとやりたいと思っていたことに取り組みたい」

これまでずっとあきらめていたけれど、人生は一度きりだと思い至り、「ずっとやりたいと思っていたことにチャレンジするために仕事を辞めたい」と言ってみるのもアリです。

この場合も、「仕事ができないから辞めたい・他の仕事に移りたい」などと、上司の神経を逆なでするような発言をしてはいけません。

学校に通い直して資格を取り、専門的な職業を目指すつもりであると言うのも悪くないでしょう。しばらくはアルバイトをして生計を立ていくつもりであると、今後についてのきちんとした考えを述べることも大切です。

向いている仕事を見つけよう!仕事ができない・辞めたいと感じたら転職も視野に入れる

仕事ができない・辞めたいと感じやすい人の特徴や、「自分は仕事ができない」と思ったら考えたいこと、そして仕事ができない・辞めたいと思った時の対処法などについて考えてきました。

仕事ができるようになりたいという意欲はあるのに、なぜか空回りしてしまうということは多々あります。どんなに頑張ってもうまくいかないこともあるでしょう。

ですから、「どうしても仕事ができない・辞めたい」という気持ちがふくらんでしまう場合には、今の仕事は自分に向いていないのだと割り切ることも必要です。

今度こそ自分に合った仕事に転職して、「仕事ができない」と思い悩む日々から解放されると良いですね。

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