どうしても医者になりたい人必見!医学部の合格率を上げる方法。

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医学部に進学し、医者になりたい、どうしても医者を目指したいけど・・・・という医学部志望者のための記事です。

        

  • 医学部進学をしたいが偏差値が届かない
  • 私立大医学部は学費が高くて無理
  • 実家の医院を継がないといけない

今も昔も医学部は人気学部です。倍率が高いところが多いですし、なによりも偏差値が高く、かなりの学力を必要とします。

そんな状況の中で少しでも医学部合格率を上げる方法があります。

医学部は地域の医師を養成する役割がある

埼玉、栃木、岩手を除く都道府県には、少なくとも一校は国公立の医学部があります。

国公立の医学部は、地方大学であっても人気があるので高い学力が必要です、また倍率も高くなっています。

各都道府県にある医学部は、その都道府県の医療を支える医師養成の役割を担っています。

僻地医療、地域医療を担う大学としては自治医科大学がありますが、ここの卒業生だけでは僻地、地域医療に十分な医師が輩出できません。そして自治医科大学は全国有数の難関大学です。

そういった事情から、各地の医学部では地域枠、が設けられています。

医学部の地域枠とは?

医学部の地域枠とは、卒業後はその医学部がある都道府県で医師として働くことを条件に学生を入学させる枠です。

この枠によって、地域の医師の数を確保し、その都道府県の医療を支えようという制度です。

地域枠は私立大学でも設定しているところがあります。県内国公立大に医学部のない栃木、岩手では、獨協医科大学と岩手医科大学が地域枠を設定しています。

国公立大の医学部が同じ県内にあっても、地域枠を設定している私立大学もあります。

医学部地域枠の学費は?

私立大学は一般入学であれば学費は高いのですが、地域枠では低めに設定されているところがあります。

中には国立大の学費とあまり変わらないレベルになっているところもあります。さらに、地域枠合格者には奨学金を出している大学もあります。

医学部地域枠には人気のないところがある

地域枠で入学すると、卒業後は一定期間(約10年)、その大学が指定する地域の医療機関で勤務しなければなりません。

大学にもよりますが、一定期間勤務すると、貸与していた奨学金の返還免除などの制度があります。

もし、指定された地域で勤務したくない、ということであれば、これも大学によりますが、奨学金の返還などを求められる場合があります。

つまり、卒業後は、指定された地域で働くか、大学にお金を返すか、という事になります。

これを敬遠してか、大学によっては地域枠に志望者がそれほど集まらないケースが見られます。

特に過疎に悩む県であればあるほど、受験者からの人気がないという傾向があります。

医学部地域枠は定員割れをしている

厚労省の調査では、2008年から2018年まで、地域枠として募集した医学部定員は1万835人です。

しかし、2,594人分の枠が埋まらずに、定員割れを起こしています。

2018年春のみであれば、約30の大学で、合計約190人分の枠が埋まっていません。

医学部地域枠の受験はチャンス

大学合格の難易度は、倍率では決まりません。

入試倍率が20倍で、偏差値が50くらいの大学と入試倍率が10倍で、偏差値が65くらいの大学では、後者の方が、難易度が高いとされています。

医学部地域枠は、大学によって倍率が低いところがあります。それだけではチャンスということはできません。

しかし、地域枠で合格すると、卒業後の進路が自由になりません。もし自由な進路を求めるなら、奨学金の返還などの義務が生じます。

となりますと、医学部志望の受験生の中で、比較的成績のいい受験生は進路の自由がある一般枠で受験する人が多いと予想されます。

成績上位者が抜け、さらに人気がなく、入試倍率が低い地域枠、この2つの要素が重なってチャンスが生まれます。

こういった医学部地域枠は、通常の医学部受験よりも難易度は確実に下がります。

とはいえある程度の学力は必要

例えば募集定員10名の地域枠に、志望者が8人しか集まらなかった場合は全員合格するのでしょうか?

これも大学によって対応が違うと思います。が、考えなければならないのは医学部入学後です。

医学部に6年間通い、医師国家試験に合格しないと医師にはなれません。

医師国家試験は、医学部で学んだことが出題されますが、医学部で国歌試験合格レベルまで講義を理解するためには、高校までの学習内容をある程度理解しておく必要があります。

つまり、医学部入試である程度の点数を取らないと、定員割れしているケースでも全員合格にはならない可能性が高いということです。

実家の医院を継がないといけない

どうしても医師になりたい、そういう思いをどうして持つのか?の理由は様々ですが、その理由の一つに、跡継ぎであるから、があります。

地域枠で医学部に入学すると、卒業後一定期間は指定された地域で勤務しなければなりません。

ストレートで医学部卒業までこぎ着ければ、24歳で医師免許を取得します。そして約2年程度の研修医期間を経て、ほぼ一人前の医師になります。

実際は研究医を終了後、数年の後期研修を専門科で行いますので、おおよそ30歳くらいで一人前の医師、と考えてよいと思います。

医学部地域枠の「卒業後は一定期間指定された地域で勤務」については各大学での詳細を確認する必要があります。

卒業後○年なのか、研修医修了後○年なのか、研修は後期研修も含まれるのかなどは確認が必要です。

しかし、定められた勤務期間を、実家を継ぐまでの修行期間としてとらえればよいのではないでしょうか。

地域枠入試厳格化でさらに入りやすい医学部が出現する

厚生労働省は、地域枠入試を一般とは完全に分けて選抜するなど、厳格化の方向に進むようです。

そうなりますと、人気のない医学部地域枠はさらに入学難易度が下がる可能性があります。

医師を目指す医学部志望の受験生には、大きなチャンスではないでしょうか。

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