卓球初心者が最初に習得するべき4つの技術と上達のための練習方法。

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毎日のようにニュースや新聞のスポーツコーナーに日本人卓球選手の活躍が出ています。

それを見て卓球を始めようとする方が多いのではないでしょうか。

卓球部は人気の部活動の1つになったようですね。

しかし、いざ卓球を始めてみると、卓球の難しさがわかるでしょう。

少しレベルの高い人と試合をしてみると、1点も取れず負けてしまいますよね。

卓球は、狭い卓球台にすごい回転がかかった高速の球を入れないといけないスポーツで。

当たり前ですが、卓球独自の技術習得が必要です。

そこで、ここでは卓球を始めた人にまず最初に覚えてもらい技術とその習得する練習方法をお話しします。

卓球も、何の知識もなく練習をするより、基本を学んで練習する方が上達が早いですよ。

これを読んで、少しでも早く上達できるようになってください。

卓球を始めるときに必要なもの

まず最初に卓球を始めるときに必要なものをまとめました。

ラケットとラバー

まずは何よりラケットとラバーが必要です。

もともとラケットとラバーはくっついて売られていると思っている人もいるかと思いますが、実はラケットとラバーは別売なのです。

初心者用として最初から貼っているのもありますが、基本はラケットとラバーを別々に買って、貼ってから使うことができるのですよ。

ラケットは長い間使うことができますが、ラバーは消耗品のようなもので、使っていくとぼろくなってしまいます。

練習量によって違いますが、3ヶ月から半年位で買い替えが必要です。

古くてぼろくなったラバーでは反発などが悪くなります。

ラケットは現在は両面にラバーを貼ってあるシェイクハンドタイプと言うものが主流。

シェイクハンドタイプの購入をおすすめします。

ラケットもラバーも本当に多くの種類が発売されていますので、どれを買っていいかわからないと思います。

詳しく知りたい人は、別のサイトなどを見てもらったら良いのですが、私の考えは、卓球ショップに行って、初心者用のおすすめのラケットとラバーを買って、そこでラバーを貼り付けてもらえば良いと思います。

ラバーの種類によって性能が違うのですが、初心者用であればその違いは小さい子、わからないでしょう。

上達してからラバーを自分のプレーに合ったものに合わせて購入するので問題ないでしょう

なお、ラバーはお手入れが必要です。

ラケットとラバーと一緒に、卓球ラバー用のクリーナーとスポンジ、保護シートも買いましょう。

それとラケットケースもお忘れなく。

とりあえずは貸してもらって、それから購入もありかもしれないですね。

ピン球(球)も必要です。

ただ、球はチームにあるし、試合では自分の球を使うわけでもないので、持ってなくても卓球はできるでしょう。

でも、自分で練習をするのなら必要ですよね。

少しでも上達したいと思うなら、一球でいいので購入しておきましょう。

ユニフォーム(練習用含む)

ユニフォーム(練習用ウェア)も必要です。

ただし、チームで揃えることが多いと思います。

チームの担当者に聞いてから購入しましょう。

卓球用シューズ

卓球用シューズは当然卓球用に研究されて作られた靴ですので、卓球用シューズとそれ以外では大きくパフォーマンスが違います。

試合で活躍したいのなら、卓球用シューズを買うことをおすすめします。

卓球用シューズもいろいろ売られています。

ラケットとラバーと同じように、初心者にはどれがいいかわかりにくいでしょう。

お店に行って、店員さんにオススメを聞いて、実際に試履きしてから購入しましょう。

ラケットとラバーは少し打っても違いがわからないかもしれませんが、シューズの履き心地、足に合うかどうかはすぐに分りますものね。

足に合った靴を買ってください。

最初に全部購入が難しければ、少しずつ追加もありですね。

卓球初心者に必要な技術

ここでは、卓球初心者にとって必要な技術、最初にマスターすると効率よく試合に勝てる技術をお話しします。

ですので、中学校の部活に入り、3年生時の試合に勝つことを目標とした場合の考え方と少し違うかもしれません。

とはいえ、考え方の共通点も多いので参考になると思います。

球とラケットに慣れる

初心者がまずしないといけないことが、球とラケット 慣れることです。

ラケットの両面を使って、球に回転をかけるスポーツが卓球です。

単に球を打つことはしたことがあると思いますが、回転をかけたことはないのでは。

ですので、まずは球とラケットに慣れることが大事です。

そのための練習が「球つき」と「壁当て」です。

球つきは、球を真上にラケットで打ち上げ、落ちてきたらまた打ち上げることを繰り返す練習方法です。

初心者にとってはこれが意外と難しく、とりあえずフォアで50回連続できるように練習しましょう。

それができるようになればバックと両面で続けられるようにしましょう。

さらには少しスピンをかけて行えば、回転のかけ方も身に付けることができます。

壁打ちは、名前の通り壁に向かって球を打つ練習です。

壁の状態によって練習方法が変わります。

最も良いのが卓球台(相手側の台の上に壁を作る)で行う方法ですが、そのような環境がなければ、ただ単に壁に向かって球を打つだけでもいいです。

繰り返し打つ方法と、サーブ練習のように一度だけぶつける方法もあります。

これらの練習を行い、ラケットでボールを打つことに慣れてください。

卓球台で相手がいて練習する方が良いのですが、実際なかなかそのような時間は取れないもの。

これらの練習は1人でもできるというところにメリットがありますので、とにかく早く上達したい人にはオススメの練習方法です。

少しの時間でも練習してラケットで球を打つことに慣れましょう。

サーブとレシーブができるようになる

卓球の醍醐味は速い球でのラリーですし、ラリーの上達は卓球の技術向上には絶対に必要です。

しかし、試合で最初に必要なのは、サーブとレシーブではないでしょうか。

極端な話、サーブとレシーブでポイントが取れれば、ラリーをしなくても試合に勝つことができるのですから。

ですので、手っ取り早く試合に勝ちたいなら、サーブとラリーをマスターしましょう。

その時に必要な基礎技術は、下回転をかける技術です。

卓球ではいろいろな回転がありますが、基本は下回転です。

下回転とは、球の下側が相手の方に回転することで、基本的に球の下側を相手の方に向けてラケットを振ることでかけることができます。

玉つきや壁打ちで下回転ができるようになり、実際の卓球台でも打てるように練習しましょう。

サーブでの初心者レベルは、下回転サーブをコースに打ち分けることができるを目指しましょう。

フォアだけでなく、バックも打てる必要があります

レシーブはまず、つっつきができるようになりましょう。

つっつきとは、台の上でサーブで来た球をラケットでつっつくように打つ方法です。

ラケットを上に向け、球の下側をこするように打つ返球方法で、回転方向は下回転です。

初心者レベルであれば、つっつきでほぼ全てのサーブを返すことができると思います。

どちらも、上級者でも使う、基本の技術。

初心者が最初に身につける技術として最適でしょう。

ラリー、ドライブができるようになる

初心者は、まず下回転でサーブが打て、つっつきができることを目指して練習すべきと思いますが、これらの練習は地味ですし、飽きやすいのが事実。

また、実際の試合ではサーブとレシーブだけで勝つことは限りなく不可能でしょう。

そのため、ラリーの練習が必要となります。

ラリーといってもいろいろなタイプの返球方法がありますが、下回転ができるようになった初心者にとって次に必要な技術がドライブショットです。

ドライブは下回転の逆方向の回転で、球の上側が相手に向かって回転する方向のショットです。

上回転のショットですね。

卓球にはいろいろな方向の回転がありますが、下回転と上回転が基本。

ですので、下回転を習得したら、上回転を練習して習得しましょう。

ただし、初心者は、早い球を打つより、確実に返すこと、それから狙ったところに入れることに重点を置くようにしてください。

卓球は確実に返すことが大事ですよ。

ブロックができるようになる

ブロックとは、名前の通りラケットを壁のように動かさず、球に当てて返球する方法です。

他のショットと違い、ラケットを振らなくても良いので、難易度が低いメリットがあります。

ラケットを振らないので、スピードは出ません。

しかし、初心者レベルでは、早い球より確実に返すことが大事。

とにかく返すことがてろきれなば、相手がミスしてくれる可能性が高いのですから。

ですので、ブロックができれば、試合で相当に優位になりますね。

ドライブのラリーよりも先に身に付けて欲しい技術ですが、このブロックも地味です。

サーブとレシーブ、そしてブロックメインの練習では、面白くないので卓球が嫌になるかもしれません。

そのためもあり、ラリーの練習もしましょう。

ただ、サーブとレシーブ、そしてブロックの重要性を覚えておいて練習メニューを考えてください。

卓球初心者に必要な考え方、気持ち

最後に、卓球初心者に必要な考え方、気持ちをお話しします。

ほとんどの内容が、初心者だけでなく、上級者も同様に必要と思います。

卓球のルールを知る

まず初心者は、言うまでもなく卓球のルールを知っておく必要があります。

卓球は比較的ルールが少ないので、ルールを気にしない人が多いのではないでしょうか。

卓球にもルールがいろいろとあります。

サーブの際ボールを何センチ以上あげないといけないとか、最終セットでのコートチェンジのタイミングとか、いくつか細かなルールがあります。

いざ試合に出て、ルールを知らなかったことで慌てることがないようにしておきましょう。

フォームをイメージできるようになる

卓球のフォームは簡単と思うかもしれませんが、卓球は回転をかけるスポーツです。

球に回転をかけて打つことをしたことがない人がほとんどだと思います。

球に回転をかけて打つためにはフォームが大切。

そして、そのフォームを早く身に付けるためには、イメージを持って練習を取り組むべきです。

卓球には慣れが大事で何度も何度も繰り返して打つことが近道ですが、特に初心者の間は打つ時間が限られてしまうもの。

ですので、素振りの練習もすることになるでしょうが、その際理想のホームをイメージを持ってすることで上達が早くなります。

先輩や、YouTubeなどでフォームを理解し、イメージを持って練習に取り組みましょう。

何も考えずに練習するよりはるかに上達が早いですよ。

相手より一本でも多く返すという気持ちを持つ

卓球で勝つことは、相手よりも一球多く返す事です。

粘りが大事なのですね。

特に初心者では、とにかく返すことが大事。

返せは、相手がすぐにミスしてくれますから。

ですので、練習でもスピード、回転、コースを狙うことよりも、確実に返すことを意識して行ってください。

まとめ

卓球初心者にとって必要なことをお話ししました。

まずは、道具が必要です。

ラケットとラバーを買って、練習にのぞみましょう。

ラケット両面にラバーがついているペンタイプが主流です。

最初はどのラバーを買えばよいかわからないでしょうが、初心者用のおすすめのもので充分と思います。

最初から違いがわかるような人はあまりいないでしょう。

購入の際、球とメンテナンスセットの購入もおすすめします。

靴は、きちんと自分に合ったものを使う必要がありますので、試履きをしてから購入してください。

ウェアはそのチームによって専用のがあるかもしれませんので、チームの担当者に聞いてから購入しましょう。

初心者はラケットと球を打つことに慣れる必要があります。

実際の卓球台での練習時間は限られていると思いますので、1人でもできる球つきと壁打ちがおすすめの練習です。

これらの練習を通して、球に慣れ、さらに回転をかけられるようにしましょう。

試合で勝つには、サーブとレシーブをしっかりと練習することです。

下回転サーブとつっつきのレシーブをマスターしましょう。

サーブとレシーブができれば、相当にポイントが取れます。

次は、ブロックをマスターしましょう。

ブロックは難易度も低く、試合で有効ですので、練習して習得しておきましょう。

これらは上級者でも使う方法で、卓球の基本となりますよ。

しかし、これらの練習は地味ですし、レベルが上がるにつれ、これらだけでは勝てなくなります。

そこでラリー、特に上回転のドライブの練習も取り入れていきましょう。

飽きずに、卓球が楽しくなりますから。

何より、ルールを知っておくことが基本ですね。

試合に出て、ルールを知らないと慌てますよ。

正しいフォームをイメージできるように勉強しておきましょう。

意識を持って、練習することが上達の近道です。

最後に、卓球に勝つことは、相手より一球多く返すことです。

特に初心者クラスでは、とにかく相手の台に入れることが大事。

速い球や回転のかかった球を打つより、確実に相手の台に返すことを意識した練習をしてください。

単に打つことだけより、考えながら練習する方が間違いなく上達が早いことをお忘れなく。

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