食事の支度、買い物、掃除、学校や近所の用事と、毎日の主婦業は本当に大変です。
加えて仕事もしており、息つく間もない日々を過ごしていないでしょうか。
そんなときは、自分へのご褒美を購入してみませんか。
主婦の方は忙しい毎日を乗り切るために、自分へのご褒美を上手に活用していますよ。
この記事では、主婦のご褒美に注目し、その種類や予算などを紹介します。
目次
自分へのご褒美が大切な理由
まずは、「自分へのご褒美なんてとんでもない」と感じる主婦の方に向けて、自分へご褒美をあげるべき理由を紹介します。
専業主婦だって「労働」と同じ
専業主婦の方の場合、「収入もないのにご褒美なんて贅沢できない」と感じることがあるようです。
しかし、「家事労働」と呼ばれるように、外に出て働いていないだけで、実質的に労働をしています。
専業主婦の年収は、250万~500万円ほどというデータもあるほど。
家事労働を年収換算すれば、一般的なOLさんと大きく変わらない年収だということです。
外に出てバリバリ働くOLさんと同じように、主婦も自分へのご褒美をあげてもよいのです。
自分へのご褒美でまた明日から頑張れる
自分へのご褒美があることで、「明日からまた頑張ろう」と活力にすることができます。
あるいは、自分へのご褒美を楽しみにして毎日の家事育児の中で辛いときを乗り切ることができることがあるでしょう。
何も、言い訳を作って贅沢をしようということではありません。
たまには頑張っている自分を労い、自分や家族が笑顔でいられるようにできれば一番よいですね。
では、次項から、主婦の方におすすめのご褒美の種類や予算を紹介します。
1.「食」のご褒美はやっぱり活力源になる
自分へのご褒美はやっぱり「食」という方も多いのではないでしょうか。
視覚、嗅覚、味覚が満たされるため、手っ取り早く自分を癒すことにぴったりです。
少しだけ高級なスイーツ
疲れを癒してくれるのはやはりスイーツという方も多いはずです。
スーパーではなくケーキ屋、コンビニではなくデパ地下など、いつもと違う場所で購入する、少しだけ高級なスイーツを選ぶこともよいでしょう。
選ぶ時間自体が自分へのご褒美となり、食べている時間も贅沢な気分を味わうことができます。
普段は水筒にお茶を入れて持ち歩き、飲み物代にはお金をかけない方もいるでしょう。
そんな方は、スターバックスなどのコーヒーショップで甘いドリンクを注文し、少しだけのんびりするのもよいですね。
気心の知れた友人とカフェでランチ
前の晩の残り物や、自分で作ったお弁当を食べる毎日…。
子どもが小さい場合は子どもに食事を食べさせることが優先になり、自分はほとんど食事をかきこむような状態になる方も少なくないはずです。
節約や時短にはなりますが、ストレスもたまりがち。
たまには何の手間もかけず、子どものことも気にせず、友人とのんびりカフェでランチをするとリフレッシュできます。
相手はママ友でもよいのですが、子どもの話が中心になりがちです。
古くからの友人や仲のよい職場の同僚など、気心の知れた友人で、子ども以外の話もできる方と過ごす時間もよいものですよ。
お取り寄せグルメ
外食したり、買い物に行ったりする時間がなかなかとれない方は、お取り寄せグルメもよいでしょう。
「何をお取り寄せしようかな」と、ネットで検索している時間もワクワクして楽しいものです。
お取り寄せの場合、送料が気になるところですが、送料無料キャンペーンの時期や、初回限定送料無料セットなどをうまく活用すると、送料がかからずお得にお取り寄せすることができます。
喫茶店のモーニング
平日は仕事、週末は子どもと旦那のお世話に大忙しな主婦の方は、休まるときがありません。
週末の朝、子どもや旦那がまだゴロゴロ寝ている時間にモーニングに行ってはいかがでしょうか。
モーニングなら朝の早い時間からやっており、お手頃な価格でボリュームのある朝食を楽しむことができます。
たとえ1時間程度であっても、朝の時間を一人で過ごせることは何よりのご褒美になります。
一人焼肉、回転寿司
少しでよいから家族とも離れたい、友人に気を使うのも嫌だという方は、一人焼肉や回転寿司もよいものです。
平日の昼間であれば一人客が珍しくありませんので、気兼ねなく利用できます。
一般的には誰かと一緒に行くことが多い焼肉や回転寿司だからこそ、「いつもと違う時間を過ごしている」と認識しやすく、気分転換になります。
スーパーで一人分の贅沢食材を購入
毎日の食事の準備や買い物をするのは主婦なのですから、こっそり自分一人だけが食べられる食材を購入してもよいですね。
少し値が張るステーキ肉や刺身は、家族全員分だと高いけれど、一人分ならそれほど家計の負担にもなりません。
外食をするよりもずっと安く済むため、家計費が気になる主婦の方が平日の昼間に息抜きするのにもぴったりです。
食をご褒美にするならお金はいくら必要?
食を自分へのご褒美にする場合、それほどお金をかけなくてもよい点が魅力です。
もちろん、高級レストランに行くなど、お金をかけようと思えばかけられますが、たった500円のプチご褒美でも十分だと感じる方も多いでしょう。
スイーツやドリンクなら500円~1,000円ほど、外食やお取り寄せグルメは1,000円~3,000円ほどが目安になります。
これくらいなら、月の食費を少しずつためておいてご褒美代にあてることができ、無理がありません。
プチ贅沢といえる程度なので罪悪感も少ないです。
2.趣味で生活に充実感を
主婦の方にありがちなのは、日々の生活で手一杯になってしまい、生活を「楽しむ」ことから遠のいてしまうことです。
忙しくてなかなか時間が取れないかもしれませんが、1~2ヶ月に1回くらいは趣味の時間を楽しむとリフレッシュできますよ。
身近にある「ちょっとした」遊び
趣味といっても、ちょっとしたものでよいのです。
たとえば、次のようなものなら、身近な場所にありますので取り組みやすいのではないでしょうか。
- 映画、漫画喫茶、図書館
- ボーリング、卓球、ビリヤード
- カラオケ
- 美術館、博物館
- DIY、塗り絵、数独
上記のようなちょっとした趣味なら、予算は1,000円~2,000円ほどあれば十分に楽しめますので、こちらもプチ贅沢といえる範囲ですね。
定期的に習い事に行くことでリフレッシュ
主婦になって習い事に行くなんて大変なイメージですが、月1~2回程度の習い事を楽しむ方も多くいます。
子どもが小さいうちは「定期的に」が難しいですが、小学校に上がるようになれば時間にも余裕が生まれます。
習い事をすると自分の内面が磨かれ、自信を持てるようになり、会話の引き出しも増えます。
たとえば次のような習い事はいかがでしょうか。
- お茶、お花
- 習字、絵
- ヨガ、ピラティス
- 英会話
- パン教室、料理教室
- ベリーダンス、社交ダンス
通うタイプの習い事が難しい場合は、通信講座などに挑戦することも手です。
ボールペン字や薬膳コーディネーターなど、さまざまな習い事ができます。
習い事の予算は月に5,000円~10,000円ほど。
月に1回ならもう少し安く抑えることができます。
3.美容系で女性を意識することがご褒美に
美容系のご褒美は、自身が女性であることを実感できることで、見た目だけでなく心も満たされます。
たとえば、
- 美容院
- ネイルサロン
- マッサージ、整体
- フェイシャルエステ、ヘッドスパ
など。
普段は旦那や子どもに尽くしてばかりの主婦の方でも、美容サロンにいけばまさに至れり尽くせり。
ゆったりとした時間や空間そのものがご褒美になりますし、見た目も美しくなりますので一石二鳥です。
予算は5,000円~10,000円ほどですが、美容系はクーポン券が充実しています。
うまく使えば2,000円~3,000円程度で利用できるものも珍しくありません。
クーポン冊子やサイトを活用してお得に利用できる店舗を探してみてもよいですね。
4.時間とお金がかかる贅沢なご褒美もたまにはアリ!
ここまでご紹介したご褒美は、10,000円あればお釣りがきてしまい、時間も数時間で可能なものばかりでした。
しかし、本当に疲れがたまっていて「もう限界!」という主婦の方は、たまには時間とお金がかかる贅沢なご褒美を選ぶこともひとつです。
予算は10,000円~100,000円、あるいはそれ以上かかることも。
旦那に家事育児を任せるなど、時間を確保することも必要です。
旦那の協力なしにはできないご褒美ですから、うまく甘えることも検討してみましょう。
たとえばこんなものがあります。
- 友人と泊まりの旅行
- 遠方の会場のコンサート
- ブランド物のバッグ、靴などの購入
- 朝から夜までテーマパークで遊ぶ
お金をかけない自分へのご褒美も!
自分へのご褒美をするにあたり、お金をかけることが難しいご家庭もあるでしょう。
自分へのご褒美は、何もお金をかけることだけがすべてではありません。
特に主婦の方が欲しいのは「時間」ではないでしょうか。
旦那に家事育児を任せる、実家の両親を頼るなどして、次のことをしてみることも、ご褒美といえます。
- 1日中何もしないでダラダラと過ごす
- 録画しておいたテレビ番組を観る
- 時間を気にせずひたすら寝る
- お風呂で半身浴をしてリラックス
自分へのご褒美はどこからお金を出す?
自分へのご褒美代を捻出する方法はさまざまです。
ご家庭の事情に応じてどこからお金を出すのかを決めておくと、急な出費で慌てずに済みます。
貯金から
独身時代に貯めておいたお金や、日々の節約で貯まったお金など、貯金から捻出する方法です。
専業主婦の方でも、アンケートなどのちょっとしたお小遣い稼ぎをして、そのお金を貯めておく手があります。
自分が働いたボーナスから
兼業主婦の場合は、自分の稼ぎがありますし、正社員ならボーナスがあるケースも多いでしょう。
ボーナスはまるまる貯金にしているご家庭でも、ほんの少し使うくらい何も悪くありません。
旦那におねだりする
旦那や子どもたちが毎日楽に過ごせているのは、妻の働きのおかげ。
旦那におねだりしてもよいでしょう。
このとき、「わたしだって疲れているのだから!」と言うのは可愛げがありません。
旦那の機嫌がよいときを見計らって、少し甘えてみる方がよいでしょう。
ポイントがたまったらご褒美に
どうしてもお金をかけたくない方は、「ポイントがたまったらご褒美」と決めるのはいかがでしょうか。
いつも利用しているネットショッピングやクレジットカードのポイントなどを使い、お金をかけずに自分へのご褒美が手に入ります。
保険料や税金、光熱費の支払など、生活上必要なものを支払う際にたまったポイントなら、浪費をしてためたポイントではありませんので罪悪感もないはずです。
現金が減るわけではないため、旦那に内緒でこっそりプチ贅沢…なんてことも可能です。
自分へのご褒美はここに気をつけよう
最後に、主婦の方が自分へのご褒美をするにあたり、注意するべきポイントを紹介します。
高級な物を買うときは旦那に一声かけること
自分も正社員で働いておりボーナスがあり、家計も特に苦しくない、子どももいない…。
こうした方であれば、高級な物を自分の判断で購入することもよいのかもしれません。
しかし、自分へのご褒美という名目で、旦那の会社からでたボーナスを何十万円も断りもなく使ったり、家計が苦しくて一生懸命節約しているのに、生活水準にあわない高級品を購入したりといったことはやめましょう。
夫婦の信用問題にかかわり、夫婦仲が悪化する原因になりかねないからです。
高級な物を買ってはいけないわけではありません。
金額やその物への価値観は家庭によって異なるものでしょう。
家庭の財布事情によっては旦那に相談したうえで購入した方が、不要なトラブルを回避できるということです。
自分へのご褒美は、夫婦仲を悪化させたり、トラブルによってストレスを増幅させたりするために購入するものではありませんよね。
身の丈にあったご褒美を選ぶことが大切
自分へのご褒美の額に決まりはありませんが、それが身の丈にあったものかどうかを考えることは大切です。
裕福なご家庭の主婦が、高級ブランドの服やバッグ、車を購入することは問題ありません。
一方、家計が火の車であったり、子どもの教育費がこれからどんどんかかったりするご家庭では無理があります。
せっかくのご褒美も、購入したことで家計を圧迫すれば、それは自分自身を苦しめることにほかならないからです。
「今は家計が苦しいからご褒美なんて無理」と我慢するのではなく、「今はこのくらいのご褒美で十分」と、身の丈にあったもので満足できることが重要です。
ご褒美という名の浪費にならないように
「自分へのご褒美」という言葉は、浪費をする言い訳に使われがちな便利な言葉でもあります。
欲しい物があればすぐに「ご褒美だから」というのは、単に浪費をする大義名分が欲しいだけです。
ご褒美とは、何かを頑張ったとき、その対価として与えるものであるべきです。
毎日のように欲しい物を見つけ、その都度ご褒美を言い訳にしていると、ご褒美の効果はなく、いつになっても満たされることがありません。
家計の貯金もいっこうに増えませんので、気をつけるようにしましょう。
自分のために購入すること
毎日家族のことを考えている主婦の方は、ショッピングに行っても、つい子どもや旦那の物を探してしまいがちです。
しかし、自分へのご褒美はあくまでも自分自身のために購入しましょう。
その方が明日への活力となりやすく、「ご褒美をあげたのだから頑張ろう」と、奮起する材料となります。
自分の物を購入することにどうしても罪悪感を持ってしまう方は、家族旅行や家族で食事に行くなど、必ず「自分も」楽しめるご褒美を選ぶようにしましょう。
そのときは、旦那や子どものことばかり考えるのではなく、思う存分楽しむようにしてください。
最後に
いかがでしたか?今回は、主婦におすすめのご褒美の種類や予算、注意点などを紹介しました。
毎日頑張る主婦にはご褒美が必要ですが、その範囲は実に幅広いものです。
お金をかけるご褒美から、全くお金をかけないご褒美までさまざま。
ご自身が「これがあったら嬉しいな」と思うものを選ぶことが大切です。
少しストレスがたまっていると感じている主婦の方は、ぜひご褒美を選んでみてはいかがでしょうか。