昔はこんなのじゃなかったのに。以前は優秀で、誰にでも優しかった友人が、気づけばニートになって、日々腐っていく様子を見てはイライラしてしまう。
仲が良かったのなら、なおさら、友人がどんどん悪くなってしまうところは、見たくないですよね。
でもせっかく心配して、仕事を紹介しても
- 土日休みじゃないから嫌だ
- 前の仕事は~が無理で辞めた
- 次は~をしようと思ってる
なんて言われると、どうせ次もすぐに辞めるんでしょ、と相談を受けることさえ嫌気がさしてしまうと思います。
今回は昔からの友人がニートになってしまって、見ているだけでイライラする時の対処法を紹介していきたいと思います。
目次
なぜニートの友人を見ているとイライラしてしまうのか
でも、どうして家族でもない、友人の事でこんなにイライラしてしまうのでしょうか。それには以下の理由が考えられます。
昔はこんなのじゃなかったと思うから
昔は優秀で、憧れていた存在の人が、毎日苦しそうに生活している姿は、見ているとなんとも言えない気持ちになってしまいます。
また前のように戻ってほしいと思って、ずっと応援しているのに、中々戻ろうとしないと、どうしてと思ってしまいますよね。
以前の姿を知っているが故に、また前みたいに戻ってくれるはず、という希望を持ってしまいます。それなのに、友人が全く変わろうとしないので、裏切られた気持ちにもなってしまうのではないでしょうか。
こんなにあなたのためを想っているのに、なぜやらないのか、という気持ちが怒りへとつながってしまいます。
大切だから
大切だから相手の事が気になる。大切だからこそ、相手の将来を本気で考えて怒ってしまうこともあるでしょう。
ただの昔からの友人というだけでは、そんなに相手の事は心配できません。きっとあなたにとって、相手の友人は、家族のような存在だったのではないでしょうか。
一緒にいた時間が長ければ長いほど、相手の事が気になってしまうもの。お互い似たような人生を歩んでいたなら、余計に今の自分との差に、悲しさを感じてしまいますよね。
そんな大切な友人だからこそ、はやく新しい職を見つけて、仕事してほしいと思って、怒ってしまいます。
呆れかけている
そしてもう一つは、もうすでに呆れかけているというパターンです。
何を言っても聞かないし、変わりたいといいながら、毎日何もしないでぼーっとしている姿を見て、もうこの人は変わらないのではないかと思い始めていませんか。
何度もやると言って裏切られていると、もう怒る気力さえなくなってしまいますが、今まさに怒る気力がなくなる手前まで来ている可能性があります。
このまま相手が言うことを聞いてくれないなら、完全に関係は崩壊するでしょう。
嫉妬している
実は相手に対して嫉妬をしているのかもしれません。
親からの援助のおかげで、友人は呑気にニートをやっている。それに比べて私は働かないと生きていけないから、頑張って働いている。
こういった不公平なところに目が行ってしまって、友人を見ているだけで嫌な気持ちになってしまう場合も。
本当は応援してあげたいと思っているのに、自分に不満があるので、相手に怒りをぶつけている可能性もあります。
ニートの生活のせいで、性格が変わった可能性がある
友人を見ていると、「あれ、こんな性格だったっけ」と思ってしまうことがあるでしょう。
もし友人が最近、性格がどんどん悪くなっていっているような気がする。どんどんネガティブになっている気がする、と感じたら。
実はそれはニートを長年やっていたせいで、性格が変わってしまった可能性があります。
なぜなら長く家にいると、もともと元気でも、鬱傾向になってしまったりすることがあるからです。
それは朝晩が逆転した生活を送ってしまうことによって、朝日を浴びられなくなったり、過度なストレスを抱えてしまうことで発症してしまうことがあります。
なのでどんどん友人がおかしくなっているように感じるのは、本来の彼女ではなく、性格が変わってしまったことが原因かもしれません。
友人との間に格差を感じ、性格が変わることも
もしかしたら、あなたが頻繁に家に訪れていることが、友人にとってはストレスなのかもしれません。
あなたは何気なく、ただ友達に復帰してもらいたいという思いから、頻繁に友人に会っていたかもしれません。
しかし逆に友人の立場になってみると、仕事をやめずに続けて、昇進までして、どんどんキャリアアップしているあなたは輝いてみえるでしょう。
会うたびにどんどん、自分との差が開いていって、より自分がみじめに感じられ、自暴自棄になっていることもあります。
外の世界を遮断している可能性も
ニートでも毎日どこかへでかけていれば、いやでも同年代の人たちが目に入ってくるはずです。
しかしニートになってから、家に引きこもるようになってしまった場合、外の世界の情報が遮断されます。そのため余計に、別に働かなくてもいいかと、軽く考えている可能性もあります。
ニートの友人にイライラする時の対処法3つ
1.気にしない
仲のいい友達であるほど難しいでしょうが、気にしないことが、あなたにとっては一番良い方法です。
気にしてしまうと、どうしても、こうした方がいいのに、ちゃんとしなよと思って、イライラしたり、きつく当たってしまう時もありますよね。
自分自身の悩みならまだしも、他人の事で悩み続けるのは疲れます。あなた自身がイライラしないためにも、友達の事は気にしないようにしましょう。
2.話しかけられた時しか話さない
もしいつも友人と話していると、アドバイスしてしまうのなら、自分から話しはしないようにしましょう。
自分から無理に話題を作ったり、無理に話しかけてしまうと、相手も反応に困ってしまいます。それに話題がない状態で話してしまうと、どうしても相手に~した方がいいんじゃないか、というアドバイスの話になってしまうことも。
そうならないためにも、自分からは話をしようとせず、相手からの会話があったときしか対応しないことをおすすめします。
3.連絡を取らない
もう友人に呆れかけているなら、連絡を取らない手段をとってみましょう。
一度離れてみる事で、相手をまた応援してあげようという気持ちになることもあります。逆にもう関わりたくないと思うなら、これ以上近寄らない方があなたにとっても良いでしょう。
もし友人に何かしてあげたいと思うなら
慰める事は言わない
もし今の友人に何かしてあげたいと思うのなら、慰めることは言わないようにしましょう。
慰める言葉は、同じ立場の人だから相手にも響きます。しかし同じ立場でない人が、慰めたところで、相手はみじめな気持ちになるだけです。
近づきすぎない
相手に近づきすぎると、嫌なところばかりが見えて、余計にきつい言い方をしてしまったり、イライラが溜まってしまうことがあります。
いくら大切に思っていたとしても、相手から拒絶されれば、もう友人に何かしてあげることさえできません。そのため、近づきすぎもよくありません。
毎日友人の家に通っているなら、まずは回数を減らしてみることで、友人の悪い部分だけではなく、良い面も見えてくるようになります。
ほどよい距離感で接することが、あなたにとっては良い
ほどよい距離感で接することで、あなたの心に余裕が持てるようになっていきます。
もし友達に対して、イライラが止まらないのなら、一度離れてみて、自分にも悪いところは無かったか、近づきすぎていなかったかを確認してみましょう。