【以外】と【意外】の意味と違い、使い分けや使い方

「以外」とは、あることを除いた他のこと、という意味で、ある範囲の外ということです。

同じ読み方ですが、「意外」は、思っていたことと違った、予想していなかった、という意味です。

どちらもよく使われる言葉で、全く意味は異なりますが、使い方に迷うこともあると思います。

それぞれ使用する場面が違う言葉なので、正しい用法が求められます。

「以外」の意味

「以外」は、それではないもの、という意味で、除外する、別の物、という時に使います。

「○○以外の物が欲しい」と言ったときは、「○○ではない物」「○○とは違うもの」を指していることになります。

以というのはある点や範囲を表し、「以」から「外れた」ので、「以外」となるのです。

「~を除いた」という意味になります。

「意外」の意味

「意外」は、思っていたことと違っていたときに使用する言葉です。

「意」とは、思考を表し、「思考から外れていたこと」で、意外、となります。

使い方のニュアンスは様々で、いい意味でも悪い意味でも使われることのある言葉です。

予想していなかった、思惑と違っていたなど、使う場面は色々とあります。

どちらにしても、考えと違っていた、ということを表現しています。

「以外」と「意外」の用法

例えば、「中学生以外の人を募集」といったときには、「中学生を除いた人」ということで、中学生でなければ、年齢は関係なくすべての人があてはまるのです。

大人でも子供でも、「中学生ではない」という条件です。

「中学生だと思ったら、意外だ」といったときには、ある対象が中学生だと思っていたのに、そうではなかった、違うものだった、ということになります。

意外は「意外とできた」というように予想していたよりもできた、という表現にも使います。

まとめ

「以外」と「意外」はよく使う表現で、どちらの字を使うべきか迷うこともあると思います。

「以外」は、除外すること、別のこと
「意外」は予想していないこと、思考になかったこと
と覚えると覚えやすいかと思います。

日常会話の中にも多く出てくる言葉で、会話では違いがわからないですが、文章に表すときは意味が異なってくるため、使い分けられるようにしましょう。

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