[私の筋トレ方法]
山形県 28歳男性 Nさん
これは私が学生時代にやっていた自分なりの筋トレです。
当時、私のお腹はすこしぽっこりしていました。そのころは、筋トレはまったくやっていませんでした。
でも、体がなまっていたこともあって、なにか運動をやらなくてはいけないと、ずっと思っていました。ジョギングをするのは面倒だし、部屋の中でできることで、お金のかからないこと。
それが、腹筋を鍛える「シットアップ」と「腕立て伏せ」でした。
シットアップと腕立て伏せ
「シットアップ」と「腕立て」を、1日20回×5セットから始めました。全く運動をしていなかったので、最初は20回X5回で、はじめました。インターバルは1分以内です。
腕立ては、顔がつくまで、しっかりと腕をまげるようにしました。体が曲がらないように、体が床に水平になるようにこころがけました。
腹筋は、膝をまげてやりました。畳の上でやると、かなり腰が痛くなるので、タオルか布団をしいてやりました。
最初の1セットは、ほとんど疲れませんでした。でも、2セット、3セット、と続けていくうちに、すでにバテ状態に。
1回の腕立て、1回の腹筋、をこなすにも、ものすごい体力と根気が必要でした。
腕があがらない、上半身があがらない、足がぷるぷる震える、腹筋が痛い、という状態が続きます。最初に頑張り過ぎると、あとでこたえてくるんだなと、実感しました。
これが、1日目の結果です。
「シットアップ」と「腕立て」を、1日20回×5セットした、次の日
次の日の朝、腰の痛みと、腕や胸、そしてお腹のあたりのツッパリ感が、信じられないくらいひどかったです。
使った筋肉が、総出で痛みを訴えてきました。たったの100回しかやってないのに、こんなに疲労感がでるとは、思ってもいませんでした。
その日の筋トレは、もう地獄でした。
1回めの腕立てから、腕が痛くて、曲げるのも一苦労でした。もちろん、シットアップも最悪です。腹筋をしようとしても、お腹が痛くて、力が入らないのです。
足を曲げてやっていたので、なおさらです。
でも、続けなければいけない、という思いが強かったので、少し足の角度をゆるめて、負担がかかりにくいようにしてやりました。
腕立て伏せも、手を大きく広げると、負担がかかりにくかったので、少しは楽になりました。
「シットアップ」と「腕立て」を、1日20回×5セット以上続けていたら
筋トレをはじめて5日くらいからは痛みがあっても、それほど疲労は残らなくなっていきました。筋肉が慣れてきたのかな、と思いました。
1日20回×5セットを、二週間くらい続けていたら、5セット目までいっても、そんなに疲れなくなってきて、次の日の朝も、筋肉痛がでることは、ほとんどなくなっていました。やっぱり、慣れてきたんですね。
そこで、セットの量を少し増やしました。1日21回×5セット、に変更しました。全体で考えると、1日105回、「腕立て」と「シットアップ」をやっていることになります。
セットの量を増やしたら、それを一週間くらい続けて、それでもまだ増やせるようであれば、少しずつ、増やしていきました。
1日30回×5セット、1日40回×5セット、と増やしていくと、さすがに、時間をかけて、しっかりと曲げることは、時間的にも精神的にもきつくなってきたので、自分に許せる範囲内で、腕の曲げを小さくしたり、腹筋のときの体のおこしを少しだけにしました。
そうしないと、メンタル的に、長く続かないなと思うようになっていたからです。
筋トレの専門知識は、まったくといっていいほどなかったのですが、テレビでみたり、本屋で立ち読みなどして、いろんな方法があることを知りました。
でも、やりはじめたからには、自分の方法をつらぬきたいという気持ちもあって、同じ方法で続けました。
最終的に、1日50回×5セットまで増えました。はじめてからすでに、数ヶ月経過していました。
ぽっこりお腹だった腹筋は、力をいれると、少し割れるようにまでなっていました。人生はじめての経験です。
それで安心したのか、徐々に徐々に筋トレをする日が、少なくなっていきました。私のいつものパターンです。
やる気はあったのですが、疲れるからしたくない、腰が痛くなるからなあ、という、逃げの気持ちのほうが強くなっていき、ついに、まったくやらなくなってしまいました。
今でも思います。
ずっと続けていれば、ボディービルダーなみになっていただろうにと。