雑用ばかりに追われる毎日。職場で雑用を押し付けられてしまう人の特徴とは。
職場のゴミ出しや、お茶の用意、ブラインドの開け閉めから電気の消し忘れチェックなど、日々の些細な雑用は数え上げたらきりがありません。
これらはどれも、会社がスムーズに運営されていくために必要なことなので、本来すべてが仕事であり雑用と区別されるべきではないのかもしれません。
ですが、担当がはっきり決まっておらず、誰がやってもいいような仕事をなんとなく押し付けられてしまう人がいます。
本人にしてみれば、善意から進んで雑用をしていたのですが、いつのまにか周りも当然のように受け取ってしまっているのです。
雑用ばかりに追われていては、本来やらなければならない仕事に支障があります。
自分の仕事と雑用のバランスがとれずに悩んでいる人は、実は少なくありません。
そこで今回は、雑用ばかりに追われて困っている人に、その原因と対処法をいくつか紹介したいと思います。
目次
どんな人が雑用を頼まれるのか
雑用を頼まれやすい人には、大きく分けてふたつのタイプが見られます。
ひとつは、気が弱くて頼まれると断れないタイプの人です。
雑用は多くの人があまりやりたがらない仕事なので、断れない人に押し付けてしまいたい思いが皆にあるのです。
もうひとつは、なんでもこなせてしまう器用なタイプの人です。
手際よくなんにでも対応できてしまう人は、まわりから仕事を頼まれることも多く、そつなくこなせばこなすほど頼りにされてしまうのです。
雑用も大切な仕事だと考えてみる
誰でもできる、自分でなくてもよい仕事は、やりがいが感じられにくいものです。
ですが雑用もなくてはならない大切な仕事です。
ゴミ出しや掃除をしなければ、職場は不衛生になってしまいますし、お湯の用意をしていなければ、来客時にお茶も出せません。
会社に関わることはすべて必要な仕事であり、雑用と区別されるべきものではないのです。
雑用という言葉にまどわされずに、すべて必要で大切な仕事と考えれば、不満も少なくなるでしょう。
効率を上げてスキルアップする
雑用をする時にも、常に効率を重視してやり方を工夫してみましょう。
効率を考えてスピードアップする方法を身につければ、他の仕事をする時にも必ず役に立ちます。
常に効率を考えて仕事ができる人は、何をやってもうまく対応できるものです。
雑用を仕事の効率アップのための練習の場と考えて、スキルアップに利用してしまいましょう。
工夫しながら時間短縮にチャレンジすれば、退屈な仕事も楽むことができるはずです。
気分転換と捉えてみる
仕事をしていると集中力が途切れて、気分転換したくなるものです。
雑用を本来の仕事の気分転換と考えれば、ずいぶんと気が楽になるかもしれません。
やらなければならない、やらされていると思うと気が重く感じますので、雑用は息抜きと捉えてみてはどうでしょうか。
仕事の合間に掃除やゴミ出しなどをして、上手に気分転換できれば、本来の仕事の効率も上がります。
自分からも他の人に頼んでみる
あなたひとりが雑用を引き受けていることに、引け目や感謝を感じている人は少なくないはずです。
誰がやってもいい雑用は、裏を返せば誰もがやらなければいけない仕事ですので、内心では申し訳なく思っているかもしれません。
あなたが忙しくて手がまわらない時には、遠慮しないで誰かにお願いしてみましょう。
なんとなくあなたひとりがやるようになっているだけで、きっかけがあれば快く引き受けてくれる人がいるはずです。
職場はお互い助け合って仕事をしていく場なので、困ったときには素直に他の人に頼んでみましょう。
必ず誰かが見ていてくれている
人の面倒くさがる仕事をしているのですから、たまには「ありがとう」の一言がほしいと思うのは自然なことです。
人から感謝されれば、単純に嬉しいものですし、やりがいも感じられます。
あなたが雑用をしているのにまったく気づいていない人もいますが、なんとなく雑用を押し付けてしまっている引け目や照れがあって、感謝の気持ちを伝えられずにいる人も少なくないはずです。
日頃感謝の言葉がなくても、あなたが会社のために雑用をしていることは、誰かが必ず見てくれています。
会社の飲み会の席で、普段あまり接する機会のなかった上司から「いつも気をつかってくれてありがとう」と感謝の言葉を言われたという例もあります。
誰かが必ず評価してくれていると考えれば、雑用にもやりがいが感じられるでしょう。
思い切って休んでみる
あなたが雑用をしているのに気づいていない人や、なんとも思っていないような人が多いようでしたら、思い切って休暇をとってみてはどうでしょうか。
あなたが何日かいなければ、普段気づかなかった些細な仕事を、誰かがやってくれていたのが分かるでしょう。
またゆっくりと休養をとれば、あなた自身もリフレッシュすることができます。
自分がいなければ会社が困ってしまうと、責任を感じて休むのをためらってはいけません。
「少し困らせてやろう」ぐらいの気楽な感じで、割り切ってしまいましょう。
やるべきことはやりつくしたと感じたら転職しよう
自分でやれることはやりつくしたけれど、状況があまり変わらないと感じているのであれば、転職も視野に入れて考えてみましょう。
本業をしっかりとこなしながら、雑用にまで気をまわして、効率よく仕事ができるようになったあなたは、他の会社でも十分やっていけるスキルを身に着けています。
誰かひとりに雑用を押し付けて抵抗を感じない人ばかりの会社は、仕事や社員に対する意識の低い会社と言わざるを得ません。
そのような会社にいても実りある仕事はできないと思われます。
今の会社でやれることがもうないと感じるなら、次のステージへ向けて転職しましょう。
スムーズな転職には転職エージェント
賢く転職したいなら、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントは、非公開を含む多くの求人情報を持っていますので、あなたの希望に沿った新しい職場を見つけることができます。
また無職の期間が無いように、今の仕事をつづけながら転職活動を行う際にも、効率的に情報を得ることができますので、スムーズな転職が可能となります。
転職エージェントは無料で利用できますので、思い立ったらまず転職エージェントに登録してみてはいかがでしょうか。
ステップアップへ向けて動き出そう
今回は、雑用ばかりに追われて困っている人に、その原因と対処法をいくつか紹介してみました。
必要なことを嫌がらずに引き受けられるあなたは、どの職場でもしっかりと働けるはずです。
雑用も含めたこれまでの仕事を糧にして、ステップアップのために次の場所へ向けて動き出してみてはいかがでしょうか。