ババロアはフランス発祥、パンナコッタはイタリア発祥、ムースはフランス発祥、プリンはイギリス発祥と、それぞれ違います。
ババロアとムースは同じフランス発祥の洋菓子ですが、そのレシピも異なります。
ババロアはカスタードをメインにゼラチンで固めて冷やしたものですが、ムースは泡立てた生クリームをメインにジュレ等と合わせて冷やし固めます。
ババロアはバイエルンのという意味
フランス人のシェフがドイツの王国のために考案したものです。
カスタードクリーム、ゼラチンを用います。
卵黄と砂糖、牛乳、エッセンスに泡立てた生クリームを合わせて型に入れ冷やし固めた洋菓子です。
食感はムースのようにふんわりでもなく、パンナコッタのようにツルッとでもなく、プリンのようにプルプルでもなく、そのいずれも合わせたような感じです。
ムースは泡という意味
フランス発祥です。
泡立てた生クリームや卵白をチョコレートなどのフレーバーに合わせ、ふんわりした食感と口どけを残した洋菓子です。
ゼラチンを使用します。
泡立てた生クリームを多く用いる分、食感はとても軽く、泡のようです。
ケーキ屋さんには必ず並んでいる人気のスイーツでもあります。
中のフレーバーと合わせて、トッピングが使われていたり、デコレーションされているものも多く見かけられます。
パンナコッタはパンナはクリーム、コッタは煮たという意味
イタリア発祥の洋菓子です。
ゼラチンを使用します。
クリームを意味するパンナという名称の通り、牛乳やクリームを材料に用いたものが多いです。
そのため、見た目は白っぽいプリンのようで、淡泊な見た目を避けるためか、ソースなどを加えてデコレーションされている場合もあります。
レシピによってはコーンスターチを用いるものもあります。
プリンはプディングとも言い、腫物という意味
プディングとも呼び、カスタードを加熱して固めた洋菓子です。
ゼラチンを使わず、卵の加熱して固まる性質を利用して固めて冷やしたものです。
元は蒸し料理を指す言葉でもありました。
日本ではほとんどがカスタードプディングを指すことが多いですが、海外ではライスプディングのようにカスタードプディングのみを指した言葉ではありません。
食感はプルプルとしていて、ムースのようなふんわり感はありません。