【機関】と【機構】の意味と使い方・由来や例文

「機関」は「国や企業や政党などの団体が、何かを決めたり、実行したりするために設けた組織」のことで、「団体」と言い換えるとわかりやすいです。

一方で「機構」は、「会社や団体などの組織を組み立てているもの」のことで、「仕組み」と言い換えるとわかりやすいです。

しとの集まりそのものが「機関」、それを成り立たせる仕組みが「機構」ということですね。

「機関」の意味

国家・法人・などの団体において、意思決定や実行のために設けられた団体のことです。

平たくいうと、「何かを行うための団体」「目的達成のための公式な団体」と言ったところです。

「公式な」というところがポイントで、単なる趣味の集まりや、近所付き合いの集まり、学生の集まり、などは「機関」ではありません。

規模の大きな取り組みをしていることが多いです。

「機構」の意味

企業や団体、集団などの組織を組み立てている仕組みのことをさします。

また、「機構」という言葉が、機械の内部の構造や仕組み、メカニズムといった意味を持っていることからも、「仕組み」を指す言葉であることが容易に推測できます。

また、少し調べて見ると、「機構」について学ぶ「機構学」という学問もあるほど、深められているようです。

「機関」と「機構」の用例

まずは「機関」を使った熟語の例から紹介して行きます。

「議決機関」「執行機関」「報道機関」「公共交通機関」などがあります。

比較的、聞き馴染みのある言葉が多いのではないでしょうか。

次に、「機構」を使った熟語の例です。

「流通機構」「行政機構」「機構学」「都市機構」などがあります。

機関を用いた熟語に比べると、聞き馴染みのない言葉が多いですね。

「機関」と「機構」の違いは何か言えますか?

「機関」と「機構」の違いを説明して、と言われても難しいのではないでしょうか。

どちらも政治家や偉い人の集まりというイメージですよね。

ですが、辞書的な意味に立ち返って見ると、「団体」と「仕組み」という、簡単な言葉で言い換えられたのです!この記事で、似たイメージを持ちやすい、「機関」と「機構」の違いがもうわかるようになりますよ!

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