【効果】と【効能】の意味と使い方・由来や例文

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薬や化粧品を使っている人に対して良く聞いていることに、『それって効果があるの?』や『何の効能があるの?』です。

「効能」と「効果」はどちらも効き目を示す言葉であり、似たようなイメージですが、実際には違いがあります。

効能は、良い結果をもたらすための働きを指しており、効果は実際に良い結果をもたらした事実のことを表しています。

効能とは

「効能」とは、良い効果に繋がるような働きを示す言葉であり、実際に効くことを表しているわけではありません。

例えば、薬やサプリメントに含まれている成分の働きを案内する時に使われます。

「効能」の「効」という字には、効き目があることや、力を発揮するという意味があります。

それに、働きかけるという意味の「能」を付けたのが効能です。

効果とは

「効果」とは、良い結果をもたらした内容を指す言葉です。

効果の「果」は結果を表す言葉あり、成分や効き目のことではなく、結果に重点が置かれています。

つまり、良い結果が実現されなければ、効果という言葉は使えません。

まお、効果という言葉は効能よりも多方面で使用できます。

例えば、効果音や照明効果、宣伝効果などと使われます。

例文における違い

効能と効果は例文を見れば、その違いが理解できます。

・薬は効能を確認してから買った方が良いよ。

・この温泉は腰痛に効能があるそうだ。

・説明書に色々な効能が書かれている。

・黒い色はやせて見える効果がある。

・照明がムードを盛り上げる効果を発揮している。

・練習の効果が本番での評価に繋がった。

・パーティでのあの発言が逆効果だった。

働きと結果

効能と効果はどちらも基本的に良い意味で使われる言葉ですが、良い作用を導き出すための能力を重視する場合は効能、良い結果を表す場合は効果が使われます。

従って、効能はあくまでも良い結果を出すための行為を意味しており、実際に結果を保証する言葉ではありません。

つまり、効能というのは、単なる効き目を示す成分表のようなものです。

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