【相似】と【近似】の意味と使い方・由来や例文

相似とは数学用語で、図形分野において「大きさは違えど同じ形である」ことを言います。

定義は図形により異なりますが、たとえば三角形ならば「三辺の長さの比が等しい」などが挙げられます。

一方で近似とは図形以外にも使われる数学用語で、あるものに非常に近しい形や数値をそのものとして扱うことを意味します。

たとえば円周率は3.141592...と無限に続いていきますが、一般的には3.14と近似して計算します。

「相似」の意味

非常に似てはいるものの、同一ではないことを表します。

特に数学においては、ある図形が別の図形と大きさは違えど形は同じことを表し、Sを横にした記号を用いて表します。

形は同じでも大きさの比が異なると相似、大きさの比も同じであると合同と呼びます。

図形によって「合同条件」がありますが、それよりも少しゆるくした条件が「相似条件」となります。

「近似」の意味

近似とは、本質としてはまったくことなるものを、便宜上同じものとして扱うことを言います。

イコールの両端、上下にひとつずつ点を打った「ニアリイコール」で表されます。

数学的には図形にだけでなく数値にも使われます。

最も使われるのはビジネス場面などにおける計算です。

また高速暗算で使われることもあります。

一度は別のものとして扱って概算し、詳細が求められれば近似する前の値を使って計算することが大変多いです。

「相似」と「近似」の用法や用例

相似はよく高校数学における図形分野の証明問題で「三角形ABCと三角形DEFは相似である」という風に使います。

このことにより、相似比を求めたり不明だった角の大きさや辺の長さを求めたりします。

近似は高校数学などよりもコンピューターの計算システムに使われています。

また割り切れない数や永遠に続く数、たとえば1.66...などを1.7と四捨五入することも近似のひとつです。

「相似」と「近似」の違いを正しく理解しましょう

相似と近似とは、単語こそ似ていても根本的に違います。

違いを正しく理解して、間違えないように正しく使いましょう。

日常生活で無意識に使われていることが多い方が近似です。

ただし使う機会がないならば知らなくて良いということではありません。

似ているから同じ意味だと勘違いして恥をかかないよう、しっかりと学んで注意しておきましょう。

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