辞めていく人が多い？！温泉バイトがきついと言われる理由が知りたい！
夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用して効率よく稼ぎたい人や、リゾート気分で働きたいという人に人気なのが「温泉バイト」です。
温泉バイトと言えば、フロントや調理補助、仲居さんなど、さまざまな職種を募集していることも多く、楽しくバイトができそうだと感じる人もたくさんいます。
しかし実際に温泉バイトを始めてみると、「仕事内容が以外とハードだった」「こんなにきついと思っていなかった...」と言って、リタイアしてしまうケースも少なくないようです。
そこで今回は、温泉バイトの理想と現実、温泉バイトを短期間で辞めてしまう人のタイプ、さらに「温泉バイトをしていて良かった！」と思えるポイントなどについて、くわしく解説していきます。
目次
イメージと違った？温泉バイトのココがきつい！
「年齢の近い仲間同士でワイワイ楽しく仕事ができそう」「温泉に入りたい放題でお得感がある！」「まかないが美味しそう」といった動機で温泉バイトを始める人はたくさんいます。
しかし、いざ温泉バイトを始めてみると、「楽しい・面白い」というよりも「大変・きつい」という印象のほうが強く、理想と現実のギャップに戸惑ってしまうこともあるようです。
温泉バイトになかなか馴染むことができずにつらい思いをするケースも多いと言います。では、温泉バイトのどんなところが具体的にきついのか、見ていくことにしましょう。
朝早くから夜遅くまで働きづくめになる
一般的に温泉バイトは早朝から夜遅くまで、絶え間なく仕事があると考えておくほうが良いでしょう。「空いた時間にリゾート気分を味わおう！」と思っている場合には、
きつい思いをすることになります。
というのも、朝早くから朝食の準備や布団の上げ下ろしなど、いろいろな仕事に取り掛らなければいけないからです。朝からフルパワーで働くなんて無理...という人にはきつい仕事と言えます。
さらに、朝食の時間が過ぎれば、後片付けや温泉施設内の清掃、接客やその他の雑務など、息つく暇もないまま慌ただしく時間が過ぎていくことでしょう。
夕食の準備や片付けが終われば今度は布団を敷く作業や再び清掃業務などが待っています。ようやく自分の布団に入る頃には、へとへとに疲れきっているであろうことは、言うまでもありません。
いろいろな仕事を兼任することがある
温泉バイトでは、フロントや客室清掃、朝食や夕食の配膳、調理補助など、すべて別々の職種として求人を出していることもありますが、実際にはいろいろな仕事を兼任することも多々あるようです。
そして温泉バイトですから、どの業務に就く場合でも、お客様と接する機会がどこかで必ずあるでしょう。時にはお客様から温泉施設に対する注文やクレーム受けることもあります。
そしてお客様にはあなたが「社員」なのか「バイト」なのかという区別はつきませんから、温泉施設についてのくわしい情報や名物、周辺の情報などについて詳しく尋ねられることもあるはずです。
そんな時にうろたえてしまわないように、あらかじめしっかり勉強をしておく必要があるのも、温泉バイトの特徴といえます。あとになって「きつい...」と感じないようにするためにも、事前学習は必須です。
人間関係で苦労することがある
「温泉バイト＝同年代のバイト仲間と楽しく仕事ができる」と、考えがちですがそれは必ずしも正しいとは言えません。というのも、温泉施設にはすでに、長く働いているスタッフが大勢いるからです。
温泉バイトに入ると、そうした先輩たちから仕事を教わることになります。目の回るような忙しい業務をこなしながらということになりますから、時には荒い言葉で指導されることもあるでしょう。
ですから、気が合わない先輩に当たってしまうと、バイトのスタート時からきつい気持ちになることは間違いありません。そして温泉施設を取り仕切る女将さんとの相性も大切です。
とても気が強くて話しかけづらい人、バイトスタッフは「臨時要員」として最初から期待していないという態度の人など、女将さんにもさまざまなタイプの人がいます。このように、時には人間関係で苦労することもあるでしょう。
率先して仕事を覚えに行く姿勢を見せるようにすることが、人間関係を円滑にするための、温泉バイトで楽しく働くためのコツと言えるかもしれません。
温泉バイトがきつい！短期間で辞めてしまうのはこんなタイプの人
朝早くから夜遅くまで、さまざまな仕事をこなさなければいけない温泉バイトは、決して楽しいだけの仕事ではありません。むしろ、「きつい」と感じることのほうが多いでしょう。
「リゾートバイト気分で面白そう」という安易な気持ちで挑戦すると、「こんなはずではなかった...」と、後悔してしまうこともあるかもしれません。
そういった理想と現実のミスマッチを防ぐためにも、温泉バイトを短期間で辞めてしまう・温泉バイトに向いていない人のタイプについて、考えていくことにしましょう。
声が小さい・笑顔を作るのが苦手な人
温泉バイトでは、お客様に声をかけたり・お客様から声をかけられたりする機会が多いです。ですから、ハキハキと元気な声で受け答えできることが望ましいとされています。
また、バイトスタッフとは言え、温泉施設の「顔」として働いているのですから、常に笑顔でお客様に接することも大切です。ですから、声が小さくて笑顔を作ることが苦手だという人には温泉バイトは向いていないかもしれません。
というのも、せっかく温泉や料理満足してもらえたとしても、「従業員の表情に元気がなかった」「満足のいく接客態度ではなかった...」など、お客様から残念な評価をされてしまいかねないからです。
それでも温泉バイトにトライしてみたいという人は、声が小さいことや、なかなか笑顔を作れないということを自覚している人は、少しでも声を大きく・瞬時に笑顔になれるようにトレーニングをしてみると良いでしょう。
ストレスを上手に発散できない人
温泉バイトを始めてみるとわかることですが、実は温泉街の周辺には娯楽施設が少ないことが多いものです。周囲は温泉土産を売るお店があふれているばかり、夜にはひっそりと静まりかえります。
ですから、「仕事の休憩時間に少し気晴らしに遊びに出てみよう」と思っても、そもそも「遊ぶところ」が無いというわけです。そのため上手にストレスを発散できず、イライラしてしまい、きついと感じる人もいるでしょう。
仕事のストレスをうまく消化できなければ、ただでさえきつい温泉バイトがますますきつく感じられるようになってしまい、最悪の場合は「辞めたい」というところまで気持ちが滅入ってしまう可能性があります。
温泉バイトに行くと決めたのであれば、事前に自分ひとりで楽しめる趣味やストレス解消方法を見つけたうえでバイトにチャレンジしてみると良いでしょう。
「おもてなしの心」を持てない人
温泉バイトは接客業であり、常に「施設を利用してくれたお客様がどれだけ満足してくれたか」ということを考えながら行動することが大切です。
ですから、「短期間で効率よく稼げればそれでいい」といった気持ちで温泉バイトを始めた人や、「仕事をこなすことに精いっぱいで、おもてなしの心にまで気が回らない！」という人には不向きといえるでしょう。
もちろん、住み込みで朝から晩まで働くのですから、どれだけ給与が支払われるかという点は大きなポイントです。しかし、温泉施設とは人々が心や体をリフレッシュさせるために訪れる場所です。
バイトだからと軽い気持ちで仕事をしたり、お客様の気持ちに沿わない対応をすることは許されません。いつでも「お客様の気持ちに立って」行動できないタイプの人にはきつい仕事であると言わざるを得ないでしょう。
温泉バイトをしていて良かった！と思えるポイント
温泉バイトはいろいろな仕事を兼任することが多かったり、接客業であることから「おもてなしの心」を求められたり人間関係で苦労することも多い仕事であるため、人によっては「きつい」と感じられることが多いバイトです。
しかし、温泉バイトはただ「きつい」だけでなく、楽しいと思える部分や、温泉バイトをしていて良かった！と思えるポイントもあります。
ということでここからは、「温泉バイトをしていて良かった」と、感じられる点について、様々な側面から見ていくことにしましょう。
シフト的にはきつい！でもお金が貯められる
温泉バイトのシフトは朝早くから夜遅くまで続きますから、体力的にはかなりきついと感じられることが多いようです。1日一生懸命に働いて、へとへとになって就寝したと思ったら、すぐに朝になってしまいます。
そんな、シフト的にも体力的にもきつい温泉バイトですが、実はしっかりお金を貯められるバイトとしても知られているのです。というのも、温泉施設に住み込みで働く場合には生活費が不要になるからです。
家賃はもちろん光熱費も水道代も必要ありませんし、美味しい「まかない」がありますから、食費もかかりませんのでとても経済的です。
ですから、できるだけ出費を抑えつつ、しっかり稼ぎたいという人にとっては、温泉バイトは大きなチャンスと言えるかもしれません。
丁寧な言葉遣いや作法を身につけられる
温泉バイトでは、日々温泉施設を訪れるお客様の接客対応をすることがメインの仕事になることが多いです。そのため、ごく自然に丁寧な言葉遣いや礼儀作法を身につけることができます。
自分で勉強をして言葉遣いや礼儀作法を学ぼうと思うと、大変な労力と、場合によってはスクールに通うためのお金も必要になります。しかし、温泉バイトをすることによって、時間もお金も浮かせることができるので一石二鳥です。
「温泉バイトに興味はあるけど、きついと評判だから応募するのをためらっている...」という人は、自分自信のスキルアップのために温泉バイトに応募してみるというのも良い
かもしれません。
せっかく「きつい」温泉バイトをするのですから、自分なりに目標を立てて取り組んでみると、より有意義なバイト生活を送れるのではないでしょうか。
バイト期間中は空いた時間に温泉に入れる
きついと評判の温泉バイトですが、バイト期間中は「空いた時間に温泉に入れる」というのは大きなメリットです。疲れた心と体をすっかり癒すことができるでしょう。
朝から晩まで仕事に追われて「きつい！辞めたい！」と、感じることがあっても、ゆったりと温泉に浸かって体をあたためているうちに、ストレスが溶けていく感覚を味わうことができるはずです。
バイトをしながら温泉に入ることができるのは、温泉バイトならではの特典です。仕事で大変なことが多いぶん、大いに利用させてもらうと良いでしょう。
温泉バイトはきつい！楽しんで働けないと感じたら別のバイトをチェックしよう
温泉バイトの理想と現実、温泉バイトを短期間で辞めてしまう人のタイプ、さらに「温泉バイトをしていて良かった！」と思えるポイントなどについて、くわしく解説してきました。
礼儀作法を学べたり空いた時間に温泉に入ることができたりと、温泉バイトにはメリットもありますが、それ以上に仕事がハードで人間関係に悩まされることも多い仕事です。
ですから、「きついからもう無理、限界！」と感じたり、楽しんで働けないと思うようであれば、別のバイトに切り替えることを検討するようにしましょう。