仕事が辛い…。
なんで毎日毎日、こんなに辛い時間を過ごしていかなくてはならないのでしょうか。
理由は明白、やはり生きていくためにはお金が必要で、お金を稼ぐには嫌なことでも我慢し、はたらいていく必要があるからです。
でも、そんなの辛すぎませんか。
仕事に費やす時間や労力が無駄に消耗されていく気がしませんか。
きっと幼い頃にはもっと他にやりたいことがあって、だけどいつの頃からかそれを諦めてしまい、今に至る…。
そんな方が大半だと思います。
それが悪いとは言いません、でも、そのせいで今辛い思いをしてはいませんか。
生まれたばかりの頃は誰もが特別だったのに、大人になるにつれてその感覚は消えていってしまいます。
まず、その感覚を取り戻すところから始めましょう。
仕事が辛い理由は、本当の意味で今自分が生きている理由が明確になっていないからです。
なにかやりたいことがあって、そのためにお金が必要だから貯金している、という方は脇目も振らず仕事に打ち込みます。
ほかにも「この仕事が楽しくて仕方ない、天職だ」と思う方も同様に仕事に打ち込むことでしょう。
繰り返しますが、仕事に打ち込めない理由は今のあなたに人生の目標がないからです。
まずはそこから、一緒に考えていきましょう。
読み終わる頃には、きっと今より晴れやかな気分を手に入れていますよ。
目標を立てることで辛さを軽減できる
小学生の頃を思い出してください。
地域によっては違うかもしれませんが、夏休みの恒例行事といえばラジオ体操とドリルの宿題でした。
私の住んでいた地域では近くの公園で行われる朝のラジオ体操に参加するとカードにスタンプが押されます。
スタンプの貯まったカードをラジオ体操の最終日に持って行くとアイスクリームとお菓子の詰め合わせが貰えました。
私は早起きが苦手でした、でも最終日のご褒美を目標に毎日ラジオ体操に参加していました。
一方でドリルの宿題は苦痛で仕方がなかったのを思い出します。
勉強は好きだったので自由研究や作文といった発想や工夫のいる宿題は苦痛ではありませんでした。
しかし、ドリルといった永遠に漢字の書き取りをさせられたり計算問題が出てくる機械的な宿題はとても嫌いでした。
勉強は好きなのにも関わらず嫌になる夏休みのドリル。
早起きは苦手なのに苦痛ではなかったラジオ体操。
その違いは何だと思いますか?
その違いこそが今回のテーマである「目標」です。
アイスとお菓子を貰うという明確な目標があったから苦手なことが辛くなかった。
とりあえず終わらせなければいけない物だから好きなのに辛かった。
目標が有るか無いかだけで人の気持ちはこんなにも変わってくるのです。
目標は目に見えるものじゃなくてもいい
しかし「人生には目標が必要だ」といきなり言われても、漠然として目標など思いつかないのが疲れ切った私たちです。
生きて行く中での「目標」とは一体どんなものがあるのでしょうか。
目標というのは大きく分けて二種類あります。
一つ目は目に見える(物理的な)目標です。
アウディを買う資金を貯めるなどがわかりやすい例になります。
40歳までに部長になる。
これも目に見える目標と言えるでしょう。
キャリアという手では触れたり匂いを嗅ぐということはできませんが肩書きという目に見えるものがついてくるため物理的な目標になります。
物理的な目標というのは一番、簡単に決められるものでは無いでしょうか。
ブランドや大きな金額のかかるモノには興味の無い方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、小さな欲しいものをリストアップしてみてください。
欲しい化粧品、コート、本、アウトドアグッズやお取り寄せでしか買えない食材などリスト化すると意外な量ありませんか?
次にいつまでに欲しいものすべてを買うか決めてみましょう。
これで貴方の目標は一気に決まったも同然です。
次にもう一つの目標の種類についてお話しします。
いわゆる目に見えない目標です。
いわばその目標を達成したとしてもモノや肩書きなどの物理的な利益が得られない目標です。
例えば「毎日、今までやった事のないことを30日間やる」などです。
今日は話した事のない人と話してみる。
明日は食べた事のない社食のメニューを食べてみる。
そういった小さな目標を立てて毎日達成して行く事です。
会社で話をした事ない人と話した所でお金を貰える事はないですし社食を食べるのにはお金もかかります。
この様に自分に物理的な利益が出ない目標ですが、続けることで貴方の心はきっと軽くなります。
新しい発見だってあるかもしれません。
目に見えない目標を立てることで心を豊かにして行くのも素晴らしいことではないでしょうか。
ゴールが決まれば後は道を考えるだけ
どうでしょうか、全く浮かんでこなかった目標のヒントが浮かんでませんか。
ふんわりと目標を立てるイメージだけでもできたのでは無いでしょうか。
目標が実際に決まったのならば次に考えなければ行けない事は3つだけです。
期限を定めて道のりを明確にする
一つ目はいつ迄までに目標を達成するのか明確に決める事です。
期限がないと人は目標の存在を忘れてしまいがちになります。
せっかく目標を立てたのに忘れてしまっては意味がありません。
また永遠に続く流れ作業な毎日に戻ってしまいます。
目標に向かって突き進む為にも期限を設定する事は大切な要素です。
それに、期限が目標を達成するモチベーションになったりもします。
しかし、あまり現実的でない期限を設定するのも負担が掛かりストレスになります。
なので現実的な期限を設定する事をオススメします。
道筋を「見える化」する
二つ目にやるべきことは、目標達成のために必要な項目を明確にする事です。
やらなければいけないことが、そのまま目標達成までの明確な道筋となります。
道筋がないと人はどこに行けば分からなくなってしまいます。
冒頭で述べた私の例でいえば「夏休みのラジオ体操に欠かさず参加する」という行動が「アイスとお菓子を貰う」ための明確な道筋です。
細かくやるべき事をリスト化する必要はありませんが、ある程度の道筋があると途中で道に迷う心配もありません。
重要な事柄だけでもよいので紙に書き出し可視化しましょう。
たどった軌跡を記録し自分を認める
最後に必要な事は道筋の記録です。
目標までどれだけ近づいたかを振り返ってみる事。
もしくはあとどれくらいで目標を達成できるのか把握する事は大切です。
ラジオ体操のカードに押してあるスタンプの数を見れば、あとどれだけで目標に達成できるかが一目瞭然でした。
スタンプの数は自信にもやる気にも繋がっていきます。
ダイエットなどでも体重の減りをチェックするのはワクワクしませんか。
少しめんどくさいと思われるかもしれませんが、慣れれば日常の楽しみをさらに増やすことができます。
なので何かしらの記録なりを取って自分の現在地を知ること、そして頑張った自分を褒める事が大切です。
まとめ
この記事を読み終わったら早速ペンとノートを取り出して目標を立てましょう。
もしくは、クローゼットを開けて自分の持っている服を確認してみてはどうでしょう。
必要な服が見つかったり、新しいコートが欲しくなるかもしれません。
一日でも早く目標を設定すれば一日早くゴールまでたどり着けます。
物理的な目標でもそうでない目標でも、何でもいいのです。
目標は貴方の人生をほんの少し楽しくさせてくれる道具なのですから。
貴方にあった目標をぜひ立てて見てください。
そして目標達成までの道のりを思う存分、楽しみましょう。
そうすればきっと、会社に行くのも少しずつ楽しくなっていきます。
この記事がそんな楽しさの手助けになれば幸いです。
ご覧頂きありがとうございました。