幼児の為の食育とは?幼児期に食べてほしいおすすめ食材

大人になった時に苦労しない幼児期の食育とは?

食育とは食事を通じて教育を行うことです。

芋掘りや家庭菜園などで食品の成り立ちを学んでもらい、幼児にこんな食べ物があるのだと教えてあげる事が重要です。

例えば、薩摩芋は苗からできて土の中で4か月程寝かし、その間に草むしりをしないと黄金虫の幼虫にツルや根が食べられてしまったり、雨が降らずに日光に当たりすぎると枯れてしまって植え直しをしたりという事があります。

幼児がそういった経験をし、苦労を身に沁みてもらうと嫌いな物でも食べてもらいやすくなります。小さい子は好奇心が旺盛なので、関わりを持たせると親近感が強くなるためです。

幼児のための食育

幼児期にきちんとしたバランスの食事を食べていると、大人になっても習慣として残ります。

幼児期に食べさせたいおすすめ食材

特に、お肉の中でビタミンB1が多く、疲労回復のある豚肉やビタミンB2(100g中0.5mgで1日量の約半分)や食物繊維(100g中3.3gで1日分の約1/6)を含むシメジ(1食分が100g)を好きな子に育ててあげると簡単な調理で栄養を摂取できます。

豚肉20gを炭酸水10mlやレモンで柔らかくし、薄口醤油小さじ1で味をつけて胡麻油で焼いたり、シメジ100gにえのき50g(100g中リン110mg、鉄1.1mg、食物繊維3.9g)もやし40g(殆どの栄養素がありませんが、100g中14kcalで低カロリーなのでカロリーの少ない味を覚えてもらうのに有効です。

湯がいて汁が切れるまで強い力で絞り、ハム1枚、ノンオイルドレッシング大さじ1(ノンオイルの梅や青じそ等のカロリーの低い物から脂質量等が上がるゴマドレまで色々な物がある事を理解してもらうのに良い)でサラダにして食べると調理時間が短縮出来ます。

また、胡麻油は豚肉に合わせる時に1番旨味を発揮します。卵焼きや唐揚げをする時は調合油でする方が味が良いです。

唐揚げの場合は、たまに胡麻油にすると変わった味覚になり、良く感じるのですが、頻繁に作る場合は胡麻油の味に慣れてしまい、旨味を感じずらくなります。

変わり種として2週間に1度程使ってみると胡麻油の効力が増し、子供の印象に残りやすいです。

間食におすすめの食材

間食に黒酢やリンゴ酢、アサイー(スーパーフード)黒酢等にカロリーゼロの炭酸飲料(水と炭酸だけで作られている物やスクロース等の低甘味料で精製された物)を混ぜてジュースとして出してあげると、幼い頃から酢の味に慣れてくれます。

5~10mlの黒酢等に200mlの炭酸水を混ぜるだけです。最初は酸味がきつく感じる場合があるので1mlから徐々に増やしていってあげて下さい。

苦手な子でも、少量なら気付かずに飲んでくれ、大人になった時に酢の味が懐かしくなる事があります。

他には、色々な果物や野菜スティック等を手作りしてあげると、大人になった時に太りにくい体質が出来上がります。

幼児期の1日摂取カロリーは?

幼児期の1日摂取カロリーは1300~1350kcal、蛋白質量は男子16.7g、女子16g、脂肪エネルギー比率は20%~30%になるので、1日に1300kcal食べるとしたら脂質量は28.8g~43gです。残りを炭水化物やビタミン、ミネラル、食物繊維で調整していきます。

身長も体重も低いのでお菓子等で脂肪を摂り過ぎないようにした方が良い時期です。

また、カウプ指数といって、乳幼児の肥満を示す値があります。体重(kg)÷身長(cm)の2乗×10の4乗で求められ、15~19が標準です。

例えば、5歳男子で身長110cm、体重19kgのお子さんなら、カウプ指数は15.7になります。

幼児期は、4歳男子身長105cm、体重17kg、女子身長102cm、体重16.2kg、5歳男子110cm、体重19kg、女子身長109cm、体重18.5kg、6歳男子身長116cm、体重21kg、女子身長115cm、体重21kg程です。

但し、この数値はカウプ指数15付近の数値であり、成長期なので誤差があっても標準体重内なら問題ありません。

蛋白質は、年に男子2.2g、女子2.1gを体重増加に合わせて増やします。

幼児期はカロリーが大人の半分未満、蛋白質が1/4、脂質も2/3程なので、炭水化物が主な栄養源になります。

炭水化物が主な供給源ではありますが、それは3食の食事で摂取します。ご飯の量で調整してあげて下さい。

1日1300kcal程なので1食150gにすると、約670kcalとなり、バランスが良くなります。

子供の頃に脂肪細胞の数が決まるので、少なく出来ると成長した時に無理にダイエットをしなくても細い体型が保たれます。

筋肉量が増える事以外の体重増加は、脂肪細胞が膨らんでしまう物だからです。数が少なければ、沢山食べても肥満になりません。

まとめ

幼児期に色々な食品に触れる事によって、大人になった時の食品への拒否反応を減らす事が出来ます。

子供の頃に匂いを嗅いでおくと、その時は食べられなくても大きくなった時に好きになる事もあるのでズッキーニやゴーヤ等の変わった野菜を見せておく事も大切な教育になります。

おすすめの記事