2020年には小学校でもプログラミング授業が始まり、未来のプログラマー・エンジニアが今後増えることが期待されています。
今回は高校生から始めるプログラミングについてのお話をします。
目次
はじめに
高校生からプログラミングを始めるのはもう遅いのではないのかという考えもあるかもしれませんが、あせることはありません。
むしろ学習経験の長い高校生ほうが理解力があり難易度の高い言語もはやく習得でき、アプリケーション開発もすぐに可能かもしれません。
まずは学習方法についていくつかご説明をします。
本で学習する
本での学習は現役の学生なら日頃から教科書を開く習慣もありますし、バスや電車などの通学中でも学習できるので始めやすいでしょう。
高校生プログラマの方でプログラミングにはまったきっかけは、図書館でアニメ関連本棚の横に並んでいたC++の本をたまたま見つけたのが始まりだったとのお話もあります。
ただ一冊だけではプログラミングを取得することは難しく、本に入門者向けと書いてあっても専門的な言葉が出てくることも多いので、自分で検索して調べないといけません。
すぐ見つけ出せればいいのですが、時間がかかってしまうとそこで挫折してしまう原因にもなります。普段から本が好きな方にはおすすめの学習方法です。
学習サイトを利用する
圧倒的に多いのがプログラミング学習サイトを利用することです。
自宅にいながらできるのでスクールに通わなくてもいいなどのメリットがあります。ここでいくつかの学習サイトをご紹介します。
スモウルビー
まず初心者であればプログラミングの論理的な思考を学習する必要があります。
スモウルビーはブロックプログラミングといわれるブロック状になった命令文を組み合わせて、動作や処理をさせてキャラクターを操作していきます。
この学習でプログラミングの論理的な思考を学ぶと、その後の学習でもスムーズに考えることができるので基礎作りにもおすすめです。
ドットインストール
ドットインストールでは3分動画でわかりやすく説明されているので少しずつインプットしながら学習できます。
多くのプログラミング言語を学ぶことができ、それぞれの言語の特徴を調べる情報収集としても利用でき、スマートフォンからの動画視聴もできるので通学中やすきま時間でも学習できるのがメリットです。
Progate
Progateはスライド学習をしたあと実際にプログラミングのコードを書いて課題をクリアしていくサイトです。
こちらも多くの言語が学べ、かわいいキャラクターと楽しみながら学ぶことができます。
プログラミングがどんな世界なのかを体験するのに活用できます。
作品をつくる
プログラミングを身につける一番の近道は作品を作る事です。
自分が作りたいもののイメージをしたり、こんなものがあればもっと便利になるのになというアイデアを書き出してください。
例えば、今自分がスマートフォンなどで入っているアプリケーショを参考にしたり、こんなゲームが作りたい。
人と人を繋ぐものを作りたい。自分の日々の成長をブログに載せて世界に発信したいなど、思いつくものを作品にしてみましょう。
そこから必要な機能は何か、作りたいものの言語はどれがいいかを考えると計画的にプログラミングを身につけることが可能です。
HTMLやWrodpressでWebの世界に触れる
初心者であればまずWebがどういうものなのかを体験するのがおすすめです。
そこでHTMLやWrodpressでWebの世界に触れましょう。HTMLやWrodpressは簡単にWebページができるので、プログラミング言語を学ぶ前に基礎知識として覚えておくと、あとの学習もスムーズにいきます。
自分のポートフォリオができると、就職の面接時にも自分の技術レベルを具体的に表現できるのもメリットです。
つながりをつくる
参考書を読んだり学習サイトでプログラミングを学ぶのもいいですが、セミナーに参加して同じ悩みや目指すものがある者同士で交流を深めましょう。
やる気の持続にもなり、大事なメンターが見つかるきかっけにもなります。
また交流の場で自分の技術を発表して、コメントやアドバイスをもらえると自分の成長にもなります。
人と人とのつながりが自分を作っていきます。
バイトをしてみる
経験も知識もない状態で雇用してくれる会社はありませんが、それは年齢は関係なく成人も一緒です。
ある程度の知識をつけたら在宅ワークや企業でバイトを始めてみましょう。仕事中はプロの方達と作業するのですからプログラミングスキルが自然と身につきます。
高校生でITベンチャーでバイトをしてお金をいただいているブログもございます。
ご縁があればそのまま就職の可能性もでてきます。
思い切って起業する
高校生で起業した人もいます。起業しながらさらにカフェを開いた人もいます。
プログラミングを学習すると、10代で会社経営をすることも可能になります。10代でしかないアイデアが社会では新鮮な作品となり、世の中に影響を与えるものを生み出すかもしれません。
資格試験に挑戦する
自分の力試しに資格試験に挑戦するのも良いでしょう。
また資格取得をすると卒業後の進学、就職にも有利になります。ここでいくつかの試験をご紹介します。
ITパスポート
ITパスポートはITを利用する際に必要な知識を備えているという証明ができる資格です。
一番の魅力は国家資格だという点です。今はほとんどの会社がインターネットを使っているので、この資格を持っていればどの業種に就職したとしても自分にとって有利になります。
試験ではプログラミングに必要なシステム開発についての進め方やパソコンの情報のやりとり、情報セキュリティについての問題も出題されます。プログラミング学習に入るステップとしておすすめです。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はITパスポートよりプログラミングに関する知識が深く身につきます。
こちらも国家資格なので持っているだけでもメリットがあります。高校でもこの資格がカリキュラムに組み込まれているところもあるので、学習するには丁度いい資格です。
Java 認定資格 ブロンズ
Java認定資格のブロンズは初級者向けの資格になります。
システムを作る時、他のプログラミング言語はOSに合ったプログラムを書く必要がありますが、Javaは環境を選ばず一度作るとAndroidでもMacでも動作してくれるとても優秀な言語です。
Javaの基本でもあるオブジェクト指向プログラミングにつて理解できている証明ができ、条件分岐や繰り返し処理など、他のプログラムを書く際にも使える知識が身につきます。
HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験はWebの基礎知識を学び、その力を試せる試験です。
この試験の学習ではWeb開発の時に必要なブラウザにアクセスしたときに返ってきたエラーについての意味がわかり、実際にWeb業界で働いた時のトラブル対応能力が身につきます。
Webデザイナー、スマートフォンアプリ開発を将来的に仕事にしていきたいのなら、この資格を取得してプログラミング学習のステップにしましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか。高校生からのスタートでも学習方法の選択枠は沢山あり、身につけたらその生産性も高いことでしょう。
学習能力が高い今のうちにプログラミング学習を始めてみてはいかがでしょうか。高校生から始めるプログラミングについてのお話でした。